ピザにチキンをトッピングする。ボロネーゼにケチャップをかける。イタリア文化には、へたに手を加えないほうがよいこともあります…手を加えてしまったら、本気の戦いを覚悟しましょう。ただし、LSCMは歴史上もっとも戦果をあげられていない軍隊相手に自らを守る覚悟があるようです。そのような覚悟を持ったのも、グロッティを改良できたと自称できる唯一のマシンを届けるためです。ボナペティート。
– カーミーティングのショーケース:特別ボディキット(カスタマイズが限定)
– ミサイルのロックオン・ジャマー搭載済み(Legendary Motorsportでの解説)
「マネーフロント」アップデートで追加されたLSCMチーターレトロ。日本に辿り着いたイタリア料理はイタリア人が仰天するレシピに魔改造されることがありますが、それは料理だけでなく車もそうです。ワイドボディーのアーティストが作った1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:グロッティ(Grotti)
名称:LSCMチーターレトロ(LSCM Cheetah Classic)
分類:クラシックスポーツカー
駆動方式:MR
乗車定員:2人
購入価格:$1,952,500
モデル車の考察
チーターレトロをワイドボディ化した車で、元ネタはリバティーウォークのテスタロッサだと思われます。ボディーペイントもリバティーウォーク関連が元ネタだと思われますが、それについては下記で。
前回の「エージェント・オブ・サボタージュ」アップデートではLSCMジェスターRR(元は「ジェスターRR・ワイドボディ」でしたが今回のアプデで改名されました)が登場し、ワイドボディーとボディーペイントのカッコよさで盛り上げておきながらカスタムほぼ不可という仕様で屈指のガッカリ車両となってしまいました。
そして今回チーターレトロのLSCM版が登場し、「まさかまたカスタム出来ないのか……?」とユーザーたちが身構えていたら、悪い予想が当たってLSCMジェスターRRと同じ仕様で実装されました。こういうボディーキット+ボディーペイントのコンプリートカーは、今後新たに実装されたとしてもやはり同じような仕様になるんでしょう。
救いだったのは、今回のLSCMチーターレトロはボディーペイントが剥がせるようになっていること(同時にLSCMジェスターRRもボディーペイントを剥がせるようにされました)。前回のアプデで相当「ジェスターRRのペイント剥がさせろ!」と言われたんでしょうね笑。
ボディーペイントの元ネタ
LSCMx YetiはLiberty Work(LBWK)とA BATHING APE(BAPE)のコラボレーションで作られた車たちが元ネタだと思われます(画像)。このコラボでは7台の車にコラボペイントが施されましたが、テスタロッサは対象に含まれていませんでした。なので、「BAPEとのコラボでテスタロッサが選ばれていたら」というネタだと思います。
走行性能
基本的にはベースのチーターレトロと同じような性能で、クラシックスポーツカーカテゴリーで上位の速さです。
チーターレトロからの変化は、まずハンドリング面。エアロで武装されてダウンフォースが良くなったのか、ベース車両よりも高速域で安定し、スムーズな旋回が可能に。元々コーナリングマシンでしたが更にコーナーを攻められるようになりましたね。ただ、低速域では相変わらずオーバーステアが出るので注意。
最高速はシャコタン故か空力故か、わずかにベース車両より遅くなっています。なので本当に少しの差ですが、LSCMの方はストレートよりもコーナーで勝負する車になっています。タイムへの影響は確実にハンドリング面の方が大きいので、大抵のコースではLSCMの方がベース車両より速いと思います。
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 0:56.158
カスタマイズ
LSCMジェスターRRと同じく、カスタムは基本的に出来ません。ボディーペイントを剥がしたりできるくらいです。LSCMジェスターRRが酷評されていなかったらこの車もボディーペイントを剥がすことすらできなかったと思うので、LSCMジェスターRRが叩き台になってくれてよかったですかね笑。
感想
美しきグロッティの名車を、シャコタンにしてド派手なペイントをかましたこの1台。賛否両論ガッツリ分かれそうなコンセプトですが、その出来栄えは素晴らしいの一言。低くワイドなボディーにピタッと決まったツラは、オフセット調節が出来ないこのゲームの中で眩い光を放っています。
カスタムが一切できないのは非常に残念ですが、前回のアップデートのLSCMジェスターRRで既にこのガッカリ感を味わっていたので、2度目となると「またか」くらいで済みました笑。LSCMジェスターRRはあまりに衝撃的な事件で、ある意味免疫がつきましたね。
あとは、LSCMジェスターRRの時はボディーペイントが剥がせない上にボディーペイントありきのカラーリングだったのが呪いの装備のようにユーザーを苦しめていましたが、LSCMチーターレトロはボディーペイントを剥がせて、ボディーペイント自体もどんな色にしても問題ないデザインだった、というのが大きな不満が出ない要因でしょう。
価格も200万ドル以内に収められ、コンプリートカーと分かって買うならこれくらいは、という車になっていると思います。LSCMジェスターRRの反省を活かしたような車なので、こういった完成品だと分かって買うのなら良い車だと思います。
でも、継続して遊んでいる自分はそういうもんだと慣れてしまっただけで、知らない人が200万ドル払ってロクにカスタムできない車を掴まされたらと思うと、そりゃ怒っても無理ないなとも思います笑。やっぱコンプリートカー販売は悪い文化かも。
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