遊戯王マスターデュエル

【遊戯王マスターデュエル】初心者に教えたいデッキの作り方

投稿日:2022年2月15日 更新日:

遊戯王マスターデュエルで遊戯王デビューを果たした、でもこれから自分がどんなデッキを作ればいいか分からない!そんな人向けにどういうデッキを選べばいいのか、そしてどうやってデッキを作り上げていけばいいのかを書いていきたいと思います。これを読めばあなたも初心者卒業!

デッキ作りの前に、マスターデュエルを始めて最初は何をしたらいいのか分からないという人は「遊戯王マスターデュエルで最初にするべきこと」の記事からお読みください。



最初のデッキを選ぶ

遊戯王では長い歴史の中で幾多のカードが生み出され、そして幾多のデッキも生まれてきました。そんな大量のカードの中から「デッキを作れ」と言われても最初は何が何だか分からないと思います。

ネット上の初心者用記事や動画では「コストが安い!」「ランクマで勝てる!」という部分に焦点が置かれていることが多いですが、そういった要素よりもまず「遊戯王というゲームを理解し楽しめるようになる」ことが自分は一番大事だと思っています。遊戯王というゲームへの理解度を高めず、言われるままに環境デッキを使ったところで、「なんか知らないけど勝って、なんか知らないけど負けた」を繰り返すだけでしょう。

なので、最初の相棒となるマイデッキはしっかりと手に馴染む愛着の湧くデッキにするべきです。理由は人それぞれ違えど、「このデッキを使うと楽しい!」と思えるようなデッキを作りましょう。そして、そんなデッキを作るための要因として大きいものが2つ。「好みの動きをするデッキ」「好きなカードが入っているデッキ」です。

好みの動きというのはデッキのキャラクターが自分の性格と合っているかどうかで、遊戯王のデッキは大別すると「速攻型」「遅攻型」に分かれます。速攻型は素早く敵に大ダメージを与えて勝負を決め、遅攻型は展開を遅らせて相手を自分のペースに引きずり込みます。難しいことを考えずとにかくワンパンで勝負を決めるのが好きなのか、それともチェスや将棋のように一手一手を大事に考えて敵を追い込むのが好きなのか、自分の好みがあるはずなのでその好みと合ったデッキを選ぶことが楽しむためには重要です。

もう1つの好きなカードというのは言葉のままです。遊戯王の原作・アニメで好きなキャラクターが使っていたとか、単純に絵柄がカッコいい・カワイイからそのカードを使ってみたいとか、とにかく理由は何でもいいので「このカードを活躍させたい!」という想いがデッキ作りの大きな原動力になります。既に好きなカードがあるならそれを主役に、まだ好きなカードが無いならソロモードやランク戦をやってみて好きなカードと出会いましょう。

デッキを作ってみる

さて、作りたいテーマが決まったらいよいよデッキ制作です。デッキ編集の画面からカードの詳細画面に飛ぶと「関連カード」という項目があるので、そこを押すとそのカードの関連カード一覧を見ることができます。または、「テキスト検索」で単語を入力するとその単語と関係のあるカードが検索されるので、それらの関連カードをパックで引き、あるいは生成し、集め終わったらデッキを組んでいきます。

デッキのレシピはマイデッキ画面の「公開デッキ検索」を押してそこから探したり、ネット上で検索することで他の人が作ったものを閲覧することができます。それらのレシピを見て真似して作ってみるのが一番手っ取り早いですが、注意点としては「最初は純構築のものを探す」ことを心掛けましょう。

純構築というのは同じカテゴリーのカードで統一したデッキ構築のことで、例えば「E・HERO」ならE・HEROに関連したカードのみ(どのデッキにも入るような汎用カードは除く)を入れているデッキを純構築と呼びます。逆に、「E・HERO」をテーマにしつつも、V・HEROやD-HEROなど他のHEROカードと組み合わせたりしているものは純構築とは呼びません(派生デッキ、混合デッキなどと呼びます)。

なぜ最初は純構築が良いかというと、「そのテーマの動かし方や長所と短所を理解できるから」です。純構築ではどのカードとどのカードでシナジー(相互作用)が生まれ、何が出来て何が出来ないかを使っている内に理解できます。

最初から色んなカテゴリーが混ざった派生デッキにしてしまうと元々のカテゴリーのキャラクターが分からなくなってしまいますし、そうなると「なぜこれらのカテゴリーを組み合わせているのか」も理解できず、デッキを調整しようにもどこを直すべきなのかが分からず仕舞いです。最初から応用に手を出すのではなく、基本から学んでいきましょうということです。

自分で純構築を作ってみる

とはいえ、ネット上に溢れかえっているデッキレシピの中からちゃんとテーマに沿った純構築のものを探すのは結構大変です。一口に純構築と言ってもライトニング・ストームや無限泡影などの汎用カードがフル投入されているガチな純構築だったりしますし、純構築と言いながらテーマ外のサポートカードが混ぜ込んであるなんちゃって純構築も有りますし、「初心者が回しても動かせてテーマの理解を深められる」というストラクチャーデッキ的な観点で組まれた純構築レシピは見つけづらいです。

そこで、誰でもできる純構築デッキの作り方を教えます。今回は例として「帝王」テーマで作ってみます。

こんな感じ。とりあえず「帝」「帝王」に関連したカードをひたすら1〜2枚ずつ入れただけの寄せ集めデッキです。デッキ編集の画面でキーワード検索から「帝」と打ち込んで出たカードを一通り突っ込み、下級モンスター(家臣と従騎)は2枚ずつで上級モンスター(帝と帝王)は全種1枚ずつ、魔法・罠も1枚ずつ入れています。

まずは難しく考えず、このような「テーマ内での寄せ集め」のようなデッキを作ってソロモードでテストしてみましょう。そうすると、このテーマはどういうことをするデッキなのか、このテーマは何が出来て何が出来ないのか、どのカードが使いやすくて使いづらいのかといったデッキのキャラクターが見えてきます。

そこから、今度は遊戯王Wikiなり各サイトのデッキレシピを見たりすると、他の人はどんなサポートカードを投入しているか、どんな意図で投入しているのかが分かるようになるでしょう。あとはデュエルをしては使い勝手の良かったカードを増やしてみて、逆に使えなかったカードは抜いてみて、またデュエルをして調整の繰り返し。あとは汎用カードや相性の良いサポートカードなどを投入して煮詰めていきましょう。

そんなわけで自分が帝王デッキを純構築でカスタムしたものがこちら。下級は使い勝手が良いイデアとエイドスに優秀な防御カードのバトルフェーダーのみ、上級は展開の起点となるエレボスとアイテール、汎用性の高いガイウス・クライスに絞っています。

帝王系魔法・罠も汎用性が高いものに種類を絞って3積みにし、あとは初動で欲しいカードを揃えるための魔法カードをいくつか入れたり、そんなに枚数は要らないけど1枚あると助かるようなカードをちょいちょい挟み込む形で構成しています。

(最新の帝王デッキレシピはこちらからどうぞ)

今回作ったのは「帝王」ですが、他のテーマデッキも大体こういう感じで関連カードをかき集め、そこから調整を繰り返すことで形になっていきます。時間の掛かる面倒なやり方ではありますが、このやり方なら他人のデッキレシピを見なくても自力でテーマの勉強をしつつデッキを構築できるので、どんなテーマデッキでも自分なりに作れて自在に回せるようになります。遊戯王に慣れてきたらこんなやり方も試してみてください。

元々あるデッキを改造する

イチからデッキを作るよりも簡単な方法として、「既にあるデッキを強化する」というのも1つです。ソロモードの最初に貰えるストラクチャーデッキ、ソロモードを進めることで手に入るストラクチャーデッキ、ショップで売っているストラクチャーデッキなど、このゲームでは構築済みのデッキを手に入れる手段が色々とあります。それらのデッキを使ってみて好みのものが見つかれば、そこから改造をしてデッキを強化するのも立派なデッキ作りです。

各ストラクチャーデッキの完成度は結構ムラがあり、必要なパーツが大体揃っているものと、「今の時代こんなカード使わんわ!」というパーツばかり入っているものがあります。どちらにせよデッキの核あるいは切り札となる高レアリティのカードが入っていないのはどのデッキも一緒なので、そのデッキを実際に使ってみたり関連カードを探してみたりして足りないものを集めていきましょう。



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その他のマスターデュエル攻略記事→遊戯王マスターデュエル攻略まとめ



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