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【遊戯王OCG】ワンダーウーマンズ~「アマゾネス」デッキ解説【デッキレシピ】

投稿日:2017年11月18日 更新日:

今回のデッキは強き女の象徴、アマゾネスたちのデッキです。古きは無印時代に登場したテーマが、新規カードによって一線級のテーマに。いやー、本当にレジェンドデュエリスト編のパックは僕の心を揺さぶってきますね!このままだと、レジェンドデュエリスト編でもう何個かデッキを組んでしまいそうです。怒涛のデッキ回しと地道なアドバンテージ確保、とっても僕好み。

デッキレシピ

下級モンスター(17枚)
アマゾネスの剣士×1
アマゾネスの賢者×1
アマゾネスの斥候×3
アマゾネス王女×3
アマゾネスペット仔虎×3
巨大ネズミ×3
沼地の魔神王×3
上級モンスター(3枚)
アマゾネス女王×3
魔法(13枚)
アマゾネスの叫声×3
増援×1
テラ・フォーミング×1
ハーピィの羽根帚×1
ブラック・ガーデン×1
融合×3
融合再生機構×3
罠(7枚)
アマゾネスの意地×3
アマゾネスの急襲×3
アマゾネスの弩弓隊×1
融合モンスター(5枚)
アマゾネス女帝×3
アマゾネスペット虎獅子×2
エクシーズモンスター(6枚)
CNo.39 希望皇ホープレイ×1
No.39 希望皇ホープ×1
SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング×1
鳥銃士カステル×1
幻影騎士団ブレイクソード×1
励輝士 ヴェルズビュート×1
リンクモンスター(4枚)
聖騎士の追想 イゾルデ×1
ミセス・レディエント×3

※リミットレギュレーション2018年1月1日版準拠

回し方

レジェンドデュエリスト編で登場した4種の新規カードがいずれも強力で、この4種を軸にデッキを動かしていくことになります。

まずは始めに、場と手札を整えるためにアマゾネス王女を出します。初手で引いていなければ、アマゾネスの叫声などでサーチ。アマゾネス王女を如何にして使いまわせるかが勝敗に直結すると言っても過言ではありません。アマゾネス王女は場に出たとき2番目の効果でアマゾネスと名のつく魔法・罠をサーチできます。このサーチ能力を毎ターン使ってアドバンテージを得ていくのが基本的な動きです。

サーチするカードをそれぞれ解説していきましょう。まず、最もサーチする頻度が高いであろうアマゾネスの叫声は、王女のように魔法・罠だけでなくモンスターも持ってこれる優れもの。墓地に送ることもできますが、手札に入れたほうが得をするカードばかりなので、墓地送りにすることはほぼないでしょう。アマゾネス王女とアマゾネスの叫声で交互にサーチし合うことで、後続を途切れさせないプレーをしていきたいところです。

次にサーチしたいのがアマゾネスの急襲。3つも効果があって、そのどれもがこのデッキの動きを助けます。1つ目の効果で手札のアマゾネスを出すことができますが、この効果で出したいのがアマゾネス王女。融合再生機構、ミセス・レディエントなどでアマゾネス王女をサルベージしておくと、相手ターンにアマゾネス王女を召喚して効果を使えます。2つ目の効果はアマゾネスが全員、異次元の女戦士になるような効果で、戦闘を強力にサポート。3つ目の効果はこのカードが除去されたときの保険で、タダでは転ばないのが優秀。

他、アマゾネス専用のリビングデッドの呼び声であるアマゾネスの意地、アマゾネスの急襲と合わせて使うと相手モンスターを一気に全滅させられるアマゾネスの弩弓隊も様子を見て持ってきましょう。

これらのカードをサーチしつつ、エクストラデッキのモンスターを展開していきます。メインとなるのはアマゾネス女帝とミセス・レディエント。前者は味方のアマゾネスに耐性を付与させ、融合召喚で出された場合は死に際にアマゾネス女王を出せる万能アタッカー。ミセス・レディエントは女帝よりも緩い素材で地属性モンスターの全体強化と、こちらも死に際にサルベージ持ち。この2体で場を整えつつ王女を再利用して手札を溜めていきます。

そして、この動きをサポートするのがアマゾネスペット仔虎。アマゾネスが場に出るたびに手札か墓地から登場する、見た目に似合わないゾンビ的モンスターです。融合・リンク素材に使え、女帝と共に並べれば壁にもなる優秀な相棒です。更に、融合を手札に持ってきながら、融合素材に使った王女をサルベージしてくれる融合再生機構も強力。これらのカードで安定して上記の展開を作り出せるでしょう。

フィニッシュのパターンは、女帝と急襲で盤面を制圧してライフを削りきるのが主。ですが、飛び道具としてアマゾネスの叫声のもう一つの効果が使えます。墓地のアマゾネスの叫声を除外することで、場のアマゾネスモンスター1体に全体攻撃をさせることができますが、これとアマゾネス王女の3つ目の効果、更にブラック・ガーデンを組み合わせると半無限ループが作れます。

その処理は「アマゾネスの叫声で場のアマゾネス王女を選択→アマゾネス王女で攻撃→効果を発動し手札か場のカード一枚を墓地に送ってデッキからアマゾネス王女以外のアマゾネスモンスターを召喚→ブラック・ガーデンの効果で相手の場にトークン召喚→巻き戻しが発生しアマゾネス王女が再攻撃→効果を発動し再びトークン生成→ループ」という流れです。デッキのアマゾネスモンスターが尽きるまでこのループを行えるので、アマゾネス王女をミセス・レディエントで強化したりアマゾネスペット虎獅子でトークンを弱体化させれば一回のバトルフェイスでライフポイントを大幅に削り取ることが可能です。コンボカードが揃ったらコンボを始動して、相手に大ダメージを与えましょう。

あとがき

総工賃は約10,000円也。エクストラデッキをもうちょっと安価なカードと入れ替えればあと1000円位は安くなります。ブレイクソードとかブレイクソードとかブレイクソードとか。

レジェンドデュエリスト編で様々な懐かしのテーマが強化され、使いやすくなっているのは非常に良い試みだと思います。時代に置いていかれたカードたちが再び日の目を見るのは嬉しいことです。

でもちょっぴり不満もあって、例えばこのアマゾネス、新規カードがガッツリ主役なんですよね。新規カードによって既存のカードとテーマを扱いやすく、というより、新規カードが今までのカードを食っちゃってるような。アマゾネスがまとまりのないテーマでバランス調整が大変だったのは分かりますが。

サイバーダークの場合は、カノンもキールもインフェルノも既存のサイバーダークの「サポート」だったわけですよ。今までのサイバーダークが使いやすくするためにカノンたちがいて、カノンたちは大活躍するけども、盤面での主役は昔のサイバーダークのままで。そんなバランスが、既存テーマの強化としては理想的だとは思います。「昔のカードが今でも使える!」ってのは、遊戯王OCGの歴史とアドバンテージだと思っているので。

そう考えると、アマゾネスは新規カードが主役として輝きすぎな気もしますが、でも今までのアマゾネスたちを上手く噛み合わせて尚且つ出しゃばり過ぎないサポートってどうデザインしたらいいのか妄想すら思いつかないので、今回出てきた王女たちもデザイナーが苦心して作ったカードなんだろうなと思います。そんなふんわりとした感想で、今回の記事を終えます。



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