こんばんは、麻乃ヨルダです。最近GTA+ミニカーの企画を始めて、ミニカーを探しまくってはニヤニヤしてる怪しいおじさんになってしまった僕ですが、やはり色々探しているとGTAと関係ないミニカーも目に入って脱線をするのが常です。
中でも目移りしてしまうのが、自分が幼少期〜少年時代に現役だった車のミニカー。大体1980〜90年代、昭和から平成、レトロからネオクラシック的な、時代の移り変わりを生きた車たち。あの頃のちょっと垢抜けない、洗練される前の個性が溢れてた時代の車って、どうしてあんなに魅力的なんでしょうか。
というわけで今回は、Tarmac Worksのグレッディ シルビア S15を紹介していこうと思います。
こちらのシルビアはD1に出場していた車両をモデルにしたミニカーですね。トラストワークスで川畑真人選手がドライブしていた車両でしょう。微妙にぼやかした言い方をしているのは、完全再現ではなくなんちゃって再現のミニカーだからです笑。よく見るとD1グランプリのハチマキとかが無いですし、V-optがI-abcと変えられていたりして、ちょっとモデルから変更されています。
2000年代はD1グランプリが発足して、ドリフトが世界的なコンテンツに成長していった最もアツい時代。この頃はD1車両の商品化も活発で、Yokomoからドリフトラジコン(ドリフトパッケージ)が出ていたり、各社からミニカーなども出ていました。自分は何も持っていなかったので、持っている友だちが羨ましくてしょうがなかったです笑。
(ドリフトラジコンって昔は4WDが当たり前だったけど、いつの間にか後輪駆動でも普通にラジドリできるようになってたみたいで……話が逸れるからやめよう)
当時のD1ミニカーがどこの会社から出ているものかとかは忘れちゃいましたけど、HKSのハイパーシルビアだったり植尾選手のハチロクだったり、今回紹介している商品のように1/64スケールでカッコカワイイものがあったのをよく覚えています。なのでこの商品を見つけてすごく懐かしい気持ちになりました。
あの頃のD1、良くも悪くもおおらかなエンタメで、まだ洗練されきっていない発展途上の面白さが、正に平成のコンテンツそのもの。今のドリフトと昔のドリフト、どっちが良いだの悪いだのがよく論争になりますが、少なくともマシンのカッコよさだけは昔の方がよかったと自分は思います。
昔のD1車両、というかドリフト車両は「車のカッコよさも含めてドリフト」という感じで、ドレスアップカーの雰囲気が強かったんですよね。ストリート車両でもあり競技車両でもあるような、まだどこにも振り切っていないキラキラしたデザインが光る車たちでした。
後輪に荷重を乗せるためにフロントだけ車高を上げる、ドリフト中の舵を一番に考え前輪は鬼キャンなど、ドリフト競技のノウハウが集まるにつれてトップカテゴリーの車両はどんどんドリフトに最適化された「異形」となっていきました。
それはそれで機能美という美しさがあるので好きなんですが、ドリフトをしていない時でもカッコいいのはやっぱり昔のドリ車かなと。そこに置いてあるだけで素敵だし、ドリフトしたらもっとカッコいい。なので、やっぱり昔のD1車両は特別です。
TRUSTのこのシルビアが出てきたのは2004年頃だったでしょうか。しかし、出てきたばかりの頃はまだ川畑選手が安定感の無いドライバーだったためか成績が安定せず、車はプロっぽくてカッコいいけど追走で走りをしっかり見られずマイナー寄りな車だったと思います。
2005年からは安定して決勝トーナメント進出が出来るようになり、川畑選手もこの車もD1で目立つ存在になってきた、って感じだったかな?2006年以降は自分が車への興味を無くしていた時期なのでリアルタイムで追えていないですが、2007年に川畑選手はD1チャンピオンに。
チャンピオンになった頃にはチーム体制が変わってシルビアも濃い青の仕様になっていた気がするので、TOYO TIRESのチャンピオンカーではなくGreddyの頃のシルビアをミニカーにしているのはシブいですね。当時キッズだった人間のツボをよく分かってる笑。あの頃集められなかったD1ミニカー探してみようかなぁ。
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