アルコノスト最大の売りはスピード?俊敏さ?恐ろしい空気力学的パワー?それよりも、中規模の島1つを丸ごと沈められる量の兵器?もしくは一度レーダーに見えないくらい十分な高さまで行くという事実?恐ろしいですか?そうでなければ、あなたは既にコクピットにいるはずです。
(Warstock Cache & Carryでの解説)
「カヨ・ペリコ強盗」アップデートで追加されたアルコノスト。彼女の羽ばたきを目にした時、あなたは既にこの世のものではなくなっているかもしれません。音速で飛ぶステルス爆撃機を見ていきましょう。
機体データ
メーカー:なし
名称:RO-86アルコノスト(RO-86 Alkonost)
分類:飛行機
乗車定員:2人
購入価格:$4,350,000(この機体を侵入時の乗り物に選びカヨ・ペリコ強盗:フィナーレをクリアで$3,262,500に割引)
備考:保管には格納庫が必要。マップ上では専用アイコンで表示。武装機のためパッシブ不可。
モデル機の考察
モデルはツポレフ Tu-160ですね。Tu-160が参考にしたとされるロックウェル B-1 ランサーの要素もあり、似ている2機の合作のようになっています。名前や設定からするとアルコノストはロシアの機体のようなので、ベースはTu-160なんでしょう。
Alkonostはロシアの神話上の生き物で、上半身が人間の女性になっている鳥の姿をしています。Tu-160はそのデザインから「ベールイ・レーベチ(Белый лебедь):白鳥」と呼ばれているため、この機体にも鳥に関する名前が付けられたのでしょう。
飛行性能
まず目につくのはその大きさ。プレイヤーが乗れる航空機の中では今作最大で、ヴォラトルやボンブーシュカよりも更にビッグサイズとなっています。そのため保管場所の格納庫でも「特大航空機」というカテゴリーが新設されるほど。
しかも、この特大航空機を格納庫に入れると他の航空機は一切格納庫に展示できなくなってしまいます(一応他の航空機を置けそうなスペースはあるんですけどね笑)。格納庫をアルコノスト専用展示場にしてしまうこの機体、恐るべし。横幅が広すぎて格納庫内にギリギリ押し込んだ感のある置き方もちょっと笑えます。
個人航空機として呼び出した時のリスポーン地点は大型航空機と同じですが、困ったことにサイズが大きすぎて大型航空機なら飛び立てる場所でもアルコノストだと飛び立てないことがあります。確実に飛び立ちたいならマップ上で呼び出すより格納庫からそのまま出した方がいいでしょう。
モデルが超音速飛行機なだけあってスピードは中々のもので、小中サイズのジェット機などとほぼ変わらないスピードを誇ります。ただ、サイズがあまりにも大きいので3人称だとゆっくり動いているように見えます。
機動性もヴォラトルなどの大型機とは比べ物にならないほど高く、流石にアクロバット飛行は無理だとしてもゆったりと確実に機体の向きを変えて旋回することができます。特大サイズであることを加味すればストレスなく飛ばせる飛行機でしょう。
飛んでいる時はいいとして、問題は着陸。離陸時と同様、このサイズの機体を安全に着陸させられる場所はサンアンドレアスだとかなり限られてきます。また、着陸後のブレーキの効きが悪くかなりの距離がないと止まってくれないので、それも踏まえて大きな滑走路がある場所に余裕を持ってアプローチしましょう。
戦闘能力
アルコノストにはデフォルトでクラスター爆弾が装備されています。他の爆弾に換装することもでき、爆撃機としての運用ができます。攻撃能力があるためパッシブ不可となっていますが、爆弾を取り外しても何故かパッシブ不可のままとなっています。戦闘能力が無いのにパッシブ不可じゃ勿体ないので爆弾は装備しておきましょう。
この機体にはステルス機能があり、アクーラやアナイアレイターステルスのようにステルスモードにして発動させるものとは違い、高高度で飛ぶと自動的にレーダーから消える仕様になっています。高度が上がるほど爆撃の難易度は上がりますが、ステルス状態からの爆撃は面白そうですね。
防御面については機体サイズからしてお察しの通り。チャフやフレアを装備できますが、これだけ的が大きかったら意味無し。耐久力も爆破系攻撃一撃で粉砕するレベル。ステルス機能がついているとはいえ、これだけ機体が大きければ目視で簡単に見つけられるでしょう。爆弾以外に機銃などの武装は存在しないので、敵に狙われた次点で終わりです。
カスタマイズ
カラー変更とボディーペイントで見た目を変えることが出来ます。ボディーペイントはほぼ全てが迷彩柄。この機体がどういう目的で運用されていたのか、妄想しながらボディーペイントを施すといいかもしれませんね。
感想
モダンなデザインとこのサイズで「カッコいい……」と惚れ込んで買ったはいいものの、どう使えばいいかさっぱり分かりません。っていうかそもそも飛ばせる場所限られ過ぎなんじゃ!観賞用、にしたってこの機体だけで格納庫の展示枠が埋まってしまうのが困りもの。非常に取り扱いが難しい機体なので、気になっている人は色々なことを覚悟した上で購入を検討しましょう。
モデル機について
ツポレフ Tu-160
ソビエト連邦のツポレフ設計局によって開発された可変翼超音速戦略爆撃機。その機体形状からアメリカのロックウェル B-1 ランサーに対抗して作られたとみられている。機体サイズはTu-160の方がB-1より一回り大きく、エンジン出力も2倍近いパワーを誇るため、最大搭載量、最大速度、最大航続距離など様々な面でB-1を上回るスペックを誇る。当初はTu-95を置き換えるための戦略爆撃機として開発されていたが、製造途中でソ連が崩壊したため試作機8機を含むわずか35機の生産に留まった。2015年頃より再生産が模索され、同年11月にはシリア内戦でのアサド政権軍を支援するため初めて実戦に投入され、他の戦略爆撃機とともにISILに対して巡航ミサイル攻撃を加えた。
フォトギャラリー
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