GTA5に登場するタクシー、タクシーのペイントができる車をまとめました。タクシードライバーになりたい人必見!
ヴァピッド タクシー
1台目はそのまんまの名前でタクシー。第2世代のフォード クラウンビクトリアをモデルにした車で、スタニアーLEがベースとなっています。
今作では一般車として登場する唯一のタクシーとなっていますが、実際のアメリカではクラウンビクトリアをベースとしたタクシーは2000年代以降減少傾向にあり、GTA5の時代設定である2010年代においてもプリウスベースのタクシーが大勢を占めているのが実情。「昔ながらのアメリカのタクシー」という感じですね。
タクシーの詳細は→GTA5/GTAオンライン車図鑑「ヴァピッド タクシー(Vapid Taxi)」
クラシーク ブロードウェイ
2台目はブロードウェイ。モデルはオールズモビル 66 クラブセダン。モデル車が実際にタクシーとして走っていたというわけではなさそうですが、丸くて古めかしいボディがタクシーペイントとよく合うのでタクシーに選ばれたんでしょうね。タクシーのボディーペイントを付けるとタクシーの仕事を受注できるようになります。
ブロードウェイのタクシーペイントはタクシーの仕事で累計50人のお客さんを運ぶと解除されます。3Dユニバース時代のタクシーミッションのボーナスみたいな解除条件ですね。なお、この車は2ドアなのでタクシーの仕事をするとお客さんは助手席に乗り込みます笑。リアシートも有るんだけど、GTA世界の住民はドアからシートにしか移れないからさ……。
ブロードウェイの詳細は→ブロードウェイ
ウィラード ユードラ
3台目はユードラ。モデルはビュイック エレクトラ(初代)。この車も別にモデル車がタクシーだったということではありません。恐らく、セガの名作「クレイジータクシー」をイメージしてタクシーペイントが用意されたんだと思います。
クレタクのあのオープンカーはキャデラック エルドラドがモデルだと思われるので、違う車ですが雰囲気は似てますよね。あと、クレタクを意識しているのではと思われるもう一つの理由がこのペイントの解除条件で、「タクシーの仕事中にスタントジャンプを10回決める」というものになっています。絶対クレタクだ笑。
この車は4ドアなのでお客さんがちゃんと後部座席に乗ってくれます。ただ、タクシーとして褒められるのはそこくらいで、古いアメ車だけあって遅いわ重いわ、どんな速度でカーブを曲がってもリアが滑り出すわで、遅いのに危なっかしいどうしようもない乗り味です。「クレイジータクシーの爽快感抜き」で遊びたいマゾヒストにしたオススメできません。
ユードラの詳細は→GTA5/GTAオンライン車図鑑「ウィラード ユードラ(Willard Eudora)」
ウーバーマフト サイファー
4台目はサイファー。モデルはBMW M2(F87型)。BMWのセダン・クーペがタクシーになるということは基本的に無く、個人タクシーで使っている人がたまに居るくらい。少なくとも黄色に塗られて大衆向けのタクシー会社で働いているBMWは見ないでしょう。Mシリーズなんて尚更。
なぜサイファーがタクシーペイントの対象車に選ばれたのかはともかく、このタクシーペイントは普通のタクシーペイントではありません。名前が「ドリフトタクシー」となっているように、ドリフトチューニングをした時限定で付けられる、スプレーで落書きもされたやんちゃなタクシーとなっています。「タクシーっぽい車がドリフトしてたら面白いっしょ?」的なペイントですね。
なので、本当にタクシーをやるわけではなく、タクシーの見た目で遊ぶための車だったんですが、「マネーフロント」アップデートで何を思ったか、タクシーの仕事ができる車に修正されました。
もう一度言いますが、このタクシーペイントはドリフトチューニング限定です。そのため、この車でタクシーの仕事をしたら常時ドリフト状態の狂ったタクシーになります(ユードラよりよっぽどクレタクだよ)。
ただ、ロスサントス住民は車をぶつけたりしない限り怒らない鍛えられた人々なので、どれだけ道中でお客さんをシェイクして車内をゲロまみれにしても文句は言われません。GTAでしかできないドリフトタクシーを楽しみたいならサイファーで。
サイファーの詳細は→GTA5/GTAオンライン車図鑑「ウーバーマフト サイファー(Übermacht Cypher)」
ハーディ
5台目はハーディ。モデルは日産 ローレル(C33型)。サイファーに続くイロモノタクシーで、なんと東京の個タクを再現したペイントが。我々日本人プレイヤーからすると、東京で実際にこんな色のタクシーを見たとか、テレビドラマで見たとか、はたまた乗ったことがあるとか、かなり馴染み深いペイントだと思います。
非常に似合っていますがこの型のローレルがタクシーになっていたイメージは無く、もう少し古い型がタクシーに使われていた気がします。C31型なんかは公式で教習車、タクシー用のグレードが用意されていました。
タクシーのイメージがより強いのは同じ日産のセダンで車格も似ているセドリックですね。なのでその辺もまとめて元ネタになっていそうです。どっちにしても、ローレルが実装された上に東京の個タクが元ネタのペイントもあるよ、なんて過去のGTAプレイヤーに言っても信じてもらえなさそう。何度も見てもMODみたいというか、ロスサントスでこのタクシーが走っているのを見ると笑ってしまいます。
ハーディの詳細は→GTA5/GTAオンライン車図鑑「アニス ハーディ(Annis Hardy)」
ウィーニー ダイナスティー
一応この車もタクシーにできるということで、ダイナスティーも紹介。モデルはモーリス オックスフォードⅢ。
1958年、インドのヒンドゥスタン・モーターズがイギリスのモーリス・モーターズからオックスフォードⅢの権利と生産設備を買い取ります。ヒンドゥスタン・モーターズはオックスフォードⅢをベースに「アンバサダー」を生み出し、販売を開始しました。
構造が単純なため修理が安くて簡単、またインドの交通事情に適合していたアンバサダーは瞬く間に普及が進み、乗用車からタクシーまでインドの道路はアンバサダー一色になるほどの爆発的ヒットを記録しました。これによりアンバサダーは「king of Indian roads」の愛称で呼ばれるなど、インドの国民車と言うべき存在になりました。
近年、インド経済が活性化し、環境への悪影響や安全性の低さ、植民地時代のシンボルであったことなどが理由でアンバサダーは製造中止に追い込まれてしまいますが、それでも1958年から2014年まで生産され続けた超ベストセラー車であり、今もなおインドを代表する車と言っても過言ではないでしょう。「アメリカのタクシー=クラウンビクトリア」のように、「インドのタクシー=アンバサダー」と言えるくらい、今も強くイメージに残っている車でしょう。
そんな車をモデルにするダイナスティーにもタクシーペイントがあるんですが、綺麗なペイントは無く錆びついて汚れたものしか用意されていません。また、アップデートを重ねてもタクシーミッション対応にならず、遂にサイファーがドリフトタクシーになってもダイナスティーはタクシーミッション対応にならなかったので、今後もこの車でタクシーの仕事が出来る日は来なさそうです。
モデル的には追加車両の中だとどの車よりもタクシーが似合う車なはずなのに、なんでこんなにタクシーとしての扱いが悪いのか。こんな狼藉、Radio Del MundoをGTA6で復活させるくらいしてくれないと許せません。もっとGTAにインド要素を出せ。
ダイナスティーの詳細は→GTA5/GTAオンライン車図鑑「ウィーニー ダイナスティー(Weeny Dynasty)」
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