誕生日パーティーにゴーカートを楽しんだあの頃に戻りましょう。立ち込める煙草の煙、折れたすね、子供たちの視力を奪った蛍光色のフルーツジュース。天国のような日々でしたよね?ハイウェイでそんな思い出を追体験できるチャンスがやって来ました。しかも今回は、あなたを見張る大人はいません。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「カヨ・ペリコ強盗」アップデートで追加されたヴェトレトロ。ロスの街中をカートで走り回ったあの日々が鮮明に蘇ります。インチキラッパーを追い掛けるのに最適な1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ディンカ(Dinka)
名称:ヴェトレトロ(Veto Classic)
分類:スポーツカー
駆動方式:MR
乗車定員:1人
購入価格:$895,000
備考:マップ上では専用アイコンで表示。
モデル車の考察
モデルは恐らく1965年式のRupp Dart A-BoneKartですかね。シンプルな造形のクラシックレーシングカートです。
過去作ではサンアンドレアスで登場して以来のレーシングカートで、まさかのカート復活に驚きました。しかもヴェトレトロの登場後に現代版レーシングカートのヴェトモダンも登場し、GTAの世界に新旧レーシングカートが揃いました。
(SAでのKart)
先日の強盗1000億ドルチャレンジが成功したことで、2020年の12月18日から12月21日まで無料でこのカートが購入可能になっていました。一足早いクリスマスプレゼントでしたね。
走行性能
走りは正にカートという感じで、良く言えば機敏、悪く言えば不安定。操作感は車よりもバイクや4輪バギーに似ていますね。
トランスミッションが無いため加速はややまったり。最高速は103km/h前後であまり伸びません。トラクションも低めで坂道発進でもちょっと辛いくらいですね。
ハンドリング面では、ハンドルを切った瞬間に向きが変わるほど反応が良いですが、グリップの限界が低いのでちょっとでも無理をさせると即スピン。ギャップに乗り上げたりして体勢を崩しても即スピンなので、スピンせずに走り切るだけでも一苦労でしょう。
当然衝突にも弱く簡単に車体が吹き飛びますが、設定は車ということでどれだけ車体が吹き飛ばされても車体が裏返っても身体が放り出されることはありません。キャラが謎の力で踏ん張ってくれます。そのため、車に強引に突っ込むと無理やり車体の下に潜り込んだりすることも可能。低速時は理不尽な当たりの強さを見せてくれます。
タイヤはデフォルトで防弾タイヤが付けられています。銃弾もスパイクベルトも何のそのです。乗っている人間は知りません。
カテゴリーは既存の中で適したものが無く、新設するほどラインナップを拡張させるつもりもないためかスポーツカーカテゴリーに。また、スポーツカーカテゴリーのレースでは選択できないようになっています。レースのための乗り物なのに!いずれカート用のレースミッションが出てきてくれることに期待ですね。
カスタマイズ
フロントシールドやマフラーを変更したり、エンジンのカラーを変更したり最低限のパーツの中で細かく弄ることができます。ホイールは残念ながら変えられず。
ボディーペイントはカーナンバーが付けられた競技用ペイントに加えてファイヤーパターンなんかも用意されています。レーシングカートっぽくするか、ゴーカートっぽくするかお好みで。
感想
サンアンドレアスの記憶が蘇りますね〜。復活して欲しい乗り物の1つだったので今作でも登場してくれて嬉しいです。オンラインでも元気にロスサントスの街を走っては通行人や一般車に迷惑を掛けています笑。あとはレースができれば完璧ですね。
フォトギャラリー
関連コンテンツ
新型→ヴェトモダン
他のディンカ車について→GTA5/GTAオンラインに登場する企業「ディンカ(Dinka)」
復刻車のまとめ→GTA5/GTAオンラインで復活したPS2時代の乗り物たち
これまでのGTA5/GTAオンライン車レビューまとめはこちら