一人でじっくりとサッカーライフを楽しめるキャリアモード。その中の監督モードはチームを運営しながら試合をして遊べる伝統的なモードですが、なんだかやることが沢山あって何をしたらいいのか実はよく分かっていないまま遊んでいるという人も多いのではないでしょうか。
というわけで、キャリアモードをあまりやったことのない人や、やっているけど詳しいことはよく分かっていない人向けに、キャリアモードにおける様々な要素を解説・攻略しまとめていきたいと思います。
今回はユースアカデミーの運営と選手の育成に関わる部分を話していきます。
FIFA21版はこっちの記事を見てね。
ユース選手のスカウト
まずはユースアカデミーに入れる選手を見つけるためスカウトを雇います。スカウトはGTN(グローバルトランスファーネットワーク)のスカウトと似たような仕様で、経験と判断のステータスがあり、ステータスが高いほど給料が高くなります。
スカウトは一月毎にめぼしい選手を見つけてくるのですが、一月に見つけてくる人数は経験が高いほど多くなります。そして、判断が高いほどポテンシャルの高い選手を見つけてくる確率が上がるので、出来るだけ経験も判断も優秀なスカウトを揃えたいですね。スカウトは3人まで雇うことが出来るので、予算が許すなら優秀なスカウトを3人までフルに雇用したほうがいいでしょう。
ちなみに、最初に選択肢として出されるスカウトの能力が気に食わない場合、適当なスカウトを雇っておいてすぐに解雇すると新しい5人が選択肢に出てくるので、これでスカウトをリセマラすることができます。ただスカウト解雇すると違約金を払わないといけないので地味に出費が嵩みます。程々のところで妥協しましょう。
スカウトを雇ってもそれだけでは仕事をしてくれないので勤務地の国を指定してあげます。何処の国なら優秀な選手が出やすいとかは無いので、好きな国を選べばいいでしょう。国を指定したらどれくらいの期間スカウトを続けるのかを3〜9ヶ月の間で指定しますが、特に拘りもなければ9ヶ月にしておけばいいと思います。
スカウトを送り込んだら一ヶ月後からレポートが送られてくるので、若い才能達をチェックしていきましょう。
チェックの仕方
スカウティングされた選手は年齢やポジションなどの色々なデータを見ることが出来ますが、アカデミーに引き入れる場合に見るべきポイントは一つだけです。それはPOT(ポテンシャル)の上限がどれだけ高いか。現在の能力は気にせず、将来性だけを見ていきましょう。
ポテンシャルの上限は最も高い選手で94。上限94の選手を見たらとりあえずアカデミーに入れればいいでしょう。完璧を求めないのであれば、94でなくても90台の選手なら十分です(自分はどうせ育てるなら最高の選手を!と思うので94に拘りますが)。
ユースアカデミーに入れられる選手数は16人まで。ユースの選手もちゃんと給料が設定されていて選手を増やすと支出が増えますが、トップチームの選手たちと比べたら大した額ではないのであまり気にしなくて大丈夫です。
アカデミーの選手が16人に達するとそれ以上は有望な選手が見つかってもアカデミーに入れられなくなってしまうので、アカデミーの選手をシニアチーム(トップチーム)に昇格させるかアカデミーから放出させるかして枠を空けましょう。
スカウト期間が終わると最後のレポートで「この国/地域のスカウト網は完成しました」と表示されます。ここでOKを押すとスカウトしなかった選手たちのレポートが全て消えるので、最後は悔いが残らないようスカウトしておきたい選手は全員スカウトしておきましょう。
スカウトが終わったら、また次のスカウトをしてもらうために同じように国を指定して期間を指定して仕事を任せることができますが、その際に担当するエリアは前に担当したエリアでも大丈夫です。「スカウト網完成したって言ってたじゃん」と思いますが、問題なく選手を発掘してきてくれます。ただ、前と同じエリアだとポテンシャルの高い選手を発掘しにくくなっているような感じもします。
ユースアカデミー
