数日前、発売延期が発表されたGTA6ですが、何の告知もなく唐突にトレーラー第2弾が発表されました。「ちゃんと作ってるからもう1年待っとけやぁ!」と言わんばかりにワクワクの内容盛り沢山の動画となっています!
トレーラー1ではルシアのおまけくらいの存在感だったもう一人の主人公、ジェイソンにスポットライトが当てられています。このラテン系っぽいアメリカンなマッチョさが堪らないイケメン!やだぁ〜すっごいイイオトコじゃな〜い!
トレーラー2の内容は、ジェイソンが家主っぽい男に言われて集金に行き、出所するルシアを迎えるところまでで前半、後半はルシアと出会ってからの二人のバイスシティでの暮らしぶりが描かれています。概要欄にある説明はこんな感じ。
アメリカ、バイスシティ。
ジェイソンとルシアは、自分たちの人生には常に向かい風が吹いていることを自覚していた。しかし、簡単にこなせると思われた仕事に失敗した二人は、いつしかアメリカでどこよりも陽当たりのいい街の暗部で、レオナイダ州全土に広がる裏社会の陰謀に巻き込まれていく。この世界で生き抜くためには、これまで以上に互いを頼りにしなければならない。
恐らく、ストーリー序盤の展開はトレーラー2で示唆されたものそのままの展開になるんじゃないかと。ケチな仕事をしていたジェイソンはルシアと出会い、二人で最初の仕事かなにかを任されたら失敗してしまい、失敗を取り返すためと自分たちが成り上がるために二人で協力関係を結んでいく、みたいな感じでしょうか。
バイスシティという舞台でこのストーリーは既視感がありますね。過去作のバイスシティ(ややこしいのでゲームの方のバイスシティは以下VC表記)では、出所してすぐにバイスシティに送られ麻薬取引に出向いたトミー・ベルセッティが、罠にハメられて金もヤクも盗まれ、所属しているフォレッリファミリーのボスに圧を掛けられます。そして、その取引で兄を殺されたランス・ヴァンスと協力し、自分たちを罠に陥れた相手へ復讐を目指しながらバイスシティでのし上がっていきます。
過去作のストーリーを意識していないわけがないので、根幹となるストーリーはセルフオマージュのような展開になりそうです。VCではトミーとヴァンス兄弟の取引にフォレッリファミリーと街の麻薬王リカルド・ディアスが噛んでいて、その陰謀に巻き込まれる形となっていましたが、GTA6でもジェイソンとルシアは何でもないと思っていた仕事でそういった大物たちの思惑に巻き込まれ、追い詰められるところから話がスタートしそうです。
GTA6の告知サイトもオープンし、各キャラクターの紹介や街の風景など大量の情報が解禁されています。いきなり情報量が多いって!でもよくよく考えたら1年半何も情報が出てこなかったんだからこれでも足りないくらいだ!
全部を見ていくとキリが無いので、トレーラーと告知サイトから気になるポイントを掻い摘んでいきましょう。とりあえずは主人公二人の設定から。
ジェイソンは育ちが悪く、悪党に囲まれた幼少期を過ごし、悪い環境から逃れるために陸軍に入隊。しかし、結局は麻薬密売人の下で働く人生を送っているようです。ルシアは元々リバティーシティに住んでいたようですが、家族のために働いてきた結果、レオニダの刑務所送りになったと。
やはりこの辺の設定を見ても過去作をかなり意識しているのが伺えます。軍に入隊したものの上手く行かなくてドラッグビジネスに進んだジェイソンはバイスシティ・ストーリーズのヴィクター・ヴァンスのようですし、ルシアの物語も若くして出所できたトミーのように見えます(トミーも“家族”のために戦ってた笑)。ヴィックとトミーの話をマイルドにした感じのバックグラウンドですね。
トレーラー2の冒頭でジェイソンに話しかけてきたキャラはブライアン・ヘダーと判明。ボートヤードを拠点にする麻薬密売人で、ジェイソンは彼の仕事を手伝う代わりに家賃無料で家の一つに住まわせてもらっているようです。
気になるのはブライアンのストーリー中での立ち位置ですね。見えている情報だと、ルシアを迎えに行く仕事も「簡単な仕事」もブライアンから言われたものっぽくて、展開によっては敵対もあり得る人物です。ただ、ジェイソンの父代わりをしている雰囲気もあり、味方サイドで居てほしいなぁという感じもあります。
ブライアンが味方サイドに居そうな根拠として、登場するのがカル・ハンプトン。主人公の友人にしてデブのハッカーというGTAにおける最強キャラのポジションに座るカルは、ブライアンの同僚でもあるそうなので、良きサポーターとして常に二人を支えそうなカルと、カルと繋がりがあるブライアンはジェイソンとルシアの味方として戦ってくれそうな気がします。
他に顔見せされたキャラクターは多くがナイトクラブと音楽関係で、トレーラー1・2でもナイトクラブがしっかり映されていたのを見ると、VCのマリブクラブ以上にナイトクラブがストーリーに関わってきそうですね。VCではナイトクラブが強盗計画の拠点になっていましたが、プロの強盗らしいラウル・バウティスタがどう絡んでくるのかも気になります。
個人的に注目しているのはリアル・ダイメズ。この女性ヒッピホップ・デュオ、どう考えてもシティ・ガールズが元ネタだと思いますが、彼女たちがゲーム中でどんな歌と踊りを見せてくれるのか楽しみです。彼女たちのトゥワークが見られたらもうGTA6は星5評価です。
(City Girlsについて→良い音楽はケツで聞く〜Twerk MV紹介「City Girls – Twerk ft. Cardi B」)
告知サイトでは大量のスクリーンショットが公開され、それぞれの写真に写った街の景色があまりに綺麗で、なんだか見ているだけで泣けてきました。本当にバイスシティという街があって、そこに生きている人々が居て、この街に行ける日がちょっとずつ近づいているんだと思うとそれだけで元気になれますね。グランド・セフト・オートというゲームシリーズの新作で、新情報に一喜一憂できるのは幸せなことです。この10年、新作が出せるのかどうかすら分からなかったわけですから笑。
超リアルになった乗り物や武器の描写など、これらも一つ一つ見ていったら終わりが無いですね。一日で全部を見切ることもできないので、ここからちょっとずつ情報を消化していこうと思います。この情報を1年掛けてしゃぶり尽くす……こともできますけど、流石に次の1年でもうちょっと情報が解禁されると思う(本気で発売する気があるなら)ので、それを待ちながら色々とGTA6あーでもないこーでもないを妄想していきたいですね。
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