遊戯王マスターデュエル

【遊戯王マスターデュエル】デッキ紹介「トウライテイオー(帝王/0帝)」

投稿日:2022年2月13日 更新日:

遊戯王マスターデュエルで作った「帝王」のデッキレシピを紹介していきます。



デッキレシピ

最上級モンスター(7枚)
怨邪帝ガイウス×1
天帝アイテール×3
冥帝エレボス×3

上級モンスター(2枚)
光帝クライス×2

下級モンスター(9枚)
天帝従騎イデア×3
バトルフェーダー×3
冥帝従騎エイドス×3

魔法(18枚)
死者蘇生×1
進撃の帝王×1
真帝王領域×3
増援×1
帝王の深怨×3
帝王の開岩×1
ハーピィの羽根帚×1
汎神の帝王×3
帝王の烈旋×3
ワン・フォー・ワン×1

罠(4枚)
真源の帝王×2
帝王の溶撃×1
連撃の帝王×1

※リミットレギュレーション・スタンダード、2022年版準拠

デッキの動かし方

古き良き時代の遊戯王より堅実な戦い方が評価されてきた。時代が進み多少複雑な動きをするようになったものの、「リリース(生贄)を用意して帝をアドバンス召喚する」というコンセプトは昔から変わらず。ゆっくりと確実にアドバンテージを奪い、敵の陣地を侵略していきましょう。

序盤に手札を整える上で重要な役割を果たすのが汎神の帝王。手札の「帝王」魔法・罠を捨てて2ドローする効果も使えますが、本命は墓地のこのカードを除外することで発動できるサーチ効果。デッキから3枚の「帝王」魔法・罠を選び、その中の1枚を相手に選ばせ選ばれたカードを手札に加えられます。

3枚のカードを同名カードで固めれば相手に選びようのない選択を突きつけられますし、同名カード3枚じゃなくても、手札の帝を見せることでデッキから「帝王」魔法・罠をサーチできる帝王の深怨を選択肢に入れれば結局は欲しいカードを持ってくることができます。状況に応じて欲しい「帝王」カードを持ってきましょう。

帝の生贄要員として活躍するのが天帝従騎イデア。イデアは召喚・特殊召喚に成功するとデッキから冥帝従騎エイドスを呼び出すことができます。エイドスは召喚・特殊召喚に成功すると自分メインフェイズで通常召喚に加えてアドバンス召喚をする権利を得られるため、イデアで召喚権を使っていても手札の帝を出すことができます。

序盤の主役となる帝は天帝アイテール冥帝エレボス手札・デッキから「帝王」魔法・罠を“2種類”(同名カード2枚じゃダメ)墓地へ送ることで、前者はデッキから他の帝を、後者は相手の手札・フィールド・墓地のカード1枚をデッキに戻せます。効果そのものも強力ですが、それより重要なのはデッキから「帝王」魔法・罠を落とせること。先程紹介した汎神の帝王と、強力な生贄兼壁モンスターとなる真源の帝王を墓地に落とすことができます。

真源の帝王は普通にフィールドで使うと墓地の「帝王」魔法・罠を2枚デッキに戻して1ドローできるサルベージ系永続罠ですが、こちらも本命はもう1つの効果。このカードが墓地に存在する時、墓地の「帝王」魔法・罠を1枚除外することで、このカードを通常モンスター扱いでフィールドに特殊召喚できます。墓地に「帝王」魔法・罠が存在する限り、1ターンに1度生贄要員としてフィールドに呼び出すことができ、しかも守備力2400と単なる壁モンスターとしてもそこそこ強いため、壁としても活躍します。このカードを如何に早く墓地へ落とせるかが重要ですね。

生贄として使われたイデアとエイドスにはまだ仕事があります。イデアは墓地へ送られた時除外されている「帝王」魔法・罠を1枚手札に加えることができます。これで自身の効果で除外された汎神の帝王や、真源の帝王のコストで使われたカードを再利用することができます。

エイドスは墓地に存在する自身を除外することで墓地のイデアを蘇生させることができ、そしてイデアはまたデッキからエイドスを呼んできてくれるため、毎ターン生贄を確保しては「帝王」カードを使い回すサイクルが生まれます。この流れが出来上がると非常に強いですね。

