ドイツ人について何と言おうと、彼らはラグジュアリーを熟知しています。そして欧州で唯一価値あるのはドイツ経済です。このモデルには様々な追加装備が施されていますが、法的理由により全てをご紹介できません。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
シャフターのクーペ版とも言えるシュワルツァー。シャフターでは刺激が足りない人のために作られたスポーツカーです。ドリフト族に大人気の1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ベネファクター(Benefactor)
名称:シュワルツァー(Schwartzer)=黒い者(ドイツ語)
分類:スポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$80,000
モデル車の考察
シャフターをそのままクーペにしたようなデザインで、モデルはメルセデス・ベンツ Eクラス E550クーペですかね。フロントマスクは同社のCLクラス C216に似ています。
走行性能
見た目こそシャフターとほぼ同じですが中身は別物。扱いやすい優等生だったシャフターに対し、シュワルツァーは暴れん坊のじゃじゃ馬となっています。
トラクション性能が低めなせいか発進時の加速は緩やか。中速域からスピードが乗っていき、そこから最高速に至るまで力強く加速していきます。最高速はスポーツカーカテゴリーでは中くらいといったところで、全体的なストレートスピードは控えめ。
コーナリング面は不安定で、ハンドルを切ればスライドが始まると言っていいほどオーバーステアが強め。サスペンションを変更して車高を下げると更にこの傾向が悪化し、いつでもどこでもズルズルです。ブレーキの効きは良いので、速く走らせたいなら早めのブレーキでしっかりと車体を安定させてコーナーをクリアしたいですね。
速さという点ではカテゴリー内で下位に沈んでしまうほどグリップ走行が苦手なこの車ですが、ドリフト勢には人気の1台となっています。というのも、車高を下げるグリッチ(所謂シャコタングリッチ)を行うと更にタイヤのグリップが落ちてドリフトしやすい車になるからですね。その辺自分は専門ではないので、気になる方は「GTA ドリフト」なんかで調べて見ていただければと思います。
カスタマイズ
「犯罪事業」アップデートで大幅なカスタムパーツの追加があり、ドレスアップカーとしての価値が高まりました。ドリフトは車の美しさも含めて魅せる世界なので、シュワルツァーのテコ入れを喜んだ人は大勢居るでしょう。
エアロパーツの多くは純正や既存のものにチョイ足ししたパーツですが、とにかく数が多く細かい差分が用意されているためどこかに気に入ったパーツが見つかるでしょう。バンパーからルーフまで一通りのエアロは揃っていますし、ロールケージも組めるのでラインナップは文句なし。
フロントマスクの印象を大きく変えるパーツとして、グリルが良い仕事をしてくれます。シャフターのようにベネファクターのエンブレムが輝くグリルもあれば、チューニングカーっぽくメッシュだけのグリルもあるので、フロントパンパーと合わせて魅せたいようにカスタムすることができますね。
スポイラーはダックテイルや小さめのスポイラーが多く、GTウイングはハイマウントで羽根が大きいものが用意されていないのがちょっとだけ不満。やっぱりこういう見た目のドレスアップカーだとデカい羽根でイキリたいじゃないですか。
ボディーペイントはストライプを絡めたものが多く、どれも凝ったデザインで洒落ています。チューニングカーっぽくもレースカーっぽくも出来るし、この車のキャラクターにあったものが揃っていて大満足。テコ入れで最も評価したい部分ですね。
感想
「ロスサントス・チューナー」アップデートでローグリップタイヤが登場し、「犯罪事業」アップデートで全車両にローグリップタイヤが付けられるようになったため、ドリ車はこの車の専売特許ではなくなりました。
しかし、長年ドリフト勢の愛車として親しまれてきた車ですし、ドリフトをしなくてもスタイリッシュなドイツ製クーペとして価値がある車なので、今後も愛される1台であることは間違いないでしょう。8万ドルで買えて、カスタムして遊べるならそれだけで最高です。
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