「ランドストーカー」は、ヤクの売人やお飾りの若い美人妻が乗っているに違いない大型の高級SUVです。そう思ってしまうのは、彼らがあなたよりも魅力的で、成功した人間だという現実的な可能性を受け入れがたいからなのです。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
高級SUVの代名詞となっているランドストーカー。アメリカを走る高級SUVの4割がこの車だった時代もありました。どんな場所にもゆったりと運んでくれる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ダンドリアリー(Dundreary)
名称:ランドストーカー(Landstalker)=大地を歩き回る者(英語)
分類:SUV
駆動方式:AWD
乗車定員:4人
購入価格:$58,000
モデル車の考察
モデルは、全体的な設定がリンカーン ナビゲーター(第3世代)で、見た目がフォード エクスペディション(第3世代)って感じですね。後のアップデートで第4世代のナビゲーターをモデルにするランドストーカーXLが後継機として登場したので、ナビゲーターをモデルにしている説がより信憑性が増しました。
過去作ではGTA3から登場し、以降のシリーズでモデルを変えながらSUV車として皆勤賞となっている伝統の1台ですね。GTA3では第1世代のランドローバー フリーランダー、バイスシティでは1984〜1990年式のジープ ワゴニア リミテッド、サンアンドレアスではシボレー S10 ブレイザーと第1世代のフォード エクスプローラーを混ぜたようなデザインで、リバティーシティ・ストーリーズでは第1世代のリンカーン ナビゲーターがモデルになっている車でした。あなたが思い浮かべた「ランスト」はどれ?
(GTA3のLandstalker)
(VCのLandstalker。オフロードコースのタイムアタックで乗ってよく横転させていた想い出があります)
(SAのLandstalker)
(LCSのLandstalker。シリーズが進むほどサイズが大きくなってますね)
GTA4で今のデザインとなり、作中では様々なキャラクターが愛車として使用していました。今作でもオフラインのレッカー仕事で見ることになったり、イプシロンプログラムの最終ミッションで護衛車として登場したりちょくちょく見かけることになります。
走行性能
見た目通りにデカくて重たくて鈍いSUVです。SUVカテゴリーの中でも最低クラスのスピードで、フルカスタムしても加速の遅さにあくびが出ます。最高速も伸びません。
しかし、操作性に関してはむしろ乗りやすいと言えるレベルで、グリップ力がありハンドリング特性はニュートラル。重心が低くSUVやオフローダーにありがちな不安定さもなく、トラクション性能の高さもあり走破性は良好。ブレーキも効きも良く、舗装路でも悪路でもゆったりと安全にドライブできる車ですね。加速の遅さには目を瞑りましょう。
カスタマイズ
固有の外装パーツはたったの4つ。どれもフロントバンパーにスプリッターを付けたり、ルーフに小さなラックを付けたりと小規模なもの。サスペンション変更による車高の変化も極僅か。
サブカラーが車体下部に適用されているので、カラーリングで一工夫してみるのもいいかもしれません。
感想
自分の中でのランストはGTA3時代の印象が強いので、今のランストを見ると「でけー」と感じますね。GTA3時代はもっと全長が短くて重心も高くて、すぐにコロコロと横転する車なイメージがありました笑。あれはあれで愛嬌があって好きでしたよ。
一応モデル的にも設定的にも高級SUVの扱いなんですが、どうも見た目のせいであんまり高級感が無いというか、勝手にファミリー向けSUVなイメージが自分の中で出来ています笑。なんか優しげなフロントマスクですよね。
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