
こんばんは、麻乃ヨルダです。本日は遊戯王マスターデュエルのデッキレシピ紹介をしていきます。
今回紹介するデッキは「ホルス型ゲート・ガーディアン」。
デッキレシピ
下級モンスター(枚)
増殖するG×2
灰流うらら×3
宝玉獣 コバルト・イーグル×1
上級モンスター(枚)
迷宮に潜むシャドウ・グール×3
最上級モンスター(枚)
雷魔神-サンガ×1
風魔神-ヒューガ×1
水魔神-スーガ×1
迷宮の重魔戦車×3
ホルスの栄光-イムセティ×3
ホルスの祝福-ドゥアムテフ×1
ホルスの先導-ハーピ×1
ホルスの加護-ケベンセヌフ×1
魔法(枚)
おろかな副葬×1
三戦の才×3
フォース・オブ・ガーディアン×1
ラビリンス・ウォール・シャドウ×3
王墓の石壁×1
王の棺×3
墓穴の指名者×2
魔風衝撃波×1
罠(枚)
救いの架け橋×3
地雷蜘蛛の餌食×1
エクストラデッキ(15枚)
雷風魔神-ゲート・ガーディアン×1
風水魔神-ゲート・ガーディアン×2
水雷魔神-ゲート・ガーディアン×1
合体魔神-ゲート・ガーディアン×2
フルール・ド・バロネス×1
No.11 ビッグ・アイ×1
真血公ヴァンパイア×1
天霆號アーゼウス×1
厄災の星ティ・フォン×1
I:Pマスカレーナ×1
クロシープ×1
S:Pリトルナイト×1
双穹の騎士アストラム×1
ゲート・ガーディアンをより強く使うために

原作で迷宮兄弟が使用したゲート・ガーディアン。長らくネタカードとして愛されてきたゲート・ガーディアンも、リメイクにより現代基準の強さを手に入れ普通に遊べるデッキに超進化を遂げました。
とはいえ、1枚初動なんて便利なものはなく、三魔神をデッキに入れなければいけないゲート・ガーディアンデッキはとにかくよく事故ります。そして、ゲート・ガーディアン漢立ちだけでは簡単に突破されるのが現代遊戯王。純ゲート・ガーディアンではパワーも安定感も足りません。
なのでゲート・ガーディアンデッキには混ぜものをするのが定番です。ゲート・ガーディアンテーマは縛りが付かないので、やろうと思えば色んなテーマと混ぜられます。と言っても、ゲート・ガーディアンの独特な動きと合わせられるテーマでないとシナジーは生まれません。

そこで、最も相性が良いと個人的に思っているホルスとゲート・ガーディアンの組み合わせを紹介していきます。これが一番強いゲート・ガーディアンだ!多分!
ゲート・ガーディアンとホルスがマブダチな理由
ではゲート・ガーディアンとホルスの相性が良い理由を見ていきましょう。まず、どちらもフィールド魔法を使うテーマなのが挙げられます。そのため、救いの架け橋を落とすとどちらにもアクセスできて柔軟に動けます。
ホルスは手札コストが重いんですが、魔風衝撃波などのゲート・ガーディアン系魔法・罠がコストとして最適です。墓地効果で三魔神を持ってこられるので、棺の2枚分のコストになってくれます。手札に来た三魔神は仕事が無く墓地に居ても同じなので、気前よく墓地に送れます。
二体合体はフィールドの三魔神しか素材に出来ず、三体合体は手札・フィールド・墓地全部から素材に出来るので、ハンドに来た三魔神に使い道が生まれるのはありがたいんですよね。墓地にも送りたくないなら、石壁でデッキに戻す択があるのも素晴らしい噛み合いです。
そして一番相性の良さを感じるのは最終盤面の強度。ホルスゲート・ガーディアンで目指す盤面は基本的に風水魔神+ホルスになるんですが、この盤面がシンプルに強力。ホルスは一気に除去しないとそれぞれが怒り出して爆アドを稼ぎ、棺を処理しないと返しのターンもワラワラ生えてくるので、相手は1ターンの内に全体除去を決めないといけなくなるんですが、魔法・罠を2回も無効にできる風水魔神が居ると盤面の処理がより困難になります。
更に盤面を固くするのがラビリンス・ウォール・シャドウの存在で、上級モンスター以外は迷宮に阻まれてそのターンの内に攻撃できなくなるため、エクシーズやリンクが主体となるデッキは迷宮をどかさないと攻撃が通せません(攻撃が通せないならアーゼウスも出てこない)。しかし、ホルスが睨んでいるのでそう簡単に迷宮をどかせもしないと、非常に難しい試練を突きつけることができます。
まぁ、ゲート・ガーディアンは事故の多いデッキなので理想の最終盤面が毎回作れるわけではありません。ゲート・ガーディアンでしか動けない、ホルスでしか動けないはあるあるです。ただ、ホルスにさえアクセス出来れば、真血公ヴァンパイアで墓地落としガチャができます。
ヴァンパイアでのガチャはかなりバリューがあり、架け橋やゲート・ガーディアン魔法・罠といったカードを落とせる可能性がある、モンスターを蘇生して次の展開を狙える、相手のデッキを把握して動けるといった沢山の利点があります。