アカデミーに入れられた選手たちも一月毎にレポートが更新されていきます。最初は「70〜94」など範囲が広すぎて正確な数字が分からなかったポテンシャルが、月を追う毎に範囲が狭まってきてより具体的な数字が見えてきます。
最初のスカウトでは上限94でも実はあまり才能が無かった選手だと「72〜82」などどんどんポテンシャルが下がってきてしまいますが、本当に才能があった選手は「88〜94」などどんどん下限が上がってきて、ちゃんと育てれば確実に一流選手になってくれる数字になります。このくらいまでポテンシャルの高さが確実になってくれば間違いなく大物になるので安心して育てていきましょう。
ちなみにポテンシャルの下限と上限は最大で「93〜94」です。ここまで来たらもう最高ですが、そこまで拘らなくても優秀な選手にはなってくれるので「88〜94」くらいを狙っていけばいいと思います。
しかし、ユース選手をトップチームに上げるまでいくつかの障害があるので場合によってはそれをクリアしないといけません。一つは年齢で、15歳以下の選手をトップチームに引き上げることは出来ません。16歳から適齢となるのでそれまで待ちましょう。
もう一つは他所からのオファーで、適齢に達した選手は他所からのオファーに応じて旅立ってしまう可能性があります。そのため、ポテンシャルのチェック中でまだ「85〜94」など一流になるか分からない状態でもオファーを貰って引き抜きにあうことも。そういった場合は先にトップチームに昇格させて選手を満足させるか、旅立つ選手を見守るか自分で判断しましょう。
トレーニング
さて、有望な選手をトップチームに昇格させたら出場機会を与えていかないといけません。今作はダイナミックポテンシャルがあるので試合に出ないとポテンシャルが落ちていってしまうからです。しかし、ユース上がりの選手はまだまだ能力が低く試合に出してもお荷物。少しでも能力を上げて活躍しやすようにしておかないといけません。そのためにトレーニングを活用します。
週に一度、5人までの選手を選んでスキルゲームでやるような練習メニューをこなし、選手の能力に経験値を振ることができます。メニューの難易度はイージー、ミディアム、ハードがあり、難しいほどクリアした時に得られる経験値が多いです。ただ、メニューにはクリアした時の評価もA、B、C……とあり、高得点でクリアしないとメニューの効果を最大限活かせません。ベストはハードなメニューを最高評価(A)でクリアすることですが、あまりにも苦手なメニューならミディアムくらいで済ませた方が良いかもしれません。
練習メニューは基本的に「練習開始」を押して自分で選手を操作してプレイすることになりますが、「シミュレート」を選ぶと操作せずにメニューが消化され、ランダムで評価がつきます。「全シミュ」では5人までの全員のメニューを一気に自動で消化できるので便利です。いちいち練習やるの面倒くさい!という人は全シミュで済ませてもいいと思います。
なお、シミュレートをした時の評価は完全にランダムで、難易度ハードだろうがイージーだろうがA〜Fの中で自動的に選ばれます。トレーニングは全てシミュレートで済ませたいと考えているなら、ハードのメニューを選んでいけばいいでしょう。
トレーニングメニューを考える時、毎回選手を選んでメニューも選んで、だと結構大変です。その場合は、△で「前のセッションをロード」をすれば前回やったトレーニングメニューが再現されるので、簡単に同じメニューでトレーニングを行うことができます。
しかし、選手が代表に招集されたり怪我をしたりしてチームを離れるとトレーニングができなくなり、そうするとトレーニングのルーティーンが崩れてしまいます。それが嫌ならOPTIONボタンで「プリセット」を選択すればトレーニングメニューの保存とロードが行えるので、それも選択肢に入れておきましょう。
選手の選び方
トレーニングをさせる選手はトップチームとユースチームの中から自由に選べるので、ユース選手でなくとも能力を上げたい選手がいればどんどんトレーニングさせるべきです。というわけでここからユースの話から脱線してしまいますが、トレーニングの細かい部分について話していきたいと思います。
