ペガッシ トレロは往年のポルノスターよりもグラマラスで、あの頃の熱気を感じさせてくれる存在です。そのパワフルなアングル、エッジの効いたライン、うっとりするほどの推進力は、興行記録を塗り替え、ファッションブランドを展開し、発展途上国の撮影会に赴き、挙句の果ては「PUSSYCAT」の見開きを飾るなど、何をしていても品格を失わない大スターのようなものです。
(Legendary Motorsportでの解説)
「犯罪事業」アップデートで追加されたトレロXO。半世紀という時間で人類の技術がどれだけ進歩したのか、確かめる時が来ました。スーパーカーブームを甦らせる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ペガッシ(Pegassi)
名称:トレロXO(Torero XO)
分類:スーパーカー
駆動方式:AWD
乗車定員:2人
購入価格:$2,890,000
モデル車の考察
モデルはランボルギーニ カウンタック LPI 800-4ですね。1971年にデビューした初代カウンタックの50周年を祝う記念モデルで、全体的なデザインは現代のランボルギーニらしさを見せつつも、フロントマスクやホイールなど様々な部分でオリジナルのカウンタックを思わせる要素が散りばめられています。
相変わらず権利関係が不安になるほど再現度の高いトレロXOですが、モデルとの大きな違いとなっているのはヘッドライト。固定式のLPI 800-4に対しトレロXOはデュークスのようなヒドゥンヘッドライトになっていて、ライトを点灯するとカバーが降りてライトが現れます。
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— 麻乃ヨルダ (@yolda2s) July 31, 2022
この機構に関しては最早モデルを超えていると思ってしまうほど見事で、カバーが出ている時は初代のリトラクタブルライトを思わせるようなレトロな雰囲気があり、カバーを降ろすとLPI 800-4を思わせるモダンな雰囲気に切り替わるという、カウンタックのオマージュとしてこれほど美しいデザインはないと感じるほどの逸品です。お前はどの立場で物言ってんねんという話ですが、もし自分がLPI 800-4のデザイナーだったらトレロXOのデザインを見て「やられた!」と思うはずです笑。
今作では初代カウンタックをモデルとした車でトレロが存在します。名前からしてこの車もトレロのリメイクモデルという立ち位置なんでしょうね。
走行性能
性能的にはスーパーカーカテゴリーでも上位クラス。やや癖のある走りですがポテンシャルを発揮できれば高速コースなどで力を発揮できると思います。
4WDだけあって加速が鋭く、強烈なトラクションで加速していきます。駆動力の配分がフロントに強めなのか前が引っ張って車体が進んでいく感じですね。最高速もトップクラスで、長いストレートで気持ちよく走ることが出来るでしょう。0−1000m加速ではスーパーカーカテゴリーでトップという説もあります。
しかしコーナリングは若干難ありというか、操作感が重くこちらの操作に対してモタッモタッと動くような感じで、鋭いコーナリングは期待できません。なんというか、動きが今作における電気自動車やハイブリッド車に似ている感じで、動きの緩さやフロント優位の強烈な加速感などが正にそんな感じです。この車の設定はガソリンエンジン車のようですが、モデルはハイブリッド車なのである意味原作再現っぽくなっているのかもしれません。
ブレーキも弱めで、特にノーマルブレーキだと全然止まりません。ブレーキはしっかり交換したほうが良さそうです。タイヤのグリップ感も甘めで、走りを意識するならスポイラーを変えてダウンフォースを増やしたいところ。また、サスペンションを変えて車高を下げると滑りやすくなるのでその点も注意。なんにせよ、チューニングで改善は出来ると言ってもコーナーで勝負する車ではないので、立ち上がり重視の走りで加速と直線の速さを活かしてあげた方が良さそうです。
カスタマイズ
部品の数は多いものの、スーパーカーということで大きくデザインを変えるパーツはありません。エアロ類も基本的にスプリッターやカナードなどをチョい足ししたものや、色違いやカーボンの差分パーツが多め。リアバンパー削除なんていうトンチキなパーツも中にはありますが笑。
スポイラーは純正がアクティブウイングで、ダックテイルなどアクティブウイングに+して付けるようなパーツだとアクティブウイングがそのまま動いて、GTウイング系のパーツだとアクティブウイングが動かなくなります。
例外はスーパーウイングで、アクティブウイングの可動範囲に干渉していないからなのか、このスポイラーを付けるとアクティブウイングも動いて2重スポイラー状態になります。スーパーウイングのデザイン自体は初代カウンタックを思わせるデザインで素敵なんですが、走り出すと2重スポイラーで妙な見た目になってしまうためかなり残念感があります笑。
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— 麻乃ヨルダ (@yolda2s) July 31, 2022
ボディーペイントはシンプルなストライプやワンポイント柄に、ツートンや迷彩など。あんまりペイントで遊ぶ車でもないと思いますが車の雰囲気に合わないペイントが多く、せめてレーシングカー系のペイントくらいはあってもよかったかなとは思います。
感想
流行り物を早速取り入れていき、尚且つほぼほぼパクリのデザインを恐れない、今時のロックスターらしい1台といったところですが、フロントマスクの処理は正直LPI 800-4よりも好きなのでここは素直に拍手を送りたいと思います。単にパクったり劣化させたりするんではなく、改良してしまうのであればあっぱれです。
性能面は良いとしてもカスタム面に若干の不満があるので、約300万ドルの価格は高いな〜と思いますが、「犯罪事業」アップデートで更に金策がしやすくなりましたし、そもそもスーパーカーはコスパなんて気にして買うものではないのでこんなもんですかね。ガレージで旧トレロなんかと並べると最高ですよ。
モデル車について
ランボルギーニ カウンタック LPI 800-4
1971年のジュネーブショーにて、歴史的なスーパーカー「カウンタック」が登場した。そして、その50年後となる2021年、ランボルギーニは伝説の名前を復活させる。
ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリングでお披露目されたこの新たなカウンタックは、アヴェンタドールをベースにオリジナルカウンタックを思わせるデザインへ再構築されている。デザインはを担当したのは、これまでウラカン、アヴェンタドール、ウルス、シアンを作ってきたミィティア・ボルケルト。オリジナルカウンタックのNACAダクトを思わせるインテークや、テレフォンダイヤルホイールを思わせるホイールなど、カウンタックを象徴する要素を現代的に再解釈した上で取り入れている。
LPI800-4は112台の限定生産で、その数量はオリジナルカウンタックの開発中に使用されたコードネーム「LP112プロジェクト(1番目の12気筒ミッドシップ縦置き)」に由来する。
フォトギャラリー
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