日本製の「イントルーダー」は、高性能なドイツ製高級車の対抗馬としてカリンから発売されました(言い換えれば、そっくりそのまま模倣し、質の劣るパーツを使用して半値で売っています)。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
日本製セダンの代表格であるイントルーダー。ファミリー層から走り屋層まで広く人気を集める車です。チューニングカーにも最適な1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:カリン(Karin)
名称:イントルーダー(Intruder)=侵入者(英語)
分類:セダン
駆動方式:FR
乗車定員:4人
購入価格:$16,000
モデル車の考察
モデルは、日産 シーマ(F50型)もしくは姉妹車のインフィニティ Q45ですかね。リア周りは日産 セフィーロ(A31型)に似ている気がします。
過去作ではSAと4で登場し、SAでは特に目立たない一般的なセダンでしたが、4では現在のデザインとなりトライアド(中国系マフィア)の使用車にもなったことで存在感が高まりました。
また、トライアドの乗るイントルーダーは「イントルーダー VX」と呼ばれる仕様で、全体にエアロパーツが装着された仕様でしたが、今作ではカスタマイズによって似た仕様を作ることができます。
(SAのイントルーダー)
(GTA4のイントルーダー)
(トライアドの乗るVX仕様)
走行性能
走りはいかにも安価なセダンといった感じの重たさで、加速はフル改造を施してもマッタリ。しかし、ハンドリングは意外にも軽く、素直に方向を変えてくれます。
また、最高速はかなり出る方で、十分に加速できる直線さえあれば高速走行を楽しめます。高速を流したりするといい感じですね。
カスタマイズ
各部分に1つずつだけですが、ボディ全体にエアロパーツが用意されています。それらパーツを一通り装着すると、あっという間にVIP仕様セダンもとい前作のVX仕様の出来上がり。いかにも日本の走り屋やチンピラが乗り回していそうな車になっていいですね。
感想
ある意味このゲームで最も日本車らしい日本車だと思っている車で、VIP仕様にして夜の街を走っているとロスサントスが新宿あたりに見えてくるような、すごい「日本感」を持った車です。
うまく説明できませんが、とにかくVIPカーとなったこの車が画面内にあると、途端に周りの景色が日本に見えてくるような、不思議な雰囲気を持った車ですね。他の日本車モデルの車に乗っても「アメリカに輸入された日本者だな」と思うだけなのに、イントルーダーは周りの景色ごと飲み込んでしまうような……不思議。
モデル車について
日産 シーマ(F50型)
日産の市販高級セダンラインナップの頂点に君臨していたシーマ。初代こそ爆発的な売上で「シーマ現象」と呼ばれるほどの人気を誇ったが、その後は景気の後退もあり売上が低迷。そして2001年、21世紀の始まりに合わせて再起を図る4代目のF50型が登場した。しかし、インフィニティ(日産の海外専門高級ブランド)でもQ45の名で売り出されたこの車は、ユーザーからの評価こそ良かったものの、結果的には販売不振に終わってしまう。
日産 セフィーロ(A31型)
スカイラインやローレルとシャーシを共通するFRセダンとして登場した初代セフィーロ。30代男性をメインターゲットに据え、セミオーダーメイドの販売方式や、斬新なフロントマスクで注目を集める車となったが、ライバルのトヨタ車に押されたこともあり販売は低迷した。ただ、本来の高級セダンとしての売上が伸び悩んだ一方で、チューニングベースとしての優秀さから、走り屋には人気の1台となっていった。
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