トレーニングで選べる選手には「有望選手」のマークが付いている選手がいて、このマークが付いている選手は「ポテンシャルと年齢的にまだ伸び代があるよ」という選手で、トレーニングの効果が他の選手よりも高いです。折角なので有望選手のマークが消えるまでガッツリとトレーニングをさせましょう。
有望選手のマークが付いていなくても年齢が若めの選手はトレーニングの効果が高いので、まだまだ伸びそうだなと思う若手は育ててあげてもいいでしょう。既にポテンシャル上限まで育っている中堅や、衰えが始まったベテランはやはりトレーニングの効果が薄いので、よっぽどの愛着がない限りは後回しでいいですね。
メニューの選び方
トレーニングをさせるならどのメニューを選んでどの能力を伸ばすのかも重要になります。大事なのは「選手の実用性を高めたい」のか「選手の市場価値を高めたい」のかハッキリさせることですね。その選手を試合で使うことを想定して育てるのか、売却も見据えて育てるのか、です。
実用性を高めたいなら、その選手をどのポジション・役割で起用して、その起用法なら何の能力が欲しいかを考える必要があります。例えばSBだと、どんどん攻め上がってほしいならクロスなどパス能力を上げたいですし、あまり上がらず後ろで待っていてほしいなら守備能力を上げたいところです。
価値を高めたいなら、レートに直結する能力だけひたすら上げていけばいいですね。CBならタックル、WGならドリブルなどですね。CMだけは厄介で、どの能力も満遍なく求められるのでトレーニングの一部の能力を鍛えても中々レートが上がりません。CMは試合に起用して全体の能力を底上げしていく方が合っています。
基本的には上の考え方でトレーニングメニューを決めていけばいいですが、状況に応じて少しやり方を変えたほうが良い時もあります。というのも、選手ごとに伸びやすい能力と伸びにくい能力が設定されているので、ここを伸ばしたい!と思ってもトレーニングで全然経験値が入らないこともあります。その場合は「そういうタイプの選手なんだ」と思って他に伸びやすいところを鍛えるトレーニングに切り替えたほうが効率が良いですね。
あとは、伸び代があるけど全く育っていない部分の能力を鍛えるのも有効だったりします。例えばアタッカーは守備的な能力がボロボロな場合が殆どですが、足が速かったりスタミナがある選手なら守備能力をある程度鍛えると自分でボールを奪ってショートカウンターを発動できる凶悪なアタッカーに進化するので、一見必要なさそうな守備能力を鍛えるのが良い強化に繋がったりします。
試合で伸びる能力
トレーニングでも選手の能力は伸ばせますが、やはり選手にとっては試合に出るのが一番の成長機会となります。そして活躍できれば能力の伸びは早くなり、能力が上がれば活躍しやすくなる好循環に入ります。
選手の能力は全体的に上がっていきますが、ここでも選手ごとに伸びやすい能力と伸びにくい能力が設定されていて、伸びやすい能力はガンガン上がって伸びにくい能力はとてもゆっくりと上がっていきます。選手のレートが+1される頃には傾向が分かってくるので、成長性も含めて自分の求める選手像と合致しているのか確認していきましょう。
そして、試合で伸びる能力にはもう一つ、選手の素質とは別に作用する要素があります。それは、「選手が試合でどんなプレーをしていたか」です。
例えば、毎試合スタミナ切れ寸前まで走らされているCMはどんどんスタミナが増えますし、チームでポゼッションしてパス回数が多いGKはキック精度がどんどん高くなっていきます。そのため、試合で起用するほどに自分好みの選手に育っていくことも。なので、まだ伸び代がある若手なら多少能力に不満があっても起用し続けて必要な能力を伸ばしていくのも楽しいですね。
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