こんばんは、麻乃ヨルダです。本日は遊戯王TCG遊戯王マスターデュエルの2025年10月のリミットレギュレーションを見ていきましょう。
M∀RICE粛清!
アレコレ話す前にまずはリミットレギュレーションの内容を見ていきましょう。
・禁止
No.41 泥酔魔獣バグースカ
・制限
M∀RICE<P>Dormouse、封印の黄金櫃、M∀RICE IN UNDERGROUND
・制限解除
サンダー・ボルト、ナイトメア・スローン、青き眼の賢士、暗黒の招来神、七精の解門、ピュアリィ・デリシャスメモリー
ここ数ヶ月の環境、デュエリストカップの結果などから、マリスにガッツリ規制が入りました。レアリティの関係とドロー効果の凶悪さからチェシャキャット禁止なども予想されていましたが、ストレートに初動となるURをズバズバ規制してきましたね。
効果が通ったらやりたい放題のドーマウス、ドーマウスにアクセスできる黄金櫃とアングラが一気に制限まで規制されたことで、マリスは大きく安定感を削がれました。勿論、出力が落ちるわけではありませんし、リペアをするカードも沢山あるので、まだまだ環境に居座るだろうなとは予想できます。
ただ、代わりに入るであろうサイバネット・マイニングや闇の誘惑などはサーチやドローで誘発に引っかかりやすく、先行マリスの一番どうしようもなかった点である恐るべき誘発耐性はかなり削がれたので、これまでよりも健全なデッキになったのは間違いありません。
黄金櫃とアングラの貫通は本当にバカバカしく、先行展開を汎用手札誘発で止められないのに、展開が通ったらまず捲られない盤面が出来上がるわけですから、とんでもない先行勝率になるのも必然でした。また、ドーマウス黄金櫃アングラはドロバがあっても動けるカードなので、ドロー系誘発を打たれても自分でドロバを投げてこの3枚で動いて問題なく盤面を作れるのも異常でした。
この3枚が規制されたことで、ドロバ下での動きが苦しくなったマリス。マリスの規制に伴い、ライゼオルがよりシェアを広げればライゼオルメタでドロバも増えるでしょうし、今回の規制はマリスにとって重たいものになりそうです。
禁止を望む声が非常に多かったアポロウーサは今回も規制を免れました。実際、マリスの強さをウーサが支えていたかと言えばそういうわけではないので、ウーサを規制してもマリスの弱体化に直接繋がるわけではないということで、規制するにしても今では無いと判断されたのでしょう。ウーサ禁止よりも今回の3枚制限の方が遥かに重いですからね。まぁ、それはそれとしてはよ禁止にしてくれと思いますけど笑。これでもマリス止まらなかったらウーサを、かな。
酔いを覚ます時
ライゼオルはまだパック販売中なこともあり直接の規制は無く、バグースカの禁止で落ち着きました。レベル4が2体並んだだけで殆どのモンスターを無効化でき、自分のターンには表示形式を変えるだけで封印を解除できてしまう「生きたスキルドレイン」は、いつ潰されてもおかしくないパワーカードでした。
ランク4が山程出るライゼオルではあまりにも簡単に出るモンスターで、おまけにバグースカを守るフォトンブラストやクロスも添えたりして、ホールスラスターで出てきたりもして暴れ放題だったので、不健全なカードとして禁止に。今後ランク4が立つテーマが出てくる度にバグースカが問題児になるのが目に見えているので、ここでサヨナラしちゃいましょう。SRだし、商売的にも居なくなって問題なし。
では、ライゼオルが健全になるかというと、ここはだいぶ怪しいです笑。バグースカが居なくなった代わりに、先行制圧の札でヴェルズ・ウロボロスが出てハンデスなど他のランク4が出てくるだけな感もあるので、ライゼオルにとっては「選択肢が一つ減ったか」くらいで終わりそうです。バグースカ超便利だったけど、無いなら無いでやれるよねと。
そんなわけで、「M∀RICEは大ダメージ」「ライゼオルは微ダメージ」くらいの改定でしょうか。順当に行けばライゼオルがよりシェアを伸ばして今度はライゼオルが頭一つ抜けそう。ただ、マリスは安定感が落ちただけで出力が変わったわけではないので、展開さえ通っちゃえば今まで通り。
また、ライゼオルがシェアを伸ばせばみんなライゼオルをメタるようになって、マリスを見ている場合ではなくなるので、ロンギやカオハンの採用率は下がるでしょう。そうなると、除外メタが無い環境で伸び伸びとマリスが暴れる可能性もあるので、結局二強は変わらない気もします。新弾で何が来るか次第でもありますが。
ユベルたちが解放!
緩和組はユベル、ブルーアイズ、ピュアリィ。この3テーマの特徴としては、「デドハラで死ぬ」こと笑。フィールド魔法や永続魔法から動き出すデッキなので、デッドネーダーを置かれると真正面からハラスメントされます。なので、次の環境に向けて緩和してもそんな影響ないっしょと思われていそうです。
まぁ、先攻を取ってしまえばハラスメントもされないので、デモンスミスと組んで力をつけたユベルが初動を安定させてちょっぴり良い位置に来るかもしれません。ブルーアイズは元々現環境でも戦えていて、賢士が準制限でも大した影響が無かったので、ほんのり強化くらい?ピリ・レイスの地図とか使わず直で賢士引きやすくなってちょっと助かるみたいな。ピュアリィは、今帰ってきても大変そうです笑。
サンダー・ボルトは制限解除で、MDでも3枚使える時代に。モンスターを全てぶっ飛ばせるのは今でも凄まじいカードパワーですが、後攻でしか使えない捲り札ですし、場合によっては魔法・罠を退かせるライトニング・ストームの方が優先されることも多く、破壊耐性持ちのモンスターには耐えられてしまうので3枚使えても問題ないだろうという感じですかね。現環境でもデッドネーダーに耐えられちゃいますし。
なので、緩和組は次の環境に大きな影響は与えなさそうでしょうか。前回の緩和ではジェムナイトが大幅に強化され、二強環境に食って掛かれるようになるほどの大きな緩和になりましたが、今回の緩和は「影響ないし返してええか」という返し方。
個人的にはナイトメア・スローン、暗黒の招来神、七精の解門が帰ってきてくれたことで、「千年ユベルサクリファイス」デッキなどの悪魔族やキュリオスギミックを使うデッキが遊びやすくなるので嬉しいです。とばっちり規制されていた幻魔くんたちもこれで元気になります。これらのカードでどんな変なデッキを強化しようか考えたいですね。
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