The designers and engineers at Benefactor HQ whittled away all the unnecessary components of the modern roadster, leaving the lean, mean, open-top silhouette of the Benefactor SM722.
Available now from Legendary Motorsport: https://t.co/uqsbbbjh74 pic.twitter.com/hGebbcgmfi
— Rockstar Games (@RockstarGames) August 4, 2022
「ベネファクター SM722」が登場。コックピットがオープンな人気のスピードスターです。最強にゴージャスな形でスピード違反の写真に写りましょう。これだけの速度が出せるなら、高速道路はあなたの撮影会場と言っても過言ではありません。レジェンダリー・モータースポーツで好評発売中です。
(ロード画面での解説)
退屈してませんか?ムラムラしてませんか?便秘で悩んでいませんか?今からその全てを解決するための4つの簡単なステップを紹介します。(1)ベネファクターの新オープンスポーツカー、SM722を買う。(2)エンジンをかける。(3)右ペダルに足を乗せる。(4)ちょっとだけ踏む…次に何が起こるかは自分の目で確かめてください!
(Legendary Motorsportでの解説)
「犯罪事業」アップデートで追加されたSM722。どこまでも長いノーズ、取り外されたフロントウィンドウこそがスポーツカーのあるべき姿です。伝説のレーサーへ贈る1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ベネファクター(Benefactor)
名称:SM722
分類:スポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$2,115,000
モデル車の考察
モデルはメルセデス・ベンツ SLRスターリング・モスですかね。同社のSLRマクラーレンをベースに作られた75台限定の特別仕様で、SLRマクラーレンをより300SLRに近づけたオープンカースタイル(ルーフとフロントウインドウを取り払って軽量化した当時のレース仕様)が特徴的です。
今作では300SLRをモデルとする車にスターリングGTがあります。ここで名前が出てくるスターリングとは、恐らく300SLRに乗りスポーツカー世界選手権で大活躍したスターリング・モスの名前からとられたもの。SM722の名前も恐らくStirling Mossのイニシャルから取ってきたもので、722は1955年のミッレミリアでモスが乗った300SLRのカーナンバーが由来でしょう(ミッレミリアでは出走順にスタート地点の出発時刻をカーナンバーにする慣しがあるので、「722=午前7時22分スタート」となります)。
メルセデス・ベンツの高性能スポーツカーの歴史として、300SLRをオマージュしたSLRマクラーレン、その事実上の後継機となるSLS AMG、そしてその後継機となるAMG GTが存在しますが、今作ではSLS AMGをモデルとするスラーノ、AMG GTをモデルとするシュラーゲンGTが登場していました。
そして今回、特別仕様とはいえSLRマクラーレンをモデルとするSM722が追加されたことで、「300SLR(スターリングGT)→SLRマクラーレン(SM722)→SLS AMG(スラーノ)→AMG GT(シュラーゲンGT)」の系譜が完成しました。この4台を並べてベネファクターの歴史に思いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。
走行性能
スペックは高いものの速さとしてはスポーツカーカテゴリーで中の上くらい。走っていて楽しい車ですが、200万ドル級の速さというわけにはいきませんね。
加速性能は良好。最高速もスポーツカーカテゴリーでは上位クラスなのでストレートスピードは申し分なし。ストレートの多いコースであれば力を発揮できるでしょう。
ハンドリング面は常にノーズの長さと重さが気になる感じで、フロントを中心に車が動いていく感覚があります。ステアリングを切るとフロントがゆっくりと曲がっていき、それに追従してリアが動き出す感じですね。そして進行方向に向かおうとするするフロントに対してリアはズルズルと滑るため、どのコーナーでも軽いスライド状態で走ることになります。コントロールしやすい滑り方なので楽しんで走る分には良いんですが、速く走ろうと思うとこの限界の低さは扱いが難しいですね。
ブレーキの効きもイマイチ。特に踏んでから効き始めるまでが長く、一瞬「あれ?ブレーキ踏んでるよな?」と思わせてから速度が落ちていきます。ハンドリング特性と合わせて気づいたらオーバースピードで突っ込みすぎることが良くあるので、あまりコーナーの侵入は頑張りすぎない方がいいでしょう。
カスタマイズ
元がかなり独特なデザインをしていることもあり、大きく印象を変えるようなパーツはありません。スプリッターやディフューザーの変更など純正からちょっとした変化を付けるパーツが大半です。ルーフ部分も座席後ろのバーを少し弄れるくらいで、屋根を付けたりフロントウィンドウを付けたりも出来ません。
スポイラーは小さめのリップスポイラーとGTウイングが半々くらい。個人的にはこのクラシカルなロングノーズのデザインには何も付けないのが美しいと思いますが、よく滑る車なので走りを安定させたいなら何かしらスポイラーを付けるべきですね。
元々ちょっと車高が高めな車で、サスペンション変更による車高の下げ幅はそこそこ。数としては2種類(ストリート・サスペンションまで)しかありませんが、すっぽりタイヤが収まる丁度良い塩梅なのでこれで十分でしょう。
ボディーペイントは太めのストライプ系、非常にシンプルなレースカー風、アーティスティックなものなど全体的にスッキリとしたデザインで統一されています。元がモダンクラシックなデザインなのでシンプルなペイントが似合いますし、どれも色使いが洒落ていて綺麗ですね。
感想
スーパーカー並のお値段でスポーツカーの中の上くらいの性能となると普段ならちょっと辛めに評価するところですが、モデルを考えるとスーパーカーの立ち位置と価値を持っている車ですし、何より走っていて楽しいので個人的にはかなり高評価な車です。大暴れしない範囲でスルーっと滑る車はコントロールがとっても楽しいです。まぁ、そういう限界の低い走りってもっと安い車で楽しむものな気もしますけど笑。
カスタム面もボディーペイントが非常にオシャレなラインナップだったので高評価。特に弄らずとも完成されているデザインなので、改造パーツも車高を調整できれば最低限OKという感じ。見た目の美しさと意外にジャンクな乗り味を楽しめる方にオススメな1台です。
フォトギャラリー
関連コンテンツ
他のベネファクター車について→GTA5/GTAオンラインに登場する企業「ベネファクター(Benefactor)」
これまでのGTA5/GTAオンライン車図鑑まとめはこちら