モンスタートラック、いやそれともただのモンスター?何と呼ばれようと、巨大な37インチホイールがくだらないレッテルを全て踏み潰します。言い方を変えるなら「カリン エヴァロン」は、シティ・ホールを破壊するほどのパワーを詰め込んだ、公道走行可能なピックアップトラック。リバティーシティの平均的なアパートより大きく、オイルタンカーより燃費の悪い2トントラックは、全身で「どうでもいい」と主張しています。黙って渋滞にはまっていないで、周囲をなぎ倒して行きましょう。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「ダイヤモンドカジノ強盗」アップデートで追加されたエヴァロン。地球環境に関する重要な調査か、はたまたおバカな実験か、どちらにせよ北極を走りたくなったらこの車です。極地でも走れる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:カリン(Karin)
名称:エヴァロン(Everon)
分類:オフロード
駆動方式:AWD
乗車定員:4人
購入価格:$1,475,000(調達ミッションでこの車を選択して「カジノ強盗:フィナーレ」をクリアで$1,106,250に割引)
モデル車の考察
モデルはトヨタ ハイラックス(第8世代)ですかね。フロントマスクには第7世代の要素も含まれているように見えます。第3世代のハイラックスをモデルにしているレベルとは繋がりがあるかもしれませんね。
普通のピックアップトラックよりもタイヤが大幅に大径化され車高も上がっていてさながらモンスタートラックのような姿をしていますが、これはArctic Truck(北極トラック)と呼ばれる北極や南極での走行を想定した極地仕様でしょう。というわけで、厳密なモデルはハイラックス(第8世代)のArctic Truckですね。
アイスランドには「ARCTIC TRUCKS」という国際企業があって、頑丈なAWD車を極地仕様に改造して貸し出したりする事業をやっていたりします。ベース車となるのはトヨタのハイラックスやランドクルーザーが殆どで、極地でも走れちゃうこの辺のトヨタ車は流石としか言いようがありません。
ただ、近年のこの2台は開発製造コストの削減や電子装備の追加によって過去のモデルよりも耐久力が落ちているというのが、自身が出演していた番組「Top Gear」でハイラックスのArctic Truckに乗ったこともあるジェレミー・クラークソンの談。ARCTIC TRUCKSのメカニックも「昔のモデルはほぼ無改造で極地を走れたけど、最近のモデルはかなりの補強が必要」と話しているそうで、「頑丈さ」の点だけで見ると一概に新しい方が優れているとは言えないようです。
「ロスサントス・ドラッグウォーズ」ではNASCAR仕様のホットリングエヴァロンが登場。ただ、エヴァロンという名前はついていてもこちらはハイラックスではなくタンドラがモデルなので、少なくともこの型のエヴァロンをそのままホットリングレーサーにした車両というわけではなさそうです。
走行性能
見た目の印象通り、ピックアップトラックとモンスタートラックの中間のような車です。凄まじい走破性を持ちつつ取り回しもしやすいのが良いですね。
トラクション性能が非常に高く、加速も最高速もオフロードトラックにしてはかなり高め。重量級の車体を前へ前へと押し出す強烈なパワーがあります。
コーナリング時の動きは見かけによらずとても素直で、巨体のトラックであることを忘れそうになるくらいスムーズに動いてくれます。ブレーキ性能も高く、少し慣れれば巨体を振り回して遊ぶことができます。カラカラ 4×4を思わせる楽しさですね。
走破性はもちろん素晴らしいです。モンスタートラックのように山々を軽々と登っていけます。重心が高めでバランスを崩しやすいのもモンスタートラック同様ですが、マーシャルやリベレーターよりは重心が低めで横転しづらく、バランスを崩したときの挙動の乱れも大きくないのでモンスタートラックよりも扱いやすいです。個人的にはモンスタートラックよりも荒れ地を走りやすいと思います。流石に障害物等を乗り越える力は本職のモンスタートラックには負けますが。
地味に気になるのはパーツの耐久性で、意外と簡単にバンパーが外れかかってしまいます。用途を考えてもガツガツぶつけるのが当たり前だと思うので、ちょっと脆いなと思ったらアーマーを強化しておきましょう。
カスタマイズ
色違いのパーツもかなり多いですが、パーツの数は豊富です。巨大なグリルガードで迫力を出したり、ルーフにラックを置いたり荷台にコンテナを載せて生活感を出したり、ロールケージで競技用トラック風にしたりと、オフロードトラックでやりたい改造が一通り揃っています。
ボディーペイントはシンプルながらもパンチの効いたストライプ系、モンスタートラックのようなファイヤーパターンに企業ペイントなどが揃っています。
感想
日によって降雪イベントが起こる冬の大型アップデートの時期に、寒冷地仕様に改造されたトラックを出すとはロックスターもニクイことをしてくれます。雪道でも自由自在なこの車で雪山を登って遊んでいます。
見た目も性能も気に入っている車ですが、値段はやっぱりちょっと高いかなと思います笑。特殊なカスタムが施されたトラックなので、高すぎる!とまでは言いませんが、気軽にトラックに出せる金額でもないよねって感じですね。買ってみれば楽しめる車だとは思うので、トラック好きの方はどうぞ。
モデル車について
トヨタ ハイラックス(第8世代)
驚異的な耐久力を誇るピックアップトラックとして世界的に知られるトヨタのハイラックス。7代目からは新興国市場を狙うプロジェクト「IMVシリーズ」に組み込まれ、乗用車として使いやすい高級感、トヨタならではの安定した品質、値段を抑える低コスト化が推し進められてきた。8代目もこのコンセプトを踏襲し、タイを始めとした世界各国で人気の車となっている。日本での販売は2005年に生産終了した6代目を最後に行われていなかったが、仕事で旧世代のハイラックスを使うユーザーたちから新型ハイラックスを求める声が多かったため2017年に8台目の日本仕様が販売された。国外向けに大型化された新型が日本のユーザーに受け入れられるのか懐疑的だったトヨタはハイラックスの国内販売に慎重だったが結果は成功。ただ、実際に8代目を購入していったメインユーザーはハイラックスを仕事で使う層ではなく、レジャー用に使う富裕層だった。
フォトギャラリー
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