FUTに新たなカード群、「UCL Live」が登場しました。正確には、FIFA19の初期からデータは確認されていて、ついに実装となったこのカードたちですが、今回はその詳細について迫りましょう。
UCL Liveとは
UCL Liveは、文字通りUEFA チャンピオンズリーグ(以下:CL)に関連したカードで、現実の試合に応じてカードの能力がブーストされるという、OTW(ワンズ・トゥ・ウォッチ)に似た特性の特殊カードとなります。
しかし、あくまで似ているのは現実とリンクした能力ブーストというだけで、実態はかなり異なります。なので、OTWとLiveの違いを比べてみましょう。
OTWとの比較
タイミング
OTWは、そのカードと同じ選手がTOTWに選ばれると、自動的にOTWの方の選手カードも能力がアップグレードされるというもので、週に1度能力ブーストされる可能性があります。
UCL Liveは、そのカードの選手が所属するチームが、CLで上のラウンドに進むほど自動的に能力がブーストされるという仕様です。具体的には、グループステージ突破、ベスト16の1st Legで勝利、ベスト8進出、ベスト4進出、決勝進出、優勝の6回になるそうです。
また、MOTMカードにその選手が選出されると、Liveカードもアップグレードされるようです。ただ、MOTMカードはあまり登場回数が多くないため、こちらのブーストはあまり期待できないかもしれません。
OTWはその特性から投機の対象となっており、週末に相場を動かす存在となっていますが、UCL Liveも能力ブーストの期待から、CLの試合ごとに相場を動かす存在になるのではないでしょうか。
予想の仕方
OTWは単に週末の1試合によって能力が変動するかしないかを予想できますが、UCL Liveの方は少し複雑です。
グループステージなら、自チームだけでなくグループ内の他チームの状況によってベスト16の可能性が大きく左右されますし、決勝トーナメントに進んだあとは組み合わせ抽選の結果、1st Legでの結果など、予想に必要な要素とタイミングが多いです。
しかし、OTWの場合は1つの試合の試合中の時点で値動きがほぼ完了してしまうため、「活躍を信じて試合前に買っておく」くらいしかないのに対し、Liveは1つ試合が終わってもその合間に次の展開を予想するタイミングが生まれるので、投機の戦略を立てやすいと思われます。例えば、抽選の際に比較的楽そうな相手に当たったから買ってみようとか、1st Legで負けちゃったけど2nd Legでの逆転劇に期待して買ってみるとか、そうした戦略性はLiveの方が強いのではないでしょうか。
ブーストの可能性
OTWの場合、TOTWに選出されるかどうかが全てなので、「TOTWに選出されやすいかどうか」が重要となります。要は、点に直接絡んで勝利に貢献できるアタッカーはTOTWに選出されやすいし、チームが勝利してもアタッカーの活躍に隠れてしまいがちなディフェンダーはTOTWに選出される可能性が低いということです。
それに比べると、Liveはチームが上のラウンドに上がれるかどうかが全てです。勿論、本人がチームに貢献すればチームが上のラウンドに上る可能性は高まりますが、本人が活躍しなくてもブーストの可能性があるのはいいですね。また、アタッカーもディフェンダーも同様に能力ブーストのチャンスがあるため、ポジションを気にする必要はありません。
能力
元々の能力についてですが、OTWは通常カードと同じ能力となっているのに対し、Liveは元から通常カードよりも強い能力となっています。能力が気に入れば、ブーストなどの要素は関係なくLiveカードを使ってみるのもいいかもしれませんね。かなり割高ですけど。
あとがき
イベント続きでてんやわんやなFIFA19のUTで、また新たに相場をかき乱す存在が登場しました。もう明日のことすら分からないよ!という状態ですが、頑張ってついていきましょう。
なお、データ上には「UEL Live」カードの存在も確認されており、UEFA ヨーロッパリーグが始まればこちらのカードも登場すると思われます(トレ不可は出始めていますが)。「CLのオマケ」的な扱いをされがちなELですが、既にミランやアーセナルといった強豪チームがELに来ているため、UEL Liveも中々に豪華な面々が揃いそうです。となると、こちらも相場を動かす要因になりそうな。勘弁してくれ!
まだ確認はできていませんが、CLからELに落ちたチームのLiveカードは、UEL Liveに変化し、ELで勝ち進むとアップグレードされるとか。これが本当なら、グループステージで落ちたチームのカードは狙い目になるかも。
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