ジャーニーはかなりの苦戦を強いられ、ジルコニウムは精一杯の努力をしましたが、どれほどファミリー向けの広告を打っても、何組の幸せなカップルに新婚旅行に使ってもらっても、州全体でハッパを売りまわる車というイメージを拭い去る事は出来ませんでした。というわけで、ごまかしはやめましょう。この車を買う人の目的はみんな知っています。今日もご安全に!
(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「ロスサントス・ドラッグウォーズ」アップデートで追加されたジャーニー2。古いキャンピングカーの中で爛れた生活をしたい、けれど見た目は小綺麗でいたいという人のためにこの車があります。外面だけを良くした1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ジルコニウム(Zirconium)
名称:ジャーニー2(Journey II)
分類:バン
駆動方式:FF
乗車定員:6人
購入価格:$790,000(「最初の一服:トゥループへようこそ」をクリアで$592,000に割引)
モデル車の考察
見た目も中身もオンボロで、ペガサスの管轄なため個人車両化も出来なかったジャーニーが、ピカピカの新車バージョンで登場。古いキャンピングカーというマニアには堪らない1台が待望の実装となりました。
車両の名前はジャーニー2という安直なものに。同じ車両の別バージョンに2や3など名前の後ろに数字を付けて区別するという命名方法は海外版だとちょくちょく行われていた手法(例えば、ボックスヴィルは郵便局仕様だとBoxville2、ヒューメイン仕様だとBoxville3と呼ばれたり)ですが、日本版では初めてのこと(日本版では仕様違いでも同じ車は同じ名前になっています)です。
しかし、2という名前だとジャーニーの別バージョンというよりジャーニーの新型後継機っぽく感じてしまうので、これまで通り同じ名前のまま実装するでもよかった気はしますね。どうせ古い方は個人車両じゃないからガレージ内でごっちゃになることもないし。
ボディーペイントの元ネタ
クッキングタイムは、テレビドラマ「ブレイキング・バッド」に登場したフリートウッドバウンダーがモデルだと思われます(画像)。
キャピタルMはウィネベーゴのキャンピングカーに施されたペイントがモデルだと思われます(画像)。
走行性能
新車といえどジャーニーはジャーニー。欠伸が出るほど遅いです。一応、性能チューンが行える分オンボロ版よりは速いです。焼け石に水でもやらないよりはマシですね。
ちなみに、ダックスに電話をすると彼の愛車であるジャーニー2を近くに呼び出してくれます。ジャーニーなんか呼んでどうすんだよ。
カスタマイズ
性能は置いておいて、この車の個人車両化で期待すべきはカスタマイズ性。が、悲しいことにこの車固有の改造項目はボディーペイントだけ。他はカラー変更やホイール交換など共通の改造しか出来ません。
ボディーペイント自体はレトロなサイドストライプや、ヒッピー感満載のアートデザインなど見ているだけで楽しいものが揃っていますが、それだけというのはやっぱり寂しいですね。梯子やルーフ装備、スペアタイヤなどのパーツもそうですし、バンパーやトリムなどにサビパーツを用意してくれればオンボロバージョンに戻すことも出来たのに。
当然、内装部分もパーツは無し。この車で一番ガッカリなのはここでしょう。内装部分は中途半端に綺麗になっていて、ダッシュボードやシートは新車同然なのに壁やコンロなどは薄汚れたまま。そしてポスターなどの生活感がある備品は外されています。それだけでも微妙なのに内装自体を弄れないとは、何を楽しみにこの車を買ってると思っとるんじゃ!と言いたくなります。性能度外視の車なんだからカスタマイズは楽しませてくださいよ……
というだけでもかなり残念な車ですが、更に酷いのはジャーニーのように購入不可のオプションパーツが用意されていることです。具体的には、カーテンが付いているか否か、カーテンが付いていればそれが閉じているか開いているか、リア部分に梯子が付いているかです。野良湧きする低価格の車両ならまだしも、高額の通販限定車両でオプションパーツが用意されているのはどういうことなんでしょうか。オプションパーツで欲しいものがあれば、60〜80万ドルを突っ込んでガチャらないといけません。酷すぎる。
感想
ある意味かなり期待されていた1台だと思いますが、その期待されていた部分を見事にハズした仕様でした。「ロスサントス・ドラッグウォーズ」の情報が出てきた時は、この車がドラッグビジネスに大きく関わってくるのではないか(もしかしたらビジネス拠点に、そこまで行かなくても売却用車両とか……)とも期待されていただけに、あまりにもショボい実態だったと言わざるを得ないでしょう。
しかも、購入不可のオプションパーツ付き。オンボロのジャーニーが1万5000ドルで、こちらは60〜80万ドル。「個人車両化して色も塗れます」というだけでこの価格差をかましてくるのは、いくらインフレをしていてもボラれてる感が否めません。手抜きすぎ。
綺麗なジャーニーにボディーペイントを塗れるというのは評価できますが、評価できるのは本当にそこだけ。そこ以外はどうでもいい人にだけオススメできる車です。通販限定車両でオプションパーツは擁護できないって……
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ジャーニー2をベニーズカスタムに対応してくれるのはン年後にでもなるのでしょうか?
誰かリアルで元ネタのヴォーグ ヴィラグランデのレストモッドでもして(バズって)くれないと登場しないのでしょうか。
個人的には正直キャンピングカーで出しちゃいけないスピード、加速を叩き出して(欲を言えば無改造スポーツカーカテゴリーくらい)ほしかったです
>>シラフさん
コメントありがとうございます。魔改造バン1台くらいはほしいですよね〜。