FIFAでは公開されていない選手のステータスとしてボディタイプというものが存在します。ボディタイプによって選手が得意とするプレーが異なり、それによって能力値では測れない使用感の違いが生まれることも。選手の使用感を測る一要素として、ボディタイプのことを理解していきましょう。
ボディタイプ以外の選手の能力値については「【FIFA】選手の能力値を理解しよう」の記事をご覧ください。
目次
ボディタイプって何?
そもそもボディタイプとはなんぞやというところから話をします。FIFAに限らずサッカーゲームでは各選手の3Dモデルがそれぞれ作られているわけですが、全選手の専用モデルをイチから作っていたらとんでもない作業量になってしまいます。
なので、一部のスター選手を除いて殆どの選手は汎用モデルを使って、そこから選手の特徴に合わせて体型を変えてみたりして微調整をすることでモデルを作っています。ボディタイプとはそんな各選手がどのようなモデルを使っているか分類したもので、このモデルの違いによって選手の挙動が変わってくるため重要な指標となっています。
ですが、このボディタイプはゲーム中で全く表記されていないため、普通にプレイしているだけでは知る由もありません。じゃあどうやってプレイヤーたちは各選手のボディタイプを調べているかというと、UTプレイヤーの心強い味方FUTBINでこのボディタイプを調べることが出来ます。これから使おうと思っている選手のボディタイプを調べて使用感を考察するのは勿論、自分が好んで使っている選手のボディタイプを知ることで「自分はこのボディタイプが好きだったんだ」と好みの確認もできるので、色々調べてみて知見を深めましょう。
FUTBINで情報が出てこない(n/aと表示される)場合は、同じ選手の他カードでボディタイプを調べると出てきたりしますし、SoFIFAのサイトで調べることも出来るのでそちらも要チェックです。
ボディタイプの種類
固有
専用のモデルを与えられ、更にシュート・ドリブルモーションも専用に作られているタイプです。ネイマールやサラーなど極一部のスター選手がこれに該当し、他の選手とコンタクトした際にはすり抜けるようにして競り勝ったりボールが吸い付いたりする、所謂「ずるい」「くさい」動きをするのがこのタイプです。このタイプは能力値よりも遥かに当たりが強く、動きも軽やかで扱いやすいですね。
ユニーク
シュート・ドリブルモーションは専用では無いものの、モデルは専用で作られているのがこのタイプ。そのため固有に近い動きが出来、数値以上の当たり強さや動かしやすさを感じます。該当選手はカンテやヴァランなど、FIFAで「強い選手」扱いされている選手は大体ここに入っていますね。
リーン
リーンはスリムな体型で、動かすと数値以上にアジリティが高く感じます。その反面フィジカルコンタクトでは数値以上に弱く感じるため、パスやドリブルで崩しに関与するアタッカーに適したタイプだと言えるでしょう。該当選手はブルーノ・フェルナンデスやフィル・フォーデンなど、イメージ通りテクニシャン系が多いですね。
ショート&リーン
こちらは身長が低めなリーンタイプで、同じようにとても機敏な動きが出来るボディタイプです。その分ボディコンタクトには滅法弱いので、フリーなスペースでボールを受けさせてテクニックを発揮させたいですね。該当選手はバレッラやアレハンドロ・ゴメスなど。FUTBINの表記だとショート&リーン―というのもあるそうですが、ほぼ同じものと考えていいと思います。
ハイ&リーン
リーンの高身長版。高身長だとやや動きが重かったり動かしづらかったりする中で、ハイ&リーンだとリーン特有の機敏さと高身長故の高さを兼ね備えるため、スルスルと動きながら空中戦で強さを発揮してくれます。FIFA22での有力選手はタリスカとイサクくらいで、珍しいボディタイプとなっています。
アベレージ(バランス)
その名の通りバランスが取れた、言ってしまえば普通のボディタイプで、特に恩恵が有るわけでもなければ欠点も無いというタイプです。このタイプは能力値による評価を素直に受け取ればいいでしょう。該当選手はベンゼマやマルキーニョスなど。身長が低めなショート&バランスというタイプも存在しますが、有力選手は少ないですね。
ハイ&アベレージ
アベレージの高身長版で、後述するストッキーのようにボディコンタクトに強い代わりに操作感は重め。自分でボールを持って何かをするというのはちょっと難しいので、どちらかというとディフェンダー向きのボディタイプです。該当選手はルベン・ディアスやミリンコビッチ=サビッチなど。
ハイ&アベレージ+
ハイ&アベレージとほぼ似たようなものですが、比較すると若干足が長めで、ボールを刈り取る能力が高めに感じます。守備をやらせると良さげですね。該当選手はミュラーやブスケツなど。
ストッキー
リーンとは対象的なガッチリとした体型で、ボディコンタクトに強いタイプです。その代わり操作感が重く、能力値の上では敏捷性が高めでも鈍い動きに感じたりするので、相手を華麗に抜くよりもポストプレーなどのボールキープをして味方に時間とスペースを与えるプレーの方が向いています。勿論ディフェンダーでもOK。該当選手はデパイやフェキルなど。
ハイ&ストッキー
ストッキーの高身長版で、フィジカルコンタクトは最強クラスですが、操作感の重さも最強クラス。特にドリブル時の重さは相当なものなので、基本的にはディフェンダーに適したボディタイプですね。該当選手はジューレやルカクなど。
役割に適したボディタイプ
ここまで見てもらったように、各ボディタイプでは得意なプレーと苦手なプレーが異なります。役割・ポジションに適したボディタイプなら能力以上の使いやすさを感じますが、逆に適していないと能力値が高くてもイマイチ使いにくいので、その辺りをしっかりチェックしておきましょう。
ストッキー系やハイ&アベレージ2種は動きが重たいので、基本的にはディフェンダー向き。アタッカーの場合でもポストプレーをやらせるなど、自分で状況を打開するのではなく味方を活かす仕事をさせたいですね。ボディコンタクトには強いので、その点を活かしてあげましょう。
リーン系は動きが軽やかなので基本的にはアタッカー向き。ボールを持って何かをする選手ならこのタイプが好ましいです。ボディコンタクトには強くないので、ディフェンスはあまり期待しない方がいいです。なお、ハイ&リーンはボディコンタクトでも強さを発揮できる理想的なボディタイプですが、該当選手がそもそも少ないですね。
固有とユニークは何をやらせても強いので、どんなポジションでも問題なし。アベレージの場合、何をやらせても特に変わりないためこちらもどんなポジションでも問題なし。
キーパーに関してはどのボディタイプが良いのかは明らかになっていません。基本的にはフィールドプレーヤーと同じような影響を及ぼしていると思いますが、フィールドプレーヤーとはまた違った影響があったりするとそれもまた面白いですね。
関連コンテンツ
選手の能力値の見方→【FIFA】選手の能力値を理解しよう
チームの戦術について→【FIFA22・23】戦術の設定を理解しよう
その他の攻略記事について→FIFAシリーズ攻略記事まとめ