えー、今回は遊戯王OCGで作ったデッキたちの振り返りをしたいと思います。振り返りというのは、作った当時のことと今の状況を考えて、アレがダメだったねコレがダメだったねとデッキごとの反省です。当時は良いデッキだと思っていたけど、今にしてみると粗だらけだー!ってことで。
いつものリセット癖の記事でも触れましたが、一度OCGの熱が冷めて、また再燃して、新デッキたちをガンガン作り上げているところなんですが、旧デッキたちはどうしてるかというと、あえなく解体されています。流用できるパーツを新デッキたちに供給し、またいつの日か出番が来る、のかな?と、残りのカードは我が家のストレージでスヤスヤ眠っております。
ただ、デッキは解体したけれどデッキレシピの記事は残っていて、これを消してしまうのはもったいない。しかし、納得の行かないものをそのまま残しておくのもなんか嫌だし、むむむ。じゃあ、反省会をして、その古臭くなったデッキレシピたちに対する自分の考えを書いていこうじゃないかと。そうすれば、供養って言い方は変だけど、過去のデッキに対して気持ちの区切りがつけられるんじゃないかなぁと思った次第です。面倒な性格ですね!
で、対象となる(解体された)デッキは、「D-END軸D-HERO」「レインボー・ネオス」「ウリア」「デッキ破壊」「Sin」「終焉のカウントダウン」「カウントダウン型時械神」の7つですね。記事の順番的に、「帝王」から「ディストピアガイ軸D-HERO」の間にあるデッキは全部解体されました。南無南無。では順番に「D-END軸D-HERO」から話していきましょうか。
D-ENDが出ない「D-END軸D-HERO」
記事はこちら。
「ディストピアガイ軸D-HERO」の記事でも書いているのですが、残念なことにD-ENDが出てこないんですよこのデッキ。タイトルどこ行ったんだって感じですけど。
原因は、「切り札とコンセプトの乖離」です。元々D-ENDをポンポン出そうという考えで組んだものの、ヴァイオンの登場で安定的にデッドリーガイを召喚して墓地肥やし等ができるコンボが発見され、そっちの方に気を取られた結果、D-ENDデッキとしてもD-HEROデッキとしても中途半端なモノに。ごちゃごちゃしちゃったんですね。
ARC-V時代に出たD-HEROの新規カードたちはどれも強力で、デッキの回転力を大幅に高めてくれるものばかりなんですが、旧カードとの相性がそんなに良いわけではない!特に、旧D-HEROで切り札であったBloo-Dやらドグマガイとは。まぁ、ARC-Vのエドの切り札はダスクユートピアガイなど融合モンスターで、Bloo-Dとか出てきませんでしたからね。サポートカードが融合モンスター向けになってしまうのもしょうがない。
一応D-ENDも融合モンスターですが、D-ENDは「D-HEROの名前を持っていない」「素材の縛りがきつい」ので、やっぱり噛み合わせが悪く、新規カードとは仲良くなれそうでなれない。一応、強引にランク6エクシーズで新規D-HEROとD-ENDを繋げてみたわけなんですが、新ルールで「エクシーズモンスターが邪魔!」となってしまい、苦し紛れの策も使えなくなったと。ダメだこりゃ。
それでしばらく放置していたんですが、解決策を見つけたんですね。そうです、D-ENDを諦めることです。それで作ったD-HEROはまぁよく回る回る。展開もスムーズで、課題であった守備の脆さもカバーし安定したデッキに。生まれ変わってめでたしめでたし。
いや待て、結局D-ENDが放置されたまんまだけどいいのか?でも、今のところD-ENDを活かす策が思いつかないので、それまではお蔵入りです。さようなら。
出したあとどうすんの?「レインボー・ネオス」
記事はこちら。
このデッキも上のD-ENDと似たような問題を抱えているデッキで、レインボー・ネオス自体は出るんですけど、「出すだけで精一杯で、レインボー・ネオスで勝負を決められないとあっさり逆転負けする」「安定感を増すためにHERO要素を強めると、今度はレインボー・ネオス要らなくね?」と、本末転倒な状態に。この匙加減がすごく難しくて、うーんうーんと頭を捻った末、匙を投げました。で、放置。
レジェンドデュエリスト編2のパックが発売され、新たに宝玉獣サポートが登場したせいか、一時レインボー・ネオスの記事へのアクセスがちょっと増えました。「なんかレインボー・ネオスに関するカード出たんかな?」とチェックをしたら、どうやら「融合識別」で「究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン」を指定することで、メインデッキに究極宝玉神がいなくても融合が成立するコンボが発見されたようで。
なるほどと思い、それらのカードをデッキに組み込んでコンボを試してみました。うん、微妙。あんまり問題が解決されなかった。もうちょっと考えれば、うまく回せるバランスになるのかもしれませんが。
レインボー・ネオスを使う際にどうしても避けられない問題として、手札事故があります。そもそも素材がレベル7のバニラとレベル10の召喚条件がクッソ厳しいモンスター2体なので、それらが手札に来た時点で苦しいわけです。しかも融合なので、モンスター2体と融合1枚で3枚を消費しなくちゃいけない。そして出てくるのは、耐性を一切持たない大型モンスターなので、どれだけ安定感を増すよう努力をしてもピーキーなデッキになるわけですよ。
で、融合識別を使うことで手札事故に関しては軽減することができますが、でも融合識別を使うことでレインボー・ネオスを出すための消費カードが最低4枚に増えて、しかも融合識別を使うためには場にモンスターが居ないといけなくて、いやどっちにしろキツくない?
その上でレインボー・ネオスを安全に出す、レインボー・ネオスを場に維持するなんて考えだしたら、どうやっても手が回らん!良策が思いつきません。さようなら。
低速なのにザル守備「ウリア」
記事はこちら。
当初はガチで作ろうと思っていたけど、段々とネタ方面に傾いたというか、「ウリアで攻撃力10000スゲー!」と頭の悪い方向に。まぁ、それは別にいいんですよ。
このデッキもある意味新ルールのとばっちりを受けたようなデッキで、元からだいぶ不安定なデッキだったものの、豊富な防御カードでなんとか時間稼ぎをしてウリアに繋げるデッキだったんですよ。が、リンクモンスターがその防御カードたちを無力化させてしまったんですね。
グラヴィティ・バインドはレベルのないリンクモンスターには使えず、安全地帯とデモンズ・チェーンで縛っても、リンクモンスターの素材として使ってしまえばそれでいいわけで、しかもどのデッキにも大抵1枚はリンクモンスターが入っているので、どのデッキが相手でもメタられているのと同じような状況になってしまいました。これは厳しい。ロックをかけようにも、リンクモンスターを召喚するだけで解除されてしまうんですね。
じゃあ永続罠に頼らず防御となると、ウリアのパワーはそこまで上がらないし。そもそも、作った当時の環境ですら遅かったこのデッキでは、今の環境だと勝負する暇もなく切り捨てられてしまうので、コンセプトそのものを見直さないといけないのではと。そう思って、見直さずに時が過ぎております。アイディアが降ってきません!幻魔サポートが増えれば、あるいは、うーんうーん。さようなら。
あとがき
そんなこんなで、苦悩しつつ過去デッキと向き合っているわけですが、こうして尽く匙を投げてしまう理由は分かっています。今になれば分かるけど、当時は分かっていなかったので、こんな悩ましいデッキばっかり作っていたんですな。次回は、残りのデッキとその理由について書いていこうかなと思います。反省〜!(日光猿軍団的な)
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