棺のためのコストが足りない時はハンドが増えるとすごく助かりますし、三魔神と重魔戦車がレベル7なのでうらら等を蘇生してバロネスが出せたりします。相手のデッキが魔法・罠を主体とするデッキなら風水魔神を狙いに行って、そうでないなら風水魔神にこだわらず別の展開を見に行くとか、ヴァンパイア一枚で一気に選択肢が広がります。
ヴァンパイアにヴェーラー泡影が裏目なので、基本的にはヴァンパイアは上振れ狙いで出すことが多いです。手札が弱くて、最終盤面がしょっぱくなりそうだからガチャ引くしかないとか、三体合体や風水魔神を先に出してヴェーラー泡影をケアできてたり、手札に三戦の才を持っててリスク管理ができているとか、そういう場面で出します。リスクも多いので、ヴァンパイアを使わずにそれなりの盤面が作れそうならヴァンパイアを出さずにホルスたちを並べた方が安全です。
王が眠る迷宮を守りし番人というコンセプトも噛み合っていて、世界観まで相性の良いホルスゲート・ガーディアン(ホルスはエジプトっぽくて迷宮は中国っぽい異文化タッグですけど)。一度この組み合わせを使うと、もうこの組み合わせしか考えられなくなるくらい綺麗なシナジーを持つデッキなので、どちらかを持っていたり興味がある人は是非握ってみてほしいデッキです。
デッキの評価
デッキの強さは「環境外級」ですかね。安定して勝てるかはともかくランクマで遊べるレベルにはなっています。理想盤面を作れた時の堅さはかなりのものがありますし、誘発耐性が強く増G以外は大体なんとかなるのが長所です。
現環境(2025/9/8時点)はM∀RICEとライゼオルの二強が幅を利かせていて、二強との相性と二強によって歪んだ環境をどう生き抜くかが試されていますが、ホルスゲート・ガーディアンはライゼオル以外は大体良い勝負ができました。
M∀RICEとは相性が良く、流石に先行フル展開をされたら厳しいですが、こちらが先行を取ったら高確率で勝てました。M∀RICEは全体除去を持たないので、ホルスの怒りに触れずに盤面を処理するのが難しく、ホルスたちにまともに仕事をさせてしまうのがキツそうでした。
加えて、ラビリンス・ウォール・シャドウで攻撃も通らないので、キルを取りにくいのも効果抜群。後攻でも、才でネオテンをパクったりしてホルス展開を通したり、風水で罠を封じたり雷風でフォース・オブ・ガーディアンからワンキルを狙うなどして、ちょくちょく拾える試合がありました。M∀RICEが相手でも自信を持って戦えるのはこのデッキを使ってて楽しい点です。
対して、ライゼオル相手は基本的にどうにもなりませんでした笑。まず、先行を取られたら絶対に勝てません。フィールド魔法と永続魔法から動くデッキなので、デドハラで全て終わります。バグースカでも何もできず止まります。
こちらが先行を取っても、誘発を積むスロットがないデッキかつモンスター効果無効を基本立てないデッキなので、ライゼオルの展開は大体素通り。好き放題展開されて、色んなエクシーズで盤面を切り崩されます。M∀RICEには有利なのにライゼオルにはボコボコ、謎の三竦みが出来上がっています(ホルスゲート・ガーディアン→M∀RICE→ライゼオル→ホルスゲート・ガーディアン→……)。
M∀RICE・ライゼオル環境でよく飛んでくる誘発はロンギヌスとドロバ。どちらも効かない時は効かないし、効く時は効くって感じで、そこまで刺さらないのは助かってます。ロンギは除外が出来ないとゲート・ガーディアンが出せないのが困るけどホルスは通る(架け橋頼みの手札だとヤバい)、ドロバは棺が持ってこられていれば関係ない(石壁初動だと死)って感じでした。
フワロス・プルリアはほぼ無視できるので、増G以外のドロー系誘発は怖くないです。ニャルスは効くけど殆ど見ないし。うららはイムセティに打たれると終わりですが、シャドウ・グールと架け橋を囮にすると通せる確率が上がります。
ヴェーラー・泡影も基本的には効きませんが、ヴァンパイアに打たれるのはちょっと困ります。風水か三体合体でケアできるんですけど、そもそも合体魔神を出せてる時はヴァンパイアに頼らないですからね。
デッキをもっと厚くしてデッキパワーを嵩増しする構築もあるんですけど、誘発耐性が結構ある+イムセティ止められたら終わるデッキで、デッキを厚くして誘発耐性を低くするのが嫌で、自分は40枚に抑えています。おかげで墓穴と才を引ける確率が上がっているので、誘発に対して殆どストレス無く遊べています(三魔神を素引きする確率も上がっちゃってますけどね笑)。
三千の才が3積みされているのは、先行も後攻もこのカードが無いと手数が足りないから。先行はハンドが足りない、後攻は他に捲り札が無いからこれに頼るしか無いで必須カードになっていたので、1枚でも2枚でも足りないから3枚入れるしかありませんでした。ピーピングで次の動きを考えることもできますし、ヴァンパイアくらい1枚で複数の仕事をしてくれるスーパーマンでしたね。
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