対魔忍RPGに夏を感じさせるイベントがやってきました。魔界の門を調査しに行った鹿之助は、幻影の魔女と思わしき記憶喪失の美女と出会いトラブルに巻き込まれていく……というストーリーのレイドイベントです。鹿之助と不知火ママの一夏の出会いがちょっぴり切ないお話でした。
愛のためなら手段を選ばず
ストーリーは磯咲伊紀が意中の相手であるふうま小太郎に惚れ薬を飲ませようと画策しているところから始まります。稲毛屋のお婆さんに調合してもらったという惚れ薬(媚薬)は、飲んだ人間の記憶を消し、その後最初に強く心に訴えかけた相手を最愛の相手と思い込んでしまう代物なようです。めちゃくちゃやべーじゃねーか!惚れさせるだけじゃなくて記憶吹っ飛ばしちゃうの?もはやそっちがメインじゃない?
初恋の相手である小太郎に惚れ薬を飲ませるためトロピカルジュースに惚れ薬を入れる伊紀ですが、こんな手段で小太郎を落としてもそれは本当の愛なのか?と苦悩しているようで、結局薬入りジュースを飲ませるのはやめてしまいます。
しかし、伊紀がジュースから目を離した間に、誰かがジュースを持ち去ってしまったようです。一体誰が……
それにしても伊紀、「正々堂々つきまとい、いつか本物の愛を勝ち取ってみせる!」とか「そんなメス豚どものことはさっぱり忘れてもらい」とか、短い話の中で行動も言動も危険さが滲み出ているのが面白い。対魔忍RPGのストーリー初登場でいきなり強烈なインパクトを放ってます。
ふうまたち独立遊撃隊は魔界の門らしき魔力の痕跡を調べるためとあるビーチに。シュヴァリエに協力を求め、共にビーチに向かった一行でしたが、運転手を務めるドラウグル・オーガストの荒っぽい運転で鹿之助が車酔いしてしまいました。みんなと離れホテルで一休みしていた鹿之助は1人でビーチを歩いていたのでした。
すると、鹿之助はチンピラにナンパされる女性を発見。その女性はあの「幻影の魔女」のはずですが、なぜかチンピラをあしらえず困っている様子。そんな状況に疑問を抱きつつ助けに入る鹿之助(カッコいいぞ!)。女性に絡んできたチンピラを撃退した鹿之助でしたが、騒ぎを聞きつけたチンピラの仲間たちがやってきては多勢に無勢。女性を連れて逃げることにします。
チンピラから逃げ切った鹿之助は女性が記憶喪失であることを知ります。どうやら伊紀の特製ジュースを飲んでしまったのはこの人だったようです。そんな2人は人気の無い場所でちょっと良い雰囲気に……
鹿之助たちを見失ったチンピラたちは撤収しようかと考えていましたが、そこにチンピラのリーダーであるタツヤが登場。チンピラたちが良さげな女性を見つけたことで上機嫌になるものの、見失ったことを知ると一転して激昂。何やら様子がおかしいタツヤ先輩にビビりながら、チンピラたちは捜索を再開します。
鹿之助を置いて門の調査をしているふうま一行。小太郎はチンピラから逃げて身動きが取れない鹿之助に、調査は自分たちだけで大丈夫だから後で助けに行くと伝えます。調査自体は問題ないようでしたが、シュヴァリエはこの地の門の瘴気が人を怪物に変える恐れがあると危惧します。タツヤ先輩は門の瘴気にあてられてしまったようです。
鹿之助と女性がお互いの話をしていると、そこにチンピラたちがやってきます。チンピラたちの後ろには、タツヤ先輩と呼ばれているおぞましい怪物が。付き従うチンピラたちも混乱する中、伊紀が鹿之助を助けに駆けつけます。特製ジュースを飲んでしまった人を探し回りここに辿り着いたようです。
なぜここに居るのか?なぜ女性が記憶喪失であることを知っているのか?なぜ記憶喪失を治せる薬を持っているのか?と鹿之助にツッコまれる伊紀でしたが、強引に誤魔化して異形化するタツヤ先輩に立ち向かうのでした。
先輩との戦い
(ぐ、グロい……)
タツヤ先輩は本気で嫌悪感を覚える醜悪なデザインなので、見ているだけで結構キツイですね。SAN値がゴリゴリ削れていくのを感じます。
それはともかくとして、この肉塊先輩強いです。有利な魔性属性のユニットを揃えてもあっさり落とされてしまったのでなんでだろう?と戦闘を注視していると、素で火力が高いのに加え、呪いとデバフを高頻度で撒いてくるのが原因だと分かりました。
ステータスが半減してしまう呪いは流石に対策なしじゃヤバいと感じ、呪い対策でメリィをリーダーに置くことに。魔性属性ですし丁度いいですね。回復もできるので戦闘面でも仕事してくれます。
デバフに関しては最新装備の清流を試してみたんですが、ランダムなので効果が確実じゃない・解除してもすぐに追加のデバフを入れられる・清流を複数人に装備させるとダメージレースで遅れを取る、とイマイチ効果的じゃないなと思って自分は不採用にしました。強ユニットが揃っていれば清流装備でもしっかりダメージを入れられると思いますが、自分の戦力じゃちょっと厳しい。清流はデバフ解除の確率もっと上げるか確定で解除になってくれないと使いづらいよなぁ。
以下、自分のイベント用部隊です↓
メリィ 輝煌4、陰影2
【嗤う邪悪】朧 無双4、迅刹2
死々村 孤路 天賦4、奮迅2
天宮 紫水 無双4、迅刹2
リリム 疾駆4、迅刹2
あまり難しいことは考えず、メリィで呪い対策してリリムでATKデバフ、紫水でDEFバフと回復を挟んで、あとは魔性アタッカー2人で頑張れという構成にしました。まぁ、ユニットが揃っていないのでこれくらいしかできることが無いんですけど。
現状はこのパーティーでオートにしてそこそこ生き残れたりしているんですが、守りに重きを置いているせいもありダメージレースでは遅れを取っている感は否めないですね。参加者が2〜3人のレイドに早くから入っても時々MVPから漏れてしまうので、リリム抜いてアタッカー入れたりして、生き残ることよりも特攻覚悟で攻め重視にしてもいいかもとか考えています。
ただ、途中参加でレイジモードに入っているところから戦うと一瞬で落とされるので、疾駆4で速攻ATKデバフを入れてくれるリリムが良い仕事をしてくれるんですよね。なのでどのレイドでも安定して貢献度を稼ぐならこの布陣かなぁと思ったり。先輩のHPに応じて部隊を変えるのも面倒だし。
本当はサポートで呪い耐性を付与して、メリィの枠をもっと高性能なヒーラーに変えたりするともっと戦いやすいんでしょうが、フレンドでメリィとかをサポートに置いてくれている人が少ないのでアテにならないですね。レイドでサポされても得が無いのでメリィをサポートにしてくれ!とも言えないですし、今回のイベントのためにフレンド整理をするのもなぁという感じです。結局このパーティーが現状の最適解ですかね。
ひと夏の淡い思い出
タツヤ先輩の放つ呪いで力を奪われていき、追い詰められる鹿之助と伊紀。ボロボロになる鹿之助ですが、見ず知らずの女性を守るため何度でも立ち上がります。それを見て奮い立つ伊紀。そして、その2人の裏で女性は真の姿を表します。やはり記憶喪失の女性は幻影の魔女だったのです。
幻影の魔女は解毒剤も飲まずに薬の効果を打ち消し、元の力を取り戻します。幻影の魔女は自ら薬を飲み、記憶を失ったままでいることを選んでいたのです。
力を取り戻した幻影の魔女はタツヤ先輩を瞬殺。近くで隠れていたしもべ達を呼び寄せ現状を把握し、諸々の後始末を任せるのでした。幻影の魔女は伊紀と鹿之助に近づき2人のビーチでの記憶を消去。彼女も1人の女性から幻影の魔女へ戻り、今日の出来事を胸に仕舞い込むのでした。
束の間の愛を育んだ鹿之介と不知火でしたが、ビーチでの一件を鹿之介は忘れて不知火は覚えたままなのがなんとも切ないですね。「今日のことは夢ーー決して実現しない、幸せな夢」という台詞が、鹿之介にだけでなく自分自身にも言い聞かせているように思えます。淫魔王に堕とされた身では、どこで何をしていようが淫魔王の呪縛からは逃れられないようです。
小太郎たちが門を封印し鹿之介たちの元にやってきますが、その頃には既に幻影の魔女たちの痕跡はなく、誰もそこで何があったかを覚えていません。鹿之介も自分の身に何が起きたのか思い出せませんが、なんだか一つ大人になったような清々しい顔をしていたのでした。
そして、なぜここに居るのか小太郎に聞かれた伊紀は慌てて偶然だと誤魔化すのでした。ちゃんちゃん。
短いお話でしたが、伊紀のぶっ飛び具合と不知火の可愛さを味わえるいいお話でした。いずれ不知火を救い出すシナリオが来たとしたら、ゆきかぜと共に鹿之介もキーパーソンとして活躍してくれるのではないかと妄想が捗りますね。不知火と鹿之介のおばおねショタも良いですね。自分の同級生と母親のカップリングなんてゆきかぜがどう思うのかは知りませんが……
あと稲毛屋の技術力ヤバい。好感度大幅アップさせて回想見られるようにするあのアイスとか何が入ってるんでしょうね。くわばらくわばら。
ところで……
デカ過ぎんだろ……(テニプリ)
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