圧倒的パワーを誇るSUVが欲しくてたまらない?それならガリバンター ボーラーST-Dが必要かも知れません。それはあなただけではありません。急速に人気を広げているこのマシンは、リモート制御ユニットとミサイルのロックオン・ジャマーも追加可能で、手を出さずにはいられない逸品です。ST-D、誰もが欲しがる一台。エージェンシーのワークショップでイマニ・テックのアップグレードが可能。
(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「チョップ・ショップ」アップデートで追加されたボーラーST-D。売れた商品を何度もリニューアルして一向に新作を出さなかったガリバンターが、ようやくボーラーの新作を出す気になりました。わざわざSUVでスポーツ走行をする金持ち向けの1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ガリバンター(Gallivanter)
名称:ボーラーST-D(Baller ST-D)
分類:SUV
駆動方式:AWD
乗車定員:4人
購入価格:$1,715,000
モデル車の考察
モデルはランドローバー レンジローバー(第5世代)ですかね。エアロであったり、スポーティーさを意識した売り方だったりを見ると、レンジローバースポーツの第3世代も強く意識されていそうです。
今作でのボーラーシリーズは第3世代のレンジローバーがモデルのボーラー、第4世代がモデルの2013年型ボーラーが登場していて、特に2013年型はやたらめったら派生車両が多くていつまでこの型のボーラー出すんだよ!と言われ続けていましたが、ようやくフルモデルチェンジの時が来ました。デザイン自体はキープコンセプトで先代とよく似ていますが、ちゃんと代替わりしてますよ!
名前はST-DとボーラーSTと繋がりを感じるものになっています(紛らわしいし検索性終わってるからやめてくれ!)。STDは「性感染症(Sexually Transmitted Diseases)」の略で、センチネルにもネタが仕込まれていたり、ロックスターが好きなワードの一つです。通販サイトの解説文にある「急速に広げている」「誰もが欲しがる」なんて文も性病の広がりを仄めかしていそうです。
余談ですが、この車が登場したのはバレンタインデーの翌日のクイックアプデで、日本ではクリスマスが「性夜」とよく言われていますが、海外ではバレンタインが「性夜」になることが多く(クリスマスは家族と過ごす日)、「バレンタインの翌日にST-Dを販売」するのはなんともメッセージ性があります。車は買っても女は買うな。
走行性能
久々に来ました高性能SUV!車重がバカ重いスポーツカーという感じで、普通のスポーツカーより遥かに危険な車です笑。テクニックとセッティングでしっかり乗りこなさないとポテンシャルは発揮できません。
加速性能はアクセルを踏んで即分かる力強さで、その巨体を澱みなくトップスピードまで導きます。トラクション性能も強力で、急坂を平地と錯覚するような速さで駆け抜けます。最高速も高め。
ハンドリング面は車重の重さが如何ともし難く、オーバースピードで突っ込めばアンダーステア、ブレーキングで荷重を前に寄せすぎるとオーバーステアで、適切な速度域を選ばないとタイヤのグリップが慣性に負けます。ブレーキの効きは車重を考えれば頑張っていると思いますが、やはり車重に対して走るスピード域が高いのでブレーキ頼りの走りはできません。
車高を下げるとコーナーでの頭の入り方がスムーズになるので、個人的にはかなり乗りやすくなった印象です。加えてスポイラーでダウンフォースを強化すれば中高速コーナーは見違えるほど安定するので、しっかり走らせたいならセッティングに力を入れましょう。
ギャップに対してはあまり強くなく結構跳ねるのでオフロードだと気を遣った走りが必要になります。とはいえ、グラベルでの速度の減衰はほぼ感じず、平地を選んでストップアンドゴーを徹底した慎重な走りでもその辺のSUVを置き去りにするポテンシャルがあるので、そういう意味ではオフロードでも問題なく走れる車です。砂漠のロールスロイスは伊達じゃない。
ボディーの強度は普通で、ぶつければぶつけるほど相応に歪みますしパーツもポロポロと外れます。ただ、凹みはするしタイヤもどんどん曲がっていくんですが、元の性能が高いからか走りへの影響は感じず問題なく走れるので、アーマーを強化しないとボディーの耐久力が気になる〜ということもないです。廃車のような見た目で平然と走る姿は恐怖。
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 0:56.890、DiRT走行会コース 2:07.894
戦闘能力
エージェンシー内の乗り物ワークショップでイマニ・テックを付けることができます。ただ、以前登場した対応車両とは違いアーマープレート・地雷・マシンガンが装備できないため、イマニ・テックのみ対応の車両となります。
「契約」アップデートで新登場のイマニ・テックでは面白い機能が2つあります。1つはミサイルのロックオンジャマーで、これを付けておけばフリーセッションでの移動がかなり安全になるでしょう。
もう1つはリモート操縦で、アクションメニューの「所持品」からラジコンと同じように車を操作できます。視点が一人称固定でカメラを動かすこともできない、壊れたら保険金を支払わないといけない点を除けば、仕様はラジコンと同じ。デフォルトで自爆機能があり、スリック地雷を装備していればそれも使用可能ということで、発想次第でいくらでも遊べそうなアイテムとなっています。イマニ・テックの装備は1つしか付けられないので、自分の遊び方に合わせてどちらの装備を使うか選びましょう。
カスタマイズ
パーツ自体それほど多くなく、内容も純正にプラスアルファなものが多め。物足りなさはあるものの純正のデザインが気に入っていれば満足はできるラインナップだと思います。
フロントバンパーはスプリッターの追加で、リアバンパーはディフューザーの追加。ディフューザーはレーシングカーかよというくらい派手なものばかりで使いこなすのが難しいです。
ボンネットは純正だと中央が凹んでいるデザインをフラットにしたり逆に盛り上げたりダクトを付けたり。個人的に中央にだけカーボンが入るボンネットがグリルからのラインに合わせられてお気に入り。
アーチカバーはフェンダー部分をちょっとだけ盛ることが出来て、デザイン的に純正よりアーチカバーを付けた方がデフォルト感のあるデザインに見えたり。ボディトリムはグリルやサイドのトリム部分をメイン・サブ・カーボン・黒プラスチックの色差分に変更できるのでここの色合わせが結構この車の印象を変えますね。
ミラーは純正のものと純正のものよりちょっと横長のものが差分付きで用意されています。マッドガードは黒のマッドガードが一種類。サンストリップはボディーペイントと連動する色差分のストリップが用意されています。
ルーフは純正だとサンルーフの周りが黒でフィンがサブカラー適用になっていますが、これをメインカラーなどで色を統一させるオプションがあります。スポイラーは純正にチョイ足しの落ち着いたデザインが多い中で、突然巨大GTウイングが出てきます。スポーティーさをアピールしているSUVですが、カスタム次第ではレーシーに一歩足を踏み入れそうな感じですね笑。ロールケージとかは無いので一歩しか踏み込めませんが。
サスペンション変更による車高の下げ幅はかなり大きめで、コンペまで行かなくても結構しっかり下がりますしキャンバーも付きます。元がかなり厳つい車なので、シャコタンで別方向の厳つさを加えるのも面白いです。
ペイントはサブカラーがデフォルトだとどこにも適用されていませんが、差分パーツを使って様々なところに適用できるのでサブカラーの存在感は結構強い車です。
ボディーペイントはサイドにガリバンターのロゴが入るストライプ、ユニオンジャックをイメージしたペイント、Sessanta Nove、デュアル迷彩などが用意されています。シンプルにこの車のキャラクターを引き立たせるペイントと、派手に彩るペイントが用意されていて良い感じです。
感想
正直、実装当初は「またボーラーかよ〜」と思ってました。しかし、実際に買って乗ってみると非常に高性能で、ずんぐりとしていた先代と比べてシュッと締まって姿勢の低いスポーティーなスタイリングが正統進化を感じさせ、かなり好きになってしまいました。重たいのにバカっ速い危険な車なんですが、過剰に性能が盛られたSUVという不合理は車好きの心を熱くさせてしまいます。
カスタム面はそこまでバリエーションが無いと見せかけて、どこかの色を変えるだけでガラリと印象を変えられたりして、小技で大きく化けるところに弄り甲斐があります。不満もツートンカラーにできたらもっとよかったかな程度で、抑えるべきところは抑えられていると思います。値段だけの価値はある高級SUVではないでしょうか。でも決して乗りやすい車ではないので、誰にでもオススメできるわけではありません!
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