What kind of car do you need to reach the finish? One that’s controllable and robust? Or an overclocked mod machine with more personality than common sense? Why not both?
The Karin Sultan RS Classic — available now from Southern San Andreas Super Autos: https://t.co/TLUPXtrwqf pic.twitter.com/EkFmSAeLJY
— Rockstar Games (@RockstarGames) August 26, 2021
ラリーの途中、し烈な優勝争いが繰り広げられる中、フィニッシュを決めるのに必要なものは何でしょうか?信頼と操縦性、安全と堅牢性を担保してくれる車ですか?それとも常識よりも個性を尊重するオーバークロックされた改造マシンでしょうか?いっそのことその両方はいかがでしょう。JDMのカリン カルタンRSレトロがそれを実現してくれます。SSASAで絶賛発売中。
(ロード画面での解説)
サルタンRSレトロは、いつからか両親からクリスマスに呼ばれなくなったあの叔母さんにぴったりの車だ、とあなたは思うかもしれません。そしてそれは真実でした。冴えない両親と違い、叔母さんは伝説的なラリーチャンピオンシップを週末にこっそり共同開催し、ホーンビルのポイントカードを溜めていたのです。今こそ一族の負の側面を受け継ぐ時です…
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「ロスサントス・チューナー」アップデートで追加されたサルタンRSレトロ。ラリー界で栄華を極めたサルタンレトロの記念モデルです。街を走れるラリーカーを見ていきましょう。
車両データ
メーカー:カリン(Karin)
名称:サルタンRSレトロ(Sultan RS Classic)
分類:スポーツカー(チューナー)
駆動方式:AWD
乗車定員:2人
購入価格:$1,789,000(名声レベル上昇で$1,341,750に割引)
モデル車の考察
サルタンレトロをそのまま2ドアにしたような車で、モデルはスバル インプレッサ 22B-STiですね。
22BはWRCでマニファクチャラーズ・チャンピオンを獲ったインプレッサ WRカー’97を模して作られた記念モデルとなっていて、中身も手を加えられていますが見た目もフェンダー・バンパー・リアスポイラーがWRカーと同じようなエアロに変更されています。
こちらのサルタンRSレトロも元のサルタンレトロと比べてバンパーとスポイラーは変わっていないものの、フェンダーがかなりワイドになっていて22Bを思わせるようなワイドボディに仕上がっています。あと、地味にテールライトのデザインが変更されてますね。
モデルや設定を考えると名前は「サルタンレトロ(の)RS」でも良いような気がしますが、こちらの名前は「サルタンRS(の)レトロ」になっています。ということは、サルタンの強化バージョンがRSなのではなく、4ドアのサルタンと2ドアのサルタンRSで明確に別モデルの車として分けられているのでしょうか。むむむ。
ボディーペイントの元ネタ
「iMPOTENT RAGE」はBert de Jongが乗っていたインプレッサWRCがモデルだと思われます(画像)。
「Redwood」レーシングはサルタンRS同様ランサーエボリューション(第2世代)のラリーカーがモデルでしょう。マルボロカラーにも三菱石油カラーにもできます。
「Backside Skateboards」はイタリアのドリフトレーサーであるMassimo checchinが乗るインプレッサがモデルだと思われます。
「KARIN」パフォーマンスはサルタンRS同様インプレッサ(GC8型)のラリーカーがモデルでしょう。カラーリングやエアロ次第でグループA時代にもWRカー時代にもなりますが、やはり2ドアならWRカーでしょう。
走行性能
やはり4駆は強かった、ということでキャリコやベクターと並んでチューナーカテゴリー最速を争う1台です。乗り味はその2台とまた異なるので、ストリートレースで勝ちたいなら自分に合う車で戦ってみましょう。
ノーマルでも十分な加速性能はフルカスタムで鋭さを増し、流石ラリーマシンといったトラクションで前に進んでいきます。その代わり、最高速度はチューナー車の中でも下から数えた方が早いという分かりやすいクロスミッションで、正にラリーカーと言うべき性能ですね(同じラリーカーテイストなのに最高速も高いキャリコはなんなんだ)。
ハンドリングは軽やかで、スイスイと向きを変えながらコーナーをクリアしていきます。しかしコーナリングの安定感は低めで、唐突にリアのグリップが抜けるタイプのオーバーステアが出ます。4駆っぽくアクセルオンでオーバーを打ち消すこともできませんし、コーナリングの感覚はグロウラーなどのリアドライブ車と似たような感じです。なので「すごく加速が良いFR」みたいな走りですね。
ブレーキの効きも悪くないので、平坦でグリップが抜けにくいコーナーは攻めて、ギャップがあったりで安定しないコーナーは立ち上がり重視のラインで走ってとコーナーによって攻め方を変えるとタイムが出せると思います。どこでも立ち上がり重視の走りが求められるキャリコ、どのコーナーもそつなく攻められるベクターとは、同じ4駆でも三者三様のスタイルがあって面白いですね。
この車に限らず今回追加されたチューナー車両に共通することで、ボディの強度が初期の車と同等かちょっと高い程度になっています。そのため、何度もぶつけるとすぐに車体がベコベコになってしまいます。アーマーを付ければ多少マシになるので綺麗に走る自信が無ければアーマーで補強しましょう。
カスタマイズ
なんかしらパーツ追加されてるかな〜と思いつつ期待して見てみたのですが、残念ながら9割方サルタンレトロからの流用そのままで新規エアロとかは無し。チューナー車共通のヘッドライトカバーが増えたくらい。
まぁそれでもいいっちゃいいんですけど、やっぱ22B風のバンパーとかスポイラーとか、ハンドルとかシートとか、サルタンレトロで物足りなかった部分を補強してくれるかなぁって期待しちゃうじゃないですか。折角2ドアでフェンダー盛り盛りの仕様を新車で出したんだからさ。
ボディーペイントも同じくで、全て見覚えのあるラインナップ。まぁいいんだけどね。いいんだけどさぁ。
「ロスサントス・チューナー」アップデートで追加された車両は、アクションメニューの「車両」から「車両のスタンス→下げる」を選択すると車高がグッと下がります。どの車でもシャコタンに出来るのでシャコタンが好きな人は試してみましょう。なお、その状態のまま走るとハンドリング性能がかなり悪化するので要注意。
感想
性能は高いしカスタマイズも楽しめる。けれどこんなにも物足りなさが残るのはパーツがほぼほぼサルタンレトロからの流用という手抜き感溢れる仕様だから。
カジノ強盗アプデでサルタンレトロが追加され、それから2年も経たずに2ドア版を投入するという結構な特別扱いだったので色々と期待していたんですが、それでこの内容だと正直拍子抜けですね。だって、これならサルタンレトロとRSレトロで分ける必要あんま無いじゃないですか。勿論バリエーションが増えるに越したことはないですけど、4ドアと2ドアでわざわざ分けてパーツも流用するくらいなら他の車をもう1台追加してくれよっていう笑。
そういった外側の事情はともかく、この車単体で見れば良い車なのは間違いないのでインプ好きの人は買いでしょう。ストリートレースでも活躍してくれること間違いなし。
フォトギャラリー
他の方から頂いた写真
(DOWNFORCE_595さんより)
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