人間が考えたデザインなど、もはや時代遅れです。研究開発の部署を潰し、数値流体力学の教科書と挑発的なアニメをスーパーコンピューターに与え続けた結果がこちらです。タイパンを運転するということは、非常なまでのスピードの追及と、恐ろしいカーブに身を任せると言う事です。覚悟してください。
(Legendary Motorsportでの解説)
「南SAスーパースポーツシリーズ」アップデートで追加されたタイパン。世界最速のロードカーを目指したマシンです。アメリカ生まれのハイパーカーを見ていきましょう。
車両データ
メーカー:シュヴァル(Cheval)
名称:タイパン(Taipan)
分類:スーパーカー
駆動方式:MR
乗車定員:2人
購入価格:$1,980,000
モデル車の考察
モデルはヘネシー ヴェノム F5ですね。フロントとリアのデザインは変えられていますが、ボディ形状はそのままですね。
リアのデザインはトリオン ネメシスですね。こちらもF5と同じく狂ったパワーを持つアメリカンハイパーカーなので、同じようなキャラクターの2台をくっつけたでしょう。
名前のタイパンは、強力な毒を持つヘビの一種が由来のようです。モデルのヴェノムが「毒」を意味する名前なので、毒と蛇を繋げたのでしょう。
走行性能
モデルの車ほどではありませんが、最高速がトップクラスで、ハイウェイを駆け抜けるには申し分のない性能です。
しかし、加速性能はスーパーカーの中ではイマイチ。特に立ち上がりのもっさり感が気になり、ちょっと息の詰まる加速感です。
ハンドリングはやや重たく、グリップ力も微妙でダラダラと滑りがち。最高速以外はあまり期待しないほうがいいと思います。
カスタマイズ
スーパーカーなので改造パーツは少なめです。サブカラーと連動できるパーツはいくつかあるので、カラーリングで個性を出しましょう。
デフォルトのホイールは、内側の部分がサブカラーと連動します。この車独自の機構を大事にしたいなら変えないほうがいいでしょう。
感想
一応、登場初期の段階からはテコ入れがされて、性能が上方修正されたようですが、それでもちょっと微妙な走りだと思います。
なにより、乗っていてあんまり楽しくないというか、スーパーカーっぽい凄まじい加速感、地面に吸い付くグリップ、鳴り響くエンジンサウンドのどれもが物足りないので、これに200万ドルを出すのは厳しいかな、というのが正直な感想です。
「最高速が高い」と言っても、他のスーパーカーと比べて格段に速いわけでもなく、この車ならではの優位性を見出しづらいですね。モデルの車が大好きな人以外にはあんまりオススメできません。いや、むしろモデルが好きな人ほど物足りなく感じるかも。
モデル車について
ヘネシー ヴェノム F5
アメリカのチューニングメーカー、ヘネシーパフォーマンスが生み出したハイパーカー。世界最速のロードカーを目指して開発されたF5は、そのコンセプトに恥じない規格外のパフォーマンスを誇る。最大出力1600馬力を誇るエンジンにより、0~300km/h加速は10秒以下。最高速は300mph(約483km/h)に到達する。名前の「F5」は、竜巻の規模を表す等級で最高ランクのF5から付けられており、F5の竜巻は風速261~318mph(約420~512km/h)と定義されている。
トリオン ネメシス
アメリカの新興メーカー、トリオン・スーパーカーズが開発中のモンスターマシン。排気量9Lを誇るV型8気筒エンジンの最高出力はなんと2000馬力。最高速は400km/hオーバーになるとされており、トリオンの野心が伺える。それでいて、街乗りの車として不足が無いよう十分な居住性を確保するという。その困難な挑戦からか、2016年に販売を予定していたネメシスは2018年現在もまだ販売に至っていない。
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