エレボスにも墓地で発動する効果があり、自分・相手のメインフェイズに手札から「帝王」魔法・罠を1枚捨てて、墓地の帝を1枚手札に持ってくることができます。コストはイデアで確保できるため、帝を何度でも蘇らせて召喚時効果を使い場を制圧していきましょう。

後は帝を何度も召喚し、場を制圧する「帝王」魔法・罠を揃えていき相手を追い込むだけ。派手さは無いものの堅実に戦い敵の自由を奪う、古来の遊戯王らしい戦い方を楽しみましょう。

ちなみに、エクストラデッキを一切用いないこのタイプの帝王デッキは「0帝」なんて呼ばれ方もします。帝王のサポートカードはデメリットにエクストラデッキの使用制限が掛かるものが多いので、そのデメリット回避しつつ強力な効果を使っていけるのが良いところです。ただ、エクストラデッキが0な時点で0帝であることがバレバレになってしまうのは諦めてください。

展開例

・シチュエーション
手札に「天帝従騎イデア」、「天帝アイテール」

「天帝従騎イデア」を召喚、効果で「冥帝従騎エイドス」をリクルート
「天帝従騎イデア」と「冥帝従騎エイドス」をリリースし、「天帝アイテール」を召喚
「天帝アイテール」の効果でデッキから「汎神の帝王」と「真源の帝王」を墓地へ送り、「冥帝エレボス」をリクルート
墓地の「汎神の帝王」の効果で、デッキから「真帝王領域」をサーチ
「真帝王領域」を発動
エンドフェイズに「冥帝エレボス」が手札に戻る

・最終盤面
フィールドに「天帝アイテール」、「真帝王領域」



各カードの採用理由

怨邪帝ガイウス
このデッキのフィニッシャー。普通であればフィールドのカードを1枚除外して相手に1000ダメージですが、リリースに使ったのが闇属性モンスターなら対象が2枚に増え、除外したカードが闇属性モンスターならそのコントローラーの手札・デッキ・EXデッキ・墓地から同名カードを全て除外する効果に。除外だけでも中々エゲツないですが、おまけのように1000ダメージ叩き込むところも鬼。

天帝アイテール
1つ目の効果で墓地肥やしと後続の確保、2つ目の効果で相手ターンでの奇襲を行える帝王。ただ効果を使うだけだとそれほど強くはないカードですが、1つ目の効果でクライスを呼び出せば突然の破壊・ドロ―効果(タイミングを逃さないよう注意)、2つ目の効果を帝王の烈旋と合わせれば相手ターンに敵のモンスターを生贄にしたアドバンス召喚と、やりたい放題暴れてくれます。

冥帝エレボス
序盤の展開に最も貢献する帝王。切り札っぽい雰囲気だけど実は調整役。

光帝クライス
帝にしては珍しく特殊召喚時も効果を発動できるため、アイテールのお供として活躍。ただし、「時に発動できる」なのでチェーン処理中に召喚されてしまうとタイミングを逃してしまいます。アイテールから出す場合はタイミングに注意。また、召喚・特殊召喚したターンに攻撃できないデメリットもお忘れなく。

天帝従騎イデア
生贄確保に「帝王」カードのサルベージと大車輪の活躍を見せる従者。イデアを何回使い回せるかが地味にデュエルのカギを握ります。

バトルフェーダー
敵の直接攻撃をブロックし、自身は生贄要員として場に残る優秀な壁役。闇属性なのでガイウスの生贄にぴったりで、緊急時はワン・フォー・ワンの対象にも選択できます。

冥帝従騎エイドス
エレボスの従者なのかイデアの従者なのか分からないような効果を持つ下級モンスター。召喚権を追加する効果を過信しすぎるとエフェクト・ヴェーラー等で止められて棒立ち状態になることもあるので、対人戦では「通ったらいいな」くらいの気持ちで使いましょう。

進撃の帝王
アドバンス召喚したモンスターに耐性を与える永続魔法。帝王のリリース軽減効果を考えると帝王が場に残ってくれることは有り難いので、このカードの体制付与が地味に効きます。

真帝王領域
エクストラデッキを多用するデッキにとって悪夢のようなカード。先行でこのフィールド魔法を貼って帝をアドバンス召喚すると、相手が何もせずサレンダーすることも屡々。手札の帝王のレベルを下げる効果も優秀で、アドバンス召喚したモンスターは攻撃時に攻撃力800アップする効果も地味に役立つ、全てが優秀なフィールド魔法。

帝王の深怨
汎神の帝王と共に重要なサーチカード。ただし手札に帝が居なくて沈黙することもあるので、その場合は手札コストなどに使います。

帝王の開岩
後続の帝を確保してくれる永続魔法。このデッキにとって帝を補充する効果は貴重なので重要度は高いですが、増やすと邪魔になるので枚数の調整が難しいです。

汎神の帝王
帝王デッキのキーカード。帝王が頑張っていた頃は制限カードになったりもした。

帝王の烈旋
敵のモンスターを問答無用で生贄要員にし、デメリットもない恐ろしい速攻魔法。対象も取らないので効果を受け付けないモンスター以外は全て生贄要員にすることができ、除去を行いながら帝に繋げられます。速攻魔法なので相手ターンに発動でき、アイテールに繋げるコンボが非常に強力。

真源の帝王
除外されない限り何度でも蘇る罠モンスター。特殊召喚はターン1でしかできないという以外制約はないので、自ターンと相手ターンで召喚してこのカードを2枚フィールドに用意する芸当も可能。

帝王の溶撃
アドバンス召喚したモンスター以外はスキルドレインされる永続罠。アドバンス召喚したモンスターが自分フィールドから居なくなると自壊してしまいますが、自壊のタイミングが自分エンドフェイズなのでタイミングによっては自壊を回避することも。

連撃の帝王
相手ターンにアドバンス召喚を行える永続罠。奇襲を行うことで相手の展開を妨害できれば一気にペースを握れるでしょう。ただ、一度使用すると永続罠だけに存在がバレバレになってしまうので、何度も奇襲が通用するとは思わない方がいいですね。

各カードの収録パックとレアリティ

超常のエレメント
UR:天帝アイテール、冥帝エレボス、真帝王領域
SR:怨邪帝ガイウス、帝王の深怨、汎神の帝王、帝王の烈旋
R:光帝クライス、天帝従騎イデア、冥帝従騎エイドス、帝王の開岩、真源の帝王
N:進撃の帝王、帝王の溶撃、連撃の帝王

華麗なる翼の乙女
UR:ハーピィの羽根帚

マスターパック
UR:ワン・フォー・ワン
R:バトルフェーダー

ソロモード報酬
UR:死者蘇生(デュエルストラテジー)、増援(デュエルストラテジー)

総コスト
UR:330、SR:300、R:420、N:90

(複数枚積みたいアイテール・エレボス・真帝王領域が揃ってURなのが辛いですが、汎用カード以外1つのパックで全てのパーツが揃い、エクストラデッキも必要としないのでコスパはそこそこ)

デッキを使ってみた感想

中学生の時に帝のストラクチャーデッキを買い、復帰する時に帝王のストラクチャーデッキを買い、リアルOCGでは幾度もお世話になった帝デッキ。そしてマスターデュエルを始めて最初に作ったデッキもこの帝王デッキということで、自分にとってはもはやマブダチ感のあるテーマです。エクストラデッキを必要としないので、エクストラデッキで頭を悩ますことがないのが復帰者に優しいですね。

強さに関してはガチエンジョイ。現代的なサポートカードで動きやすくなったとはいえ、上級モンスターを多数採用するため手札事故が多く、アドバンス召喚の流れが止まるとどうにもならないことも。ただ、真帝王領域のエクストラ封じや帝王の烈旋によるリリースが決まると相手に大きなプレッシャーを掛けられるので、そういった一発のパンチ力は格上のデッキにも通用します。

強さも中々でコスパもそこそこ。シンプルにアドバンス召喚の妙味を楽しめるということで、初心者や復帰者の方に使ってみて欲しいデッキです。ソロモードでも帝王のデッキをレンタルできるので、そこで帝王デッキが気になった人は是非。



関連コンテンツ

「帝王」が出てくるソロモード→【遊戯王マスターデュエル】ソロモード攻略〜「絶対なる帝王」

その他のマスターデュエル攻略記事→遊戯王マスターデュエル攻略まとめ



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