もしこの車が話すことができるなら、「中年の危機に直面してる」と言うでしょう。秘書との不倫がきっかけの離婚ほど高くはつかないこの車なら、両方を同時に実現することは可能です。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
優れたルックスで見る者を魅了するF620。次世代のオセロット像を示すスポーツカーです。オセロットの未来を感じさせた1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:オセロット(Ocelot)
名称:F620
分類:クーペ
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$80,000
モデル車の考察
モデルはジャガー XK(X150型)ですかね。フロントマスクはマセラティ グランツーリズモの要素が含まれているように見えます。ボディラインはアストンマーチン DB9っぽくも見えますが、この辺りはモデルを考えると納得のデザインか。
オフラインではイプシロン・プログラムに参加しているジミー・ボストンがこの車を乗り回しています。カラーは当然ベビーブルー。また、ミッションの「チェイスダウン」ではデビンから赤いF620を受け取りスーパーカーたちとレースを繰り広げることになります。
過去作ではザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー(TBoGT)で登場。荒々しいエンジン音をかき鳴らしながら走る高性能スポーツカーでした。
走行性能
スポーツカーカテゴリーにいてもおかしくないようなスポーティーな車ですね。重厚なエンジン音も気分を高揚させてくれて楽しい車です。
加速性能はそこそこで最高速も高め。トラクション性能も良く、しっかりと地面を掴んで加速していきます。同クラスのスポーツカーたちと比べると少しスピードは落ちますが、クーペの中では高性能でしょう。
コーナリング面は不安定なところがあり、基本的には弱アンダーですがリアの荷重が抜けると簡単にリアがブレイクしてしまいます。一気にズルっと滑るタイプなので場合によってはスピンしてしまいます。ブレーキ性能は高めで踏めば止まってくれるので、しっかりと減速して慎重なコーナリングを心掛けましょう。
カスタマイズ
固有の外装パーツは無し。エアロ付けて楽しむような車でもないししょうがないか。
感想
GTAの車のデザインは合体事故を起こしていたり現実味の無いチープなデザインになっていたりすることもありますが、F620のデザインはすごく綺麗というか、元のジャガー XKより好きだなと思ってしまうほどクールに感じます。素人なので単に見た目の印象で言っているだけですが、色んな車から取ってきた要素が上手く混じり合っているなと思いますね。端正な顔立ちだ。
モデル車について
ジャガー XK(X150型)
高い性能と美しいデザインで人気を博したジャガー XK。その2代目が2006年にデビューを果たす。デザインを担当したのはアストンマーチン DB7などを手がけたイアン・カラム。カラム以前にジャガーのデザインディレクターを努めていた故ジェフ・ローソンはレトロ趣味なデザインでヒット作を次々と生み出していったが、カラムはモダンなデザインで新たなジャガー像を構築することを決意。ジャガーの古き名車Eタイプをモチーフにしつつ、DB9にも似たモダンスタイルでジャガーの次の方向性を指し示した。
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