バンシーは現代スポーツカーの代表格です。軽量できれいな流線形と完璧なラインでデザインされた低い車体。その非常に長いボンネットに下にあるのは、ドライバーの見事な男気とスペースを奪い合う、驚異的なV8ツインターボのみです。ですがどうか信じてください。ベースモデルはスタートに過ぎません。私達にお任せいただければ、夜通しステロイドを摂取し続けてピークを迎えたバンシーが別のバンシーを食べてしまったような姿に仕上げてみせます。
ベニーズ・オリジナルモーターワークスでカスタマイズ可能(Benny’s Original Motor Worksでの解説)
「ジャニュアリー2016」アップデートで追加されたバンシー900R。特徴的なロングノーズに大パワーのエンジンを詰め込んだモンスターマシンです。カスタマイズで更に逞しくなった1台を見ていきましょう。
目次
車両データ
メーカー:ブラヴァド(Bravado)
名称:バンシー900R(Banshee 900R)
分類:スーパーカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$670,000(バンシー:$105,000+カスタム費:$565,000)
備考:バンシーをベニーズに持ち込みアップグレードすることで入手
モデル車の考察
元のバンシーは各世代のダッジ バイパーをベースにマツダ RX-7(FD3S型)の要素が入ったような車でしたが、900RはRX-7の要素がより強くなりました。ボディーペイントなどを見ても、RX-7に寄せていることが分かります。
ただ、名前の900Rは、アメリカのチューニングメーカー「ヘネシー」が手掛けたバイパー用のチューニングパッケージ「Hennessey Venom 700R」が元となっているようなので、バイパー要素もしっかり生きていますね。700Rはエンジンパワーが700馬力なことから名付けられたようですが、900Rのエンジンパワーは果たして……?
後のアップデートでFD3S型RX-7をモデルとするZR350が登場。以前はこのバンシー900Rが車好きのプレイヤーからFDとして扱われていたのですが、FDによりそっくりなZR350が出たことでバイパー要素の強いバンシー900Rは「いややっぱこれバイパーでしょ」みたいな空気になってしまいました。まぁこっちはこっちでFDをモデルとするボディーペイントが色々あるので、まだFDと言い張れないこともありません。多分。
ボディーペイントの元ネタ
ストップライト・レーサーは、映画「ワイルド・スピード」でドミニクが駆るFDでしょうか。
黒のツートンは、映画「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」でハンが駆るFDでしょうか。
ブラヴァドレーシングドリフトカラーは、ニュージーランドのドリフトドライバー、マッド・マイクが駆るFDでしょうか。
走行性能
元のバンシーから全体的に能力が底上げされ、特に最高速はスーパーカーの中でも高い方です。ハイウェイを駆け抜けるにはもってこいですね。
ただ、加速力は並で、それ以外の性能についてもスーパーカーというよりスポーツカーの上位程度の性能なので、サルタンRSと同じような立場です。クラス分類のせいで、レースには向かないクルマですね。
コーナーでの安定感は低め。カスタマイズにもよりますが滑りやすく、体制を崩しやすいので慎重に操作しましょう。開き直ってドリフトを楽しむのもいいと思います。
カスタマイズ
ベニーズ系なので改造パーツは豊富です。内装まで細かく手を加えられます。外装パーツは、元からゴテゴテにエアロで武装されているのであまり変化をつけられるところはないんですが、フロントバンパーは大きく印象を変えることができます。中にはRE雨宮のFDっぽいバンパーもあります。
ルーフは取り外す事もできるので、気分によってハードトップ仕様とオープン仕様を切り替えましょう。
車両取引のビジネスではスタンダードレンジ枠の車で登場するので、そこでカスタマイズを試したり試乗したりするのもいいでしょう。また、車両取引のビジネスやボスジョブにて、ストリートレーサーがこの車に乗って襲ってくることがあります。ワイルド・スピード仕様の900Rなので映画のファンとしては嬉しいのですが、こちらの利益をゴリゴリ削ってくるのでビジネス的には全く嬉しくないです。
ここから余談。個人車両はアクションメニューでドアを開け閉めできますが、その中のボンネットを開く操作でちょっとした遊びができます。
900Rのフロントガラスとボンネットの間くらいの位置に立ち、アクションメニューでボンネットを開くとボンネットが発射台のようになり高くジャンプできます……それだけです。しかし、想像している3倍くらいは高いジャンプができるので暇な方はやってみてください。妙な面白さがあります。
感想
FDとバイパーがくっついた車とは不思議な感じですが、案外違和感がないような、やっぱりちょっとあるような。とりあえずアメ車として見ればいいのか日本車として見ればいいのか困ります。設定は完全にアメ車なんですけど。
甲高い固有のエンジン音が心地よく、適度に滑らせて遊ぶこともできるので、楽しい車ですね。昨今の追加車両と比べると購入価格が安めなのもいいです。まぁ、ベニーズ系は改造費が本体代と同じくらいかかるんですけど。その分改造が楽しいので大目に見ます。
モデル車について
ダッジ バイパー
60年代の名車、シェルビー コブラを意識して作られたアメリカンスポーツカー。ロングノーズのボディが目を引くが、その下に隠されたエンジンこそがバイパーの真骨頂。積み込まれたV型10気筒エンジンは元々トラック用の物で、排気量8Lに馬力は400馬力オーバーと、サイズもパワーも強大。ビッグなエンジンをスポーツカーのボディに積み込んだバイパーは、市販車としてもレースカーとしても出色の出来を見せた。
マツダ RX-7(FD3S)
ロータリーエンジン搭載のスポーツカーとして名を馳せたSA22C、FC3Sの後継車。美しい流線型のボディ、更に進化したロータリーエンジンと、マツダのスポーツカーとして最高傑作のマシンに仕上がった。唯一無二のスポーツカーとして国内外で愛されたマシンだったが、排気ガス規制もあり2002年に惜しまれつつ生産終了。ロータリーマシンの系譜はRX-8に受け継がれた。
フォトギャラリー
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