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GTA5/GTAオンライン車図鑑「ヴァピッド ウィンキー(Vapid Winky)」

投稿日:2020年12月21日 更新日:

1945 ウィンキーは戦争記念コレクションに加えたい理想の1台です。秘密の隠れ家に置いたところを想像してみてください。その隣には銃剣や不発だったグレネードが飾られています。もちろんまだ使えるものですが…まさかこれを使って戦いに繰り出すつもりじゃないですよね?

(Warstock Cache & Carryでの解説)

「カヨ・ペリコ強盗」アップデートで追加されたウィンキー。小型四輪駆動車の有用性を世界に知らしめた名車です。第二次世界大戦の英雄を見ていきましょう。



車両データ

メーカー:ヴァピッド(Vapid)
名称:ウィンキー(Winky)
分類:オフロード
駆動方式:AWD
乗車定員:3人
購入価格:$1,100,000(カヨ・ペリコ強盗の偵察ミッションをクリアで$825,000に割引)
備考:マップでは専用アイコンで表示

モデル車の考察

モデルはウィリスMBおよびフォードGPWですかね。これまた各方面から怒られないかとヒヤヒヤする非常に再現度の高いデザインとなっています。

モデルから考えるとこの車は初代ジープということでメサの先祖にあたる車ですが、メーカーはジープをモデルとするカニスではなくフォードをモデルとするヴァピッド。ウィリスMBの委託生産先であるフォードの方がモデルとして優先されたようです。

走行性能

性能はオフロード車の中だとだいぶ低めで、とにかく加速が鈍いです。ずっしりとした加速感でノーマル状態だとその辺のトラックやバンと大差ない速さです。フルカスタムしてやっとちょっとはマシかなという程度になります。最高速も105km/h程度と伸びません。

トラクションはあるので急勾配も頑張って登れますが重量感が強く止まりそうな速度で必死にちょっとずつ登ることになります。勾配によっては降りて走って登った方が速いくらいですね。

動きそのものはそれなりに軽めで、ややオーバーステアは出ますがスムーズなコーナリングができます。ただブレーキの性能は低めで止まりきるまで結構な時間が掛かるため急カーブでは早めの減速を。悪路での安定感はそれなりですが、やはり加速の鈍さとブレーキの弱さが目立ちあまり気持ちの良い走りにはなりませんね。

まとめると、基本的には観賞用のクラシックオフロードカーといったところです。見て楽しんで、オフロード走行は無理のない程度に走るような車です。とはいえ、カヨ・ペリコ強盗の偵察ミッションではこんな車でも貴重な移動手段となるので上手く乗りこなしてあげましょう。

カスタマイズ

ミリタリー感のあるオフロード系パーツが豊富に揃えられていて楽しくカスタマイズができます。どれもこの車のキャラクターに合ったもので良いですね。フロントの印象が大きく変わるグリルパーツも選んでいて楽しいです。

ボディーペイントは武装車両用の迷彩柄に加えてこの車独自の迷彩柄や軍用車っぽいペイントが用意されています。無骨でレトロなスタイルに仕上げるも良し、カラフルな迷彩でオシャレに仕上げるも良しです。

感想

昨今のインフレ事情もあるとはいえ、この性能でこの価格はちとお高いような。特に登坂性能の低さはオフロードだとそこそこストレスが溜まるので、この不便さを楽しめる人にしかオススメ出来ないですね。実用性は置いといてロールプレイを楽しむ人用の車だと思います。特にカヨ・ペリコでこの車に乗るのは非常に雰囲気が合っていて良いですね。まぁカヨ・ペリコに自前のウィンキーは持ち込めないけど。



モデル車について

ウィリスMB(フォードGPW)

第二次世界大戦中の1940年、アメリカ陸軍はポーランド侵攻におけるドイツ軍の小型軍用車輌の活躍に注目し、自国による四輪駆動の小型偵察車開発計画を立ち上げる。アメリカの各自動車メーカーにその車の要求スペックが伝えられたが、あまりにも要求スペックが厳しく最終的にオファーに応じたのは経営不振に喘ぐ小型車メーカーのアメリカン・バンタム社だけだった。

バンタムの開発チームは軍が提示する非現実的な要求スペックを部分的に無視しながら突貫工事で図面を仕上げ、わずか2ヶ月足らずで試作車を完成させる。試作車は1か月に及ぶ過酷なトライアルを見事クリアし基本性能の高さを示した。しかし軍は弱小企業であるバンタム社の生産能力を危惧し、試作車の設計図をウィリス・オーバーランド社とフォード・モーター社にも公開、3社に改良型の制作を命じる。

そしてウィリスの作ったウィリスMAがトライアルの勝者となり、これに改良を加えたウィリスMBが正式採用され1942年に生産が始まる。絶大な大量生産能力を買われたフォードも、ウィリスMBと同一仕様であるフォードGPWの生産を任せられた。MBとGPWは第二次世界大戦終戦までに膨大な台数が生産され、高い耐久性と悪路における優れた走行性能で軍事戦略上でも多大な成果を挙げた。いつしかこの2台は自然発生的に「Jeep」と呼ばれるようになり、その名前は民生のクロスカントリーカーや小型軍用車両の代名詞となった。

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