滑らかで猛々しい姿をした高級セダン、チンクエミーラ。そのトルクは所有者がリバティーシティで持つ権力よりも強大です(メチャクチャ大きいということです)。
(Legendary Motorsportでの解説)
「契約」アップデートで追加されたチンクエミーラ。イタリアから来た伊達男に惚れない人間は存在しません。大きな身体で包み込んでくれる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ランパダーティ(Lampadati)
名称:チンクエミーラ(Cinquemila)=5000(イタリア語)
分類:セダン
駆動方式:FR
乗車定員:4人
購入価格:$1,740,000
モデル車の考察
モデルはマセラティ クアトロポルテの6代目ですかね。特にマイナーチェンジ後のデザインがモデルになっていると思われます。
Cinquemilaはイタリア語で数字の「5000」を意味します。モデルのQuattroporteはイタリア語で「Quattro(4、4つの)」と「Porte(扉、門)」を組み合わせた造語で、これは「4ドア」のボディ形状を示す名付けとなっています。なのでCinquemilaもQuattroporteのようにボディ形状か何かを表して関連付けた名前だと思われます。
個人的には、クアトロポルテは代々全長が5,000mm前後あるフルサイズの高級サルーンシリーズなので、Cinquemilaはボディの全長を表した名付けではないかという説を推しておきます。
走行性能
登場時点でセダンカテゴリー最速ということもあり、乗りやすくて速い良いセダンです。スポーツ走行も全く問題なしですね。
加速性能は良好で、低速域から高速域まで淀みなく速度が乗っていきます。発進時はアクセル全開でホイールスピンが見られるもののトラクション面で気になるのはそれくらいで、4駆だと言われたら信じてしまいそうな程度に地面を蹴り出す力があります。最高速もよく伸びるのでロングストレートもバッチリです。
ハンドリング面は穏やかで、ステアリングを切ってからゆっくりと向きが変わっていくものの、重たさを感じるほどではない心地良い緩やかさ。ブレーキ性能もまずまずで、ハンドリング特性もニュートラルなので安心してコーナーを攻められます。どうしてもホイールベースの長さ故に旋回半径が大きく、Rのきついコーナーでは曲がりにくさを感じますが、それ以外ではストレスもなくコーナリングを楽しめるでしょう。
カスタマイズ
パーツの数自体はしっかり用意されていると思いますが、どれも「この車に付けるパーツかなぁ」という印象で、あまり車のキャラクターには合っていない気がしますね。
エアロ類はかなりスポーツ寄りで、バンパーにはガッツリとスプリッターやカナードが付いたパーツが。スポイラーも小さめのリップスポイラーやダックテイルの他にGTウイングなんかが用意されていますが、エアロで車の形を変えられるわけではないので、ただのセダンにレースカー的なエアロパーツを取ってつけたような感じになってしまいます。
その割にはロールケージなどの内装カスタムも出来ませんし、ラリーカーっぽいマッドフラップが用意されているなど、なんとも方向性が迷子になるラインナップ。下手にパーツをアレコレ付けるくらいなら純正のままでいいだろうと思ってしまいますね。
ボディーペイントはシンプルなストライプ柄に、企業ペイント、迷彩柄など。ストライプ柄以外は結構派手な柄が入るので、これまたこの車には合わせるのが難しいペイントが揃っていますね。
感想
スタイリッシュなデザインで非常に高性能なセダンなので、ほぼ純正のまま愛でる分には良い車だと思います。しかし、カスタマイズしようと思うとパーツのラインナップがスポーツカーチックすぎてコレジャナイ!となること必至。もうちょっとデザインそのものがスポーツカー寄りだったら「似合うからヨシ!」と出来たでしょうが、これだけ長くて高級感のあるセダンだと流石に開き直りきれないですね。パーツの数が少なくても前期型クアトロポルテっぽいフロントバンパーを用意するとか、シンプルに的確なラインナップならそれで満足できるんですけどね。
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