頑丈かつ広々としたストリーマー216から人々がその身を投げ続けて60年近くが経ちます。これまでに行われたスカイダイビングの回数は3,000万回を超え、着地に成功したのは2,990万回、訴訟関連の文書に使用された紙は樹木6,240本分です。勝利の方程式に手を加える必要はありません。
(Warstock Cache & Carryでの解説)
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで追加されたストリーマー216。60年経っても世界で使われ続ける頑丈な旅客機です。飛ぶ場所を選ばない1機を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:マンモス(Mammoth)
名称:ストリーマー216(Streamer216)
分類:飛行機
乗車定員:4人
購入価格:$2,238,000
モデル機の考察
モデルはデ・ハビランド・カナダ DHC-6 ツイン・オッターですかね。DHC-3をターボプロップ双発とした機体で、未開地での運用を想定した頑丈な作りを持つ STOL(短距離離着陸)機として民間から軍用まで幅広く人気を博しました。
通販サイトでの解説文もそれらの要素を踏まえたもので、DHC-6は1966年に運用が開始して以降、どこでも運用できることからコミューター航空会社(小型機を使って短距離を航空する会社)でよく使われ、特にスカイダイビングで活躍していたそうです。スキーやフロートを装備して水陸両用とするオプションもありますが、ストリーマーにはそのオプションは付かなかったようですね。
ちなみに、DHC-6のベースであるDHC-3はDHC-2を大型化したもので、今作ではDHC-2をモデルにした機体がドードーの名で登場しています。なのでストリーマーはドードーの改良版と呼べる機体かもしれませんね(今作ではドードーがフロート付きの水陸両用機なので、機能的には結構な違いがあるんですけどね。まぁゲーム中に登場しないだけで、ストリーマーにも水陸両用版が存在したりするんでしょう)。
GTAシリーズでの双発レシプロ機はサンアンドレアスに登場したBeagle以来と、意外にこの手の飛行機をGTAで見ることがありませんでした。サンアンドレアスのBeagleもミッションなどで登場しないマイナーな機体だったので、現実世界でのDHC-6らの活躍とは裏腹に、GTA世界での双発レシプロ機は冷遇が続いていましたね(Beagleはコーディングエラーで民家にスポーンするなど一部プレイヤーには印象深い機体でしたが、それはまた別の話)。
飛行性能
見た目通りといった感じの性能で、穏やかな動きのレシプロ機です。キューバン 800などと同程度。
加速性能はまずまず。モデルに倣ってかなり短い距離で離陸が出来るので、その点は優秀なポイントでしょう。最高速はやや低いですが、そもそもそこに期待する飛行機でもないということで。
旋回性能はハンドリングの強化を入れてもこんなもんでしょうという程度で可もなく不可もなく。飛行中に気になるのは何もしていなくてもちょっとずつ機首が下がっていくことで、常に機首を上げて水平を維持しないといけないのがのんびり長距離飛行をしたい機体としては結構辛い点でしょうか。
それ以外は飛行中に大きく機体が乱れるようなこともなく穏やかに飛んでくれるので、着陸も安定していてスムーズです。それなりの平地で多少の距離があれば、モデルのように未整備の場所でも問題なく着陸と離陸が可能ですね。
戦闘能力
マシンガンと爆弾を搭載することで戦闘能力を得られます。当然、武装をすれば乗車時にパッシブモード不可となってしまうので注意。
マシンガンはモーグルなどに装備できるものと同じ性能で、それなりの性能ではあるもののそもそもストリーマーの機動力でマシンガンを当て続けるのは困難なので、実際に戦闘力としてアテになるかは別問題。これのためにパッシブ不可のデメリットを背負うのかどうかはよく考えましょう。
爆弾は他の航空機と同じく爆弾・火炎爆弾・ガス爆弾・クラスター爆弾があります。爆弾は通常の爆発弾と同様、火炎爆弾は火炎瓶と同様、ガス爆弾は催涙弾と同様、クラスター爆弾は着弾時に小さな爆発を多数引き起こし強力なダメージを与える効果があります。50発を搭載できるので、好きなものを選びましょう。
カスタマイズ
ペイントによるカラー変更とボディーペイントが可能です。
サブカラーの適用範囲は機体の上に付いている通信用のブレードアンテナと下のピトー管と思われる部分。全体からすると小さな部分ですが割と目立つのでカラー変更の効果が大きいです。
ボディーペイントはこの機体に合った年代感のあるものが揃っていて、青赤・緑黃のストライプや、flyUSの企業ペイント、サイドに鷹の絵が描かれたペイント、迷彩などなどがあります。どれもシンプルながら使いやすいペイントなどで、どれを選んでいいか目移りしちゃいますね。
(デビン・ウェストンのペイントだってさ)
感想
実用性は置いといて、雰囲気のある双発レシプロ機がようやく来たという感じでロールプレイ等には中々良い機体ですね。遊覧飛行でもして、モデルのようにスカイダイビングに興じるのも良さそうです。
不満があるとすれば、モデルは19人まで乗れる小型旅客機なのにストリーマーは4人しか乗れないこと。っていうか、後ろの座席はどう見たって5+5人くらいは座れるスペースがあるんですが、2人しか乗れないってどんだけスペースを贅沢に使っているんでしょうか。寝そべったって2+2人くらいは乗れるでしょ。
あと、不