
こんばんは、麻乃ヨルダです。皆さんは遊戯王マスターデュエル、楽しんでますか?現代遊戯王には現代遊戯王の面白さがありますが、たまにはランクマッチの極まった遊戯王ではなく、昔なつかしの遊戯王を楽しみたい気持ちになって、ソロモードで変な遊び方を開発したりしています。
【遊戯王マスターデュエル】ソロモードを遊び尽くせ!〜「初代のカード縛りでソロモード攻略」
そして最近ハマっているのが、キャラデッキの制作。現代はカードプールが大きく大きく広がり、過去作のキャラテーマも多くがテコ入れされ、現代基準の強さを得ることが出来ています。当時はキャラデッキというとほぼシナジーのないカードを寄せ集めた「紙束」なことが殆どで、ガチデッキと戦うことは到底不可能でしたが、現代だとしっかり回りさえすれば環境デッキを食うことも可能なパワーを得ています。
とはいえ、進みに進んだ現代遊戯王は先行展開が素通りすると後手側が何も出来ずに敗北してしまうアンバランスなゲームとなっていて、それはキャラデッキでも同じ。最終盤面に妨害効果持ちのカードが並べば相手を一方的に蹂躙してしまい、アニメのようなアツい攻防はどこへやら。
かと言って、手札誘発を積んで先行展開を止めようとなると、手札誘発がデッキスロットを圧迫してキャラデッキらしさが失われますし、手札誘発で止まって何も出来ずにターンを終えたら結局良いデュエルはできません。基準を設けずにキャラデッキを作って対戦しても、楽しいデュエルをするのは難しいです。
なので、「キャラデッキらしさを最大限に出しながら」「2010年代前半の遊戯王っぽいやり取りのあるゲームにする」にはどうしたらいいか考えました。そして、ゲートボールで最も人気な1103環境、つまり5D’s〜ZEXAL(OCG第7期)くらいのパワー感を基準にしてキャラデッキを作ったら、イイ感じにアニメのようなデュエルが再現できるのではないかと考えてデッキを作って遊んでいます。
(具体的には、理想展開をしてもエースモンスター1体と1妨害あるかないかの最終盤面に着地するパワー)
今回は遊戯王5D’sの「ジャック・アトラス」デッキを作っていこうと思います。
デッキレシピ
下級モンスター(19枚)
バトルフェーダー×1
シンクローン・リゾネーター×1
ミラー・リゾネーター×1
妖醒龍ラルバウール×1
想い集いし竜×1
レッド・リゾネーター×1
ヴィジョン・リゾネーター×1
ダーク・リゾネーター×1
トラスト・ガーディアン×1
紅蓮王 フレイム・クライム×1
クリエイト・リゾネーター×1
ソウル・リゾネーター×1
トラップ・イーター×1
ランサー・デーモン×1
パワー・ブレイカー×1
レッド・ガードナー×1
風来王 ワイルド・ワインド×1
スカーレッド・ファミリア×1
ボーン・デーモン×1
上級モンスター(3枚)
バイス・ドラゴン×3
魔法(8枚)
クリムゾン・ヘル・セキュア×1
コール・リゾネーター×3
シンクロ・ランブル×1
魂を刻む右×1
皆既日蝕の書×1
アブソリュート・パワーフォース×1
罠(10枚)
プライドの咆哮×1
スカーレッド・コクーン×1
王魂調和×1
シンクロコール×1
大いなる魂×1
デモンズ・ゴーレム×1
ウィキッド・リボーン×1
デモンズ・チェーン×1
スクリーン・オブ・レッド×1
強化蘇生×1
エクストラデッキ(15枚)
転生竜サンサーラ×1
天狼王 ブルー・セイリオス×1
レッド・ワイバーン×1
レッド・ライジング・ドラゴン×1
エクスプロード・ウィング・ドラゴン×1
デーモン・カオス・キング×1
天刑王 ブラック・ハイランダー×1
レッド・デーモンズ・ドラゴン×1
クリムゾン・ブレーダー×1
琰魔竜 レッド・デーモン×1
レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト×1
セイヴァー・デモン・ドラゴン×1
スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン×1
赤き竜×1
燃えろ!我が魂!
ゴッズのアニメがやっていた当時、ジャックのデッキは正真正銘の「紙束」でした。同じ主人公格の遊星とクロウが環境レベルのガチデッキに仕上がっていたのと比べ、ジャックは「パワーデッキ」というふんわりとした呼称のデッキを使っていて、名前から性能まで何もかもまとまりの無いカードで構築されていました。一人だけ初代のキャラみたいなデッキでしたからね。
(パワーが違いすぎるぅ!)
そのため、キャラデッキ同士の対戦では歯が立たず、遊星とクロウにボコられて悲しい想いをした子供たちは多かったと思います。そんな鬱憤を晴らすべく、ARC-Vとストラクチャーデッキでドドンと強化が入り、「レッド・デーモン」デッキは今ではむしろキャラデッキのトップ集団を走る強さを誇っています。
なので、5D’s時代のジャックデッキに現代の強化カードを挿し込んでいけば、ジャンドやBFとも渡り合えるデッキが作れるはずです。そんなわけで、オーバーパワーになりすぎないようほどほどに強化してみました。
ジャックデッキのコンセプトは単純明快で、「レッド・デーモンズ・ドラゴンを活躍させる」に尽きます。とにかくレモンの召喚に繋げて、召喚できたら様々な手を駆使してレモンを守り、最終的にスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンでバーニング・ソウル。この黄金パターンを常に再現できるキャラデッキを作りたいところ。
デッキの軸となるのはリゾネーター。リゾネーター+何かでレモンを出せるように、組み合わせの種類を増やせる強化カードを選びました。最強初動はソウル・リゾネーターで、ソウル・リゾネーターを召喚すればボーン・デーモンを持ってきて特殊召喚、ボーン・デーモンの効果でヴィジョン・リゾネーターを落として関連カードをサーチしながら直でレモンかレッド・ライジング・ドラゴンを経由してレモンが出せます。普通に現代のレッド・デーモンでもやる展開ですね。
(ズッ友)
これが理想的な流れですが、こればっかりになると他のカードの出番が無くなりますし、普通に強すぎるのでソウル、ヴィジョン、ボーン・デーモンは制限カードに。ソウルを複数積みして破壊肩代わりが何度も使えるのは当時基準だとヤバいですし、ボーン・デーモンもコストがある限り毎ターン蘇ってくるのはピン挿しじゃないと許されません。ヴィジョンで持ってくるカードも、無限リソースのクリムゾン・ヘルガイアと破壊効果を飛ばしまくるスカーレッド・ゾーンはオーバーパワーなので禁止にしています。
とにかくレモンを出しまくるデッキですがレモンを3積みするのは芸が無いし、レモンの特別感も薄れるので、琰魔竜とスカーライトも採用。状況に応じてレッド・デーモンの顔を変えて戦っていくのが楽しいです。スカーレッド・デーモンは演出もあってカッコいいんですが、この子を素材にスカーレッド・ノヴァを出したりした時におまけでレモンが横に並ぶのが強すぎるし、絵面的にもちょっと締まらないので禁止です。
その他のカードはレモンのサポートと防御を重視。相手モンスターを飛ばしたりレモンを逃したりできるデモンズ・ゴーレム、安全にレモンの攻撃を通して蘇生も出来たりするスカーレッド・コクーン、ダイレクトアタックされたら墓地シンクロができる王魂調和など、色々な動きができるようにして対応力を上げることを重視しています。ダークシグナー編以降の脳筋描写と力押しデッキのイメージのせいで誤解されがちですが、ジャックのデュエルは非常にテクニカルなのでそこを再現できるようなデッキになればと。
(ジャックのカードは噛めば噛むほど味のするカードばかりで楽しいぞ)
おかげで、死ぬほどレモンを擦り倒す楽しいデッキに仕上がりました。妨害で相手を止めるのではなく、レッド・デーモンズ・ドラゴンの力を活かすことで状況を打開するパワフルなデッキで、しかもキャラデッキとしてジャックらしいカードが満載。当時のジャックデッキでなんとか遊ぼうとしていた自分に見せてあげたいデッキです笑。
こんな感じで、懐かしの遊戯王を楽しめるパワー感のキャラデッキを作って遊んでいます。ソロモードでCPU相手に調整しているだけでもすごく楽しいんですが、やはりキャラデッキ同士で対人戦もしたいので、同じように「懐かしの遊戯王を楽しみつつキャラデッキも楽しみたい」という人は、記事のコメントやTwitterの方で自分に声を掛けてくれたら嬉しいです。趣味が合う遊戯王友達が欲しい!
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