開催したいのがテニス大会だろうと乱交パーティーだろうと(文字どおりの)血祭りだろうと、あるいは全部だろうと、この究極のアメリカン・クラシックが持つ防音着色ガラスの向こうにある広々とした空間では、どんなことだって実現可能です。トランクを開ければ、備え付けの特別設計パワーホースを取り出して血や排せつ物の掃除もできます。パンダ革の内装をきれいにして、後悔も全部洗い流しましょう。政治家御用達の一台です。
(Legendary Motorsportでの解説)
チノは完璧な車に最も近い存在と言えるかもしれません。あなたは「ありのままが美しい」からと言って、奥様の生涯に渡る美容整形を拒めますか?このサイズの車であれば、考え得るどんな改造でも施せます。その浪費三昧を永久不滅の車体に思う存分反映させたいのなら、ヨーロッパに引っ越して反逆罪で死んだほうがマシというものです。
ベニーズ・オリジナルモーターワークスでカスタマイズ可能。(Benny’s Original Motor Worksでの解説)
「ダーティー・マネー」アップデートPart2で追加されたチノ。大統領も乗った名車を自分のものに出来るチャンスです。陰謀とスキャンダルの世界に飛び込む1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ヴァピッド(Vapid)
名称:チノ(Chino)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$225,000
メーカー:ヴァピッド(Vapid)
名称:チノ・カスタム(Chino Custom)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
カスタム費:$185,000
備考:チノをベニーズに持ち込みアップグレードすることで入手
モデル車の考察
モデルは1965年式のリンカーン コンチネンタルですかね。レジェンダリー・モータースポーツの解説文では「政治家御用達」と書かれていますが、これはジョン・F・ケネディ大統領が大統領用リムジンとしてリンカーン コンチネンタル(コードネーム「SS-100-X」)に乗っていたことを揶揄したものでしょう。テニスと乱交パーティーについても、ケネディ大統領の数々のセックススキャンダルを揶揄したものでしょうね。
走行性能
アップデートで追加された車両なので他のクラシックアメリカンと比べるとやや高めの価格設定ですが、性能は他の車とどっこいどっこいですね。むしろマッスルカーの中でもかなり下の方の速さだと思います。
加速はそれなりにスムーズな方ですが最高速が低く、限界まで加速しても速度が伸びません。コーナリング時の動きは穏やかで乗りやすくはあるのですが、速くもないのでのんびりドライブするのに向いた車です。
カスタム版は加速・最高速やコーナリング時の動きの軽さなど様々な部分で性能が向上していますが、あくまでちょっと改善された程度なので実際に乗ってみても大きな変化は感じません。ノーマル版と比べて大きく車高が下がっていますが、その影響もそこまで感じませんね。
カスタマイズ
ノーマル版でもそれなりに改造パーツが用意されていて、フロントにチンスポイラーを付けたりルーフを脱着したりと見た目の印象を大きく変えることができます。また、シャーシの項目では室内に飾り板を置くことができます。ベニーズ車両でもないのに飾り板の改造ができるのは面白いですね。
カスタム版は内装パーツが非常に充実していますが、外装パーツに関してはノーマルとほぼ変わらないラインナップです。ノーマル版でも十分にパーツが用意されていたのは確かですが、グリル部分などにも追加パーツがあればよかったですね。
ボディーペイントはローライダーらしいカスタムペイントが沢山。どれもチノの高級感ある佇まいによく似合うペイントとなっています。
感想
べニーズ車両はカスタム版が完全な上位互換となることも多いですが、チノの場合はノーマル版なら高級車風のカスタム、カスタム版ならローライダー風のカスタムとキャラクターの違う改造が出来て棲み分けされているのがいいですね。どちらのバージョンでも楽しめる良い車だと思います。
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