遊戯王マスターデュエルで作った「スターダスト」のデッキレシピを紹介していきます。
デッキレシピ
下級モンスター(26枚)
想い集いし竜×1
ジェット・シンクロン×2
ジャンク・コンバーター×3
ジャンク・シンクロン×3
スターダスト・シャオロン×1
スターダスト・シンクロン×3
スターダスト・トレイル×1
増殖するG×3
ドッペル・ウォリアー×3
フルール・シンクロン×2
灰流うらら×3
妖醒龍ラルバウール×1
魔法(15枚)
おろかな埋葬×1
光来する奇跡×1
死者蘇生×1
スターダスト・イルミネイト×3
セイヴァー・アブソープション×1
増援×1
調律×3
墓穴の指名者×2
ハーピィの羽根帚×1
ワン・フォー・ワン×1
シンクロモンスター(14枚)
アクセル・シンクロン×1
古神ハストール×1
TG レシプロ・ドラゴン・フライ×1
ジャンク・スピーダー×1
シューティング・クエーサー・ドラゴン×1
シューティング・スター・ドラゴン×1
シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン×1
シューティング・ライザー・ドラゴン×1
スターダスト・チャージ・ウォリアー×1
スターダスト・ドラゴン×2
セイヴァー・スター・ドラゴン×1
フォーミュラ・シンクロン×1
フルール・ド・バロネス×1
リンクモンスター(1枚)
水晶機巧―ハリファイバー×1
※リミットレギュレーション・スタンダード、2022年・5月版準拠
デッキの動かし方
遊戯王5D’sで地縛神との戦いに終止符を打ったセイヴァー・スター・ドラゴン。このドラゴンは強力な効果を持つシンクロモンスターでしたが、素材が厳密に指定されていて出しづらく、毎ターンのエンドフェイズ時にエクストラデッキに帰ってしまうという場持ちの悪さが問題でした(GXのコンタクト融合を思い出す場持ちの悪さ)。
そんな「セイヴァー」を現代でも戦えるようにするため、「セイヴァー」及び「スターダスト」のサポートカードが追加されました。それらのカードでスターダスト・ドラゴンの新たな可能性を導き出しましょう。
最初の1枚はスターダスト・シンクロン。手札・墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター1体をリリースすることで特殊召喚できるレベル4チューナーです。更に、召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキから「スターダスト・ドラゴン」のカード名が記された魔法・罠カードを1枚サーチできます。
次はスターダスト・トレイル。手札・墓地に存在し、自分フィールドのモンスターがリリースされると特殊召喚できるレベル4モンスターです。更に、このカードが「ウォリアー」「シンクロン」「スターダスト」シンクロモンスターの素材になった場合、自分フィールドにレベル1のスターダスト・トークンを生成できます。スターダスト・シンクロンの相棒とも呼べる効果で、次なる展開をサポートしてくれますね。
この2枚をサーチする手段として、魔法カードのスターダスト・イルミネイトがあります。デッキから「スターダスト」モンスターを墓地に送ることができ、自分フィールドに「スターダスト・ドラゴン」またはそのカード名が記されたシンクロモンスターが存在する場合は墓地へ送らずフィールドに特殊召喚することもできます。また、墓地のこのカードを除外することで自分フィールドの「スターダスト」モンスター1体を対象にレベルを1上げるか下げるかすることができるため、レベル調整に使うこともできます。
これらのカードでスターダスト・ドラゴンの召喚までは簡単に持っていけますが、問題はその後。セイヴァー・スター・ドラゴンを召喚するには救世竜 セイヴァー・ドラゴンが必要になります。ここからの展開を手助けするカードも2つ新たに用意されているのでそちらも見ていきましょう。
1枚目は想い集いし竜。このカードがフィールド・墓地に存在する場合、「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」として扱うルール効果を持ちます。そして、このカードをドローした時、このカードを手札から特殊召喚することができ、更に自分フィールドにレベル8以上のドラゴン族シンクロモンスターが存在すればデッキからレベル1のドラゴン族モンスターを特殊召喚できます。スターダスト・ドラゴンが存在する時にこの効果を使えれば即座にセイヴァー・スター・ドラゴン召喚へ繋げられますね。
とはいえ、そんな都合の良い条件で想い集いし竜をドローすることはまずできません。そんな状況を実現させてくれるのが永続魔法の光来する奇跡。発動時の効果処理として、手札・デッキからレベル1のドラゴン族モンスター1体をデッキの一番上に置きます。そして、シンクロモンスターが特殊召喚された時、「デッキから1枚ドローする」か「手札からチューナー1体を特殊召喚する」かを選んで効果を使えます。これにより、想い集いし竜をデッキトップに置いて、スターダスト・ドラゴン召喚と共にドローして特殊召喚に繋げることができますね。
光来する奇跡にはもう1つ効果があり、このカードがフィールドに存在する限り「スターダスト・ドラゴン」及びそのカード名が記されたシンクロモンスターをエクストラデッキに戻せなくなります。これにより、セイヴァー・スター・ドラゴンがエンドフェイズで勝手に帰ってしまう効果を打ち消すことができます。至れり尽くせりのこのカードでセイヴァー・スター・ドラゴンの定時退社を阻み、しっかり残業してもらいましょう。
しかし、残業してもらえるようになったとはいえ、それでもセイヴァー・スター・ドラゴンの使いづらさは否めず、切り札として使うには頼りなさが残ります。そこで、新たな切り札となるセイヴァー・スター・ドラゴンにご登場いただきましょう。
シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンは、1ターンに1度相手が効果を発動した時に、このカードをエンドフェイズまで除外してその発動を無効にし除外することができます。強化されたスターダスト・ドラゴンという感じで、相手の効果全般を無効にしてカードを除外する強力な効果です。更に、1ターンに1度相手フィールドのモンスター1体を選んで効果を無効にする効果も持ち、出すだけで強力なプレッシャーを掛けることができます。
また、このカードは通常攻撃に加えて、自分の墓地の「スターダスト・ドラゴン」及びそのカード名が記されたシンクロモンスターの数まで攻撃することができます。このモンスターを出す時にまず間違いなくスターダスト・ドラゴンを経由していると思うので、最低でも攻撃力4000の2回攻撃が可能。無効効果も合わせて、出せれば即座にフィニッシャーになれる強さを持ちますね。
……というのが新たな「セイヴァー」及び「スターダスト」デッキの動きなんですが、今回のデッキではより展開を安定させるために「ジャンク」の要素を組み込んでいます。そこら辺については「ジャンク」デッキを作った際に詳しく解説しようと思いますが、とにかくジャンク・シンクロンからのジャンク・スピーダーで「シンクロン」モンスターを大量展開し、そこから連続シンクロでシューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンに繋げるルートを用意しています。
手段の違いはあれど、1ターンでシューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン召喚に漕ぎ着けるのが目的なのは変わらないので、初手によって柔軟に展開を考えていきましょう。
目指す盤面
フィールド
モンスター:シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン
魔法・罠:光来する奇跡
墓地
ジャンク・コンバーター、ドッペル・ウォリアー、スターダスト・シンクロン、スターダスト・トレイル、スターダスト・シャオロン
各カードの採用理由
想い集いし竜
セイヴァー・ドラゴンのリメイク版。キツめの制約があったり、効果の発動条件が「時に〜できる」なのがまぁまぁ不満ですが、シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンに繋がる重要なカードなので丁重に扱いましょう。
ジェット・シンクロン
非常に扱いやすいレベル1シンクロン。2つの効果は1ターンにいずれか1つしか使用できないため、先の展開を見据えてどちらの効果を使うしっかり見極める必要があります。
ジャンク・コンバーター
シンクロンのサーチ、ジャンク・シンクロンのサルベージ先、シンクロ素材になった時の蘇生効果と、「ジャンク」デッキに必要不可欠なカード。1つ目の効果を止められるとディスアドバンテージが相当キツイので、効果を通せるようにお祈りします。どう見ても機械だけど戦士族。
ジャンク・シンクロン
今も昔も遊星のデッキを支えるレベル3シンクロン。まずはこのカードでジャンク・スピーダーに繋げられるかに懸かっています。ジャンク・スピーダーを出した後もシンクロ素材に活躍。
スターダスト・シャオロン
想い集いし竜から出したいシンクロ素材。蘇生効果も上手く使えると展開の幅が広がります。
スターダスト・シンクロン
デブリ・ドラゴンを機械化したようなレベル4シンクロン。特殊召喚効果とサーチ効果で「スターダスト」デッキの要に。
スターダスト・トレイル
自分フィールドのモンスターのリリースをトリガーに特殊召喚できるレベル4モンスター。特定のカードのシンクロ素材になるとレベル1のトークンを出せるため、そこからセイヴァーに繋げるのが常套手段。ただ、モンスターのリリースをトリガーにした特殊召喚効果が微妙に難しく、スターダスト・シンクロンと共に採用しても展開に使いづらいと判断してピン挿しにしています。それはそれとしてアキさん似のビジュアルが最高。
ドッペル・ウォリアー
言わずと知れた優秀なシンクロ素材。蘇生に反応する特殊召喚効果、シンクロ素材になった際のレベル1トークン×2の生成がソリティアを加速させます。
フルール・シンクロン
スターダスト・シャオロンなど手札に来られると困るモンスターを展開できるチューナー。
妖醒龍ラルバウール
想い集いし竜から出したいシンクロ素材。特殊召喚時のサーチ効果はサーチそのものも役立ちますが、不要な手札を捨てられるところもポイント。
光来する奇跡
3つの効果(実質4つだけど)で「セイヴァー」をサポートしてくれる永続魔法。セイヴァー・デモン・ドラゴンの定時退社は止められないので、ジャック側にもこんな感じの「セイヴァー」サポートがあったらなと思わなくもないです。
スターダスト・イルミネイト
墓地肥やしとレベル調整を兼ねる魔法カード。必須。
セイヴァー・アブソープション
アニメ劇中でのセイヴァー・スター・ドラゴンのコピー効果を意識したカード。シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンは容易に連続攻撃が行えるので、このカードで連続直接攻撃を決められればワンキルに繋がります。
調律
「シンクロン」をサーチする必須カード。時代を先取りした効果なのに、古いカードなのでターン1制限が無いというオーパーツじみたサーチカード。
アクセル・シンクロン
墓地肥やしとレベル調整を兼ねるシンクロチューナー。あんまり出番がありません。
古神ハストール
レベル調整用のレベル4シンクロ。遊星っぽくアームズ・エイドに変えてもOK。
TG レシプロ・ドラゴン・フライ
レベル調整用のレベル2シンクロ。シューティング・クエーサー・ドラゴンを出すのに使いやすいシンクロモンスターです。
ジャンク・スピーダー
シンクロ召喚に成功すれば「シンクロン」を複数体フィールドに揃えられる強力なシンクロモンスター。レベル5なのでジャンク・シンクロンから出しやすく、ジャンク・シンクロンと合わせてレベル8を出しやすい「ジャンク」における展開の要
シューティング・クエーサー・ドラゴン
遊星デッキではお馴染み、ソリティアの終着点。このデッキでは基本的にシューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンの方を優先しますが、余裕があればこちらの召喚も狙っていきます。
シューティング・スター・ドラゴン
アクセルシンクロの領域で進化したスターダスト・ドラゴン。連続攻撃しようとしてデッキを捲ったらチューナー0枚だったりするのもご愛嬌。
シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン
新しい「セイヴァー」の切り札。シューティング・スター・ドラゴンのセイヴァー化というイメージなのか、セイヴァー・スター・ドラゴンに比べてシンクロ素材が少し緩和されています。フィニッシャーとして強力な効果を持つので最優先で出したいカード。
シューティング・ライザー・ドラゴン
墓地肥やしとレベル調整を兼ねるシンクロチューナー。アクセル・シンクロン同様、あんまり出番がありません。
スターダスト・チャージ・ウォリアー
レベル調整用のレベル6シンクロ。ドロ―効果が地味に役立ったり。
スターダスト・ドラゴン
様々な進化形態を持つシンクロモンスター。破壊効果を無効にしつつの自己再生という、主人公の使う切り札としてはかなり守備的な効果でした。そのお陰(?)で、アキさんのところの黒薔薇とSMプレイのような戦いを繰り広げることに。キラキラと輝くカードデザインも綺麗で、遊星のD-ホイールと並んで飛翔する姿が壮観でしたね。
セイヴァー・スター・ドラゴン
地縛神との戦いで活躍した「セイヴァー」。光来する奇跡によって場持ちは良くなったものの、無効&全体破壊の効果を使うと使い捨てになってしまいます。シューティングの方ではなくこちらを活躍させたいなら、その弱点をカバーする罠カード、セイヴァー・ミラージュを採用しましょう。
フォーミュラ・シンクロン
レベル調整用のレベル2シンクロチューナー。アクセルシンクロのお供と言えばこの子ですね。
フルール・ド・バロネス
レベル10で出しやすいシンクロモンスター。シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴンが出せなければこちらを優先して出します。当然、両方を並べられるのならそれに越したことはないです。
水晶機巧―ハリファイバー
シンクロデッキの必須カード。オライオンとアウローラドンを採用して、ハリラドンのルートを構築するのも良いですね。このデッキではスターダスト・シンクロンやジャンク・スピーダーが居るので、それらのカードが使えない時の保険という役割が強めです。
各カードの収録パックとレアリティ
ビヨンド・ザ・スピード(セレクションパック)
UR:シューティング・セイヴァー・スター・ドラゴン、フルール・ド・バロネス
SR:スターダスト・シンクロン、スターダスト・イルミネイト
R:想い集いし竜、フルール・シンクロン、光来する奇跡、セイヴァー・スター・ドラゴン
N:スターダスト・シャオロン、スターダスト・トレイル、セイヴァー・アブソープション
絆を紡ぐ星屑
UR:調律、シューティング・クエーサー・ドラゴン、スターダスト・ドラゴン(他シンクロ・モードチェンジ、ビヨンド・ザ・スピード)
SR:ジェット・シンクロン、シューティング・スター・ドラゴン、シューティング・ライザー・ドラゴン、フォーミュラ・シンクロン
R:ドッペル・ウォリアー、アクセル・シンクロン、スターダスト・チャージ・ウォリアー
屑鉄の戦士たち
UR:ジャンク・スピーダー(他ビヨンド・ザ・スピード)
SR:ジャンク・コンバーター
輝ける竜
R:妖醒龍ラルバウール
華麗なる翼の乙女
UR:ハーピィの羽根帚
世界を覆う闇の力
N:古神ハストール
未来科学のモンスター
N:TG レシプロ・ドラゴン・フライ
真竜皇に立ち向かう者
UR:水晶機巧―ハリファイバー
マスターパック
UR:増殖するG、灰流うらら、おろかな埋葬、墓穴の指名者、ワン・フォー・ワン
レガシーパック
SR:ジャンク・シンクロン(他ストラクチャーデッキ「シンクロ・オブ・ユニティ」)
R:イービル・ソーン
ソロモード報酬
死者蘇生(デュエルストラテジー)、増援(デュエルストラテジー)
総コスト
UR:630、SR:450、R:330、N:150
(複数積みが前提となる調律や「シンクロン」がコストとして重め。主要なシンクロモンスターも大体が高レアなので、それなりの出費は覚悟しておきましょう)
デッキを使ってみた感想
「フルール」デッキと同様にシンクロフェスでレンタルデッキを使ってみて、新たな「スターダスト」や「シンクロン」たちに魅了されました。しかし、いきなり不動性ソリティア理論を理解できるはずもなく、慣れない手付きでグダグダの展開しかできなかった(フェス中にもちょくちょく自分と同じような相手と当たりましたね笑)ので、フェスで得たジュエルを使って自前の「スターダスト」デッキを作りました。
始めのうちはジャンク・スピーダーのぶっ飛んだ展開力に自分自身が振り回され、「場にチューナーしか居ねぇ!」となることも屡々。その後、スターダスト・シンクロンとスターダスト・トレイルでシンプルに展開するルートも考えましたが、トレイルの特殊召喚がモンスターのリリースをトリガーとするためやや出しづらいのと、トレイルのサーチ・墓地肥やしにスターダスト・シンクロン→スターダスト・イルミネイトを使うと、光来する奇跡のサーチに手が回らなくなり、これまた展開が安定しなくなってしまいました。
そんなこんながありながら、改めてジャンク・スピーダーからの展開を安定させられるようデッキを調整し展開の練習をしていくと、今のような構築になり展開が安定してきました。「ジャンクドッペル」もとい「シンクロン」に「セイヴァー」の要素を加えたという感じですね。展開系デッキは使ってて頭がパンクするので苦手なんですが、慣れてくれば楽しいもんです。
強さに関してはガチエンジョイですかね。サーチ手段が豊富で1つ動きを止められても無理やり展開できたり、大型シンクロモンスターを出せた時の制圧力はかなりのものなので、先攻を取って上手く展開できた時は自分のペースに持ち込めます。反面、除去手段が手薄なので後攻からの切り返しは苦手。上手くいっている時はやりたい放題できるけど、上手くいかない時は何もできない、典型的な展開系デッキですかね。
このデッキから「セイヴァー」の要素を抜いたらすぐに「ジャンク」あるいは「シンクロン」系のデッキが作れそうなので、そちらも試してみたいですね。大型シンクロモンスターをバンバン並べていくのは楽しいです。まぁ、やられてる方になると全然面白くないんだけどな!
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