自分が見た中で「これは面白い!」と感じた動画(YouTubeでもニコニコでも)を紹介するコーナーです。今回は「ついにプラチナ帯で無双し始めた件について【1勝する度1パック開封】初期デッキ+マスターパックで決闘する #142【遊戯王マスターデュエル】」です。
マスターパック縛りでここまでやれる!
以前紹介したsevenさんの初期デッキ+マスターパックだけで決闘する動画、気付けば2年の時が経っていたこの企画ですが、コツコツと続けられていた結果、遂にプラチナ帯を脱しダイヤ帯に到達されていました。本当におめでとうございます!
パックを沢山引いて試行錯誤を重ねても、新弾追加による環境の進行の方が早くて戦えど戦えど勝てず、一時期は明らかにメンタルが荒んでいるのが分かる動画内容で見ていて辛い時期もありましたが、遂にトンネルを抜けた様子で見ている方も自分事のように嬉しかったです。
現在、sevenさんのデッキはパーツが揃っていて妨害と展開が比較的安定するジェネレイドと蠱惑魔を中心とした闇鍋デッキ。そこに1枚で盤面を制圧できる永続罠、運良く引けた誘発札が脇を固めているわけですが、ターニングポイントとなったのはあのカードの存在でした。
寄生虫パラノイド。”あの”「寄生虫パラサイド」のリメイクカードであるこのモンスターは、フリーチェーンでモンスター1体に寄生して昆虫族に変える効果を思っています。
本来はこれで昆虫にしたモンスターを超進化の繭で生贄にし、大型昆虫モンスターを展開するデザインのカードですが、フリーチェーンなので誘発札としても使用可能。種族を書き換えることで、種族が大事な要素となるデッキ相手に妨害を決めることが出来ます。
これが現在の環境によく刺さり、天盃龍、デモンスミス、ブルーアイズといったデッキを睨むことが出来ます。指名者も一切効かないので対応もまず無理(というか想定しようも無い)。また、デッキに採用されているフェニックス・ギア・フリードのコストにもなっていて噛み合わせが良さそうです。パラノイドはレアリティがRなのでこの縛りでもしっかり3積み可能。
現在は大展開時代、対策に増殖するGとマルチャミー・フワロスをガッツリ積むデュエリストが多い環境で、動き回らずに妨害を構えられるジェネレイドと蠱惑魔が柱となり、先行では永続罠、後攻では寄せ集め誘発が効き、デッキのバランスと環境との噛み合わせが奇跡のマッチングをしています。
昇格までの流れは運の要素も強かったとはいえ、コンパクトに40枚に収めたデッキで事故無く安定した初手を引けていたので、以前までのサウンドウォリアーを中心としたシンクロ展開デッキと比べて捨て試合が大幅に減ったように見えます。運を引き寄せたのも必然と言えるデッキ構築に仕上がっていたのではないでしょうか。
今回のデッキはマスターパック縛りの一つの到達点と呼べるデッキで感動しました。やっぱり現代では汎用性は低くとも誘発札がそれなりに無いと勝負にならず、その枠をパラノイドや応戦するGなどが埋めてデッキの最後のピースとなったのは、マスターパック縛りならではだったと思います。低レア誘発の輝き。特にナンナを虫にしてデモンスミス封殺するのは気持ち良すぎて最早エロい。
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