こんばんは、麻乃ヨルダです。最近GTA+ミニカーの企画を始めて、ミニカーを探しまくってはニヤニヤしてる怪しいおじさんになってしまった僕ですが、やはり色々探しているとGTAと関係ないミニカーも目に入って脱線をするのが常です。
中でも目移りしてしまうのが、自分が幼少期〜少年時代に現役だった車のミニカー。大体1980〜90年代、昭和から平成、レトロからネオクラシック的な、時代の移り変わりを生きた車たち。あの頃のちょっと垢抜けない、洗練される前の個性が溢れてた時代の車って、どうしてあんなに魅力的なんでしょうか。
というわけで今回は、トミカリミテッドヴィンテージ ネオのホンダ シビック シャトル ビーグルを紹介していこうと思います。
1990年代、日本では「RVブーム」が巻き起こっていました。RVは「Recreational Vehicle」の略で、海外では主にキャンピングカーを表す言葉なのですが、日本では屋外レジャー向けの乗用車全般を指す言葉になっています。
1960年代から自家用車で遊びに出るオートキャンプが普及していき、休日にはマイカーで色んな場所にレジャー活動をしに行くのが一般的になっていった昭和。1980年代は日本がアメリカを抜いて自動車の生産台数世界一を獲り、週休2日制が定着したことでマイカーでのレジャーは国民的なブームに。そこで各メーカーはアウトドアに向いた車種を販売し、これらの車が一纏めに「RV」と呼ばれていました。
このRVブームは凄まじく、クロスカントリーやSUVはともかく、今で言うステーションワゴンやミニバンに分類される車でも、グリルガードやルーフレールに背面スペアタイヤで「RVです」と名乗れば、それがどんどん売れていった時代。このビーグルも正にそんな時代に生まれた車でした。
シビックのステーションワゴン版であったシビックシャトル。その2代目は1987年から販売されていましたが、段々と売上が低迷。そんな中、世がRVブームに湧く横でラインナップにRVが無かったホンダは、シビックシャトルにRV要素を加えて価格を引き下げた「ビーグル」を発売。これが当たり、シビックシャトルは一気に販売台数を増やしたのでした。
この垢抜けない車体のデザインに、年代を感じさせるツートンカラー(マラカイトグリーン・パール/アーバングレー・メタリック)。そして流行に合わせたRV仕様。全てが「あの頃」って感じがして堪んないですね!平成が溢れ出してます!この車を見ているだけで僕のシャツの裾がジーパンに吸い込まれていきそうです。
個人的な思い出話で、僕の父は昔スズキ エスクードの初代に乗っていました。そのエスクードも紺とシルバーのツートンで、いかにもあの頃のクロカンな見た目をしていて、釣りが好きな父は色んな釣りスポットに出掛けていました。
幼い頃の自分はスポーツカーにしか興味がなく、父のエスクードもその辺を走っているRVもふーんという感じで見ていましたが、大人になって見返してみると超シブい。
RVの先駆けとなったエスクードはちゃんとカッコいいし、ビーグルみたいなブーム乗っかり系RVもこのダサさがイイ。別にフォグライトもグリルガードも必要ないやろと思うのに、妙にしっくり来てるとも感じられるこの装備。こういう車よく見かけたよな〜と思い出して嬉しくなってしまいます。
1994年は自分の誕生年でもあるので、その点もなんだかシンパシーを感じる車。同い年のこの車を見て、まだ物心ついていなかったあの頃にタイムスリップしてしまいますね。
(ちなみに、ビーグルがホンダのRV枠を穴埋めした翌年、1995年に本格RVのCR-Vが登場。こちらは日本だけでなく世界的なヒット商品になりました)
TLVNのビーグルは上で紹介したカラーだけでなく、こちらのグラナダブラック・パール/アーバングレー・メタリックの仕様もあります。この組み合わせもチョーシブい!
トミーテックではジオコレというジオラマとトミカがセットになった商品もあります。これにミラノレッド/アーバングレー・メタリックのビーグルが入ってます。この赤銀も当時感あるよな〜!
ビーグル(RV風)じゃないシビックシャトルもラインナップにあります。これも可愛いんですけど、ビーグルを見た後だとなんか物足りないというか、確かに売れなさそうな地味さ笑。RVにして良かったね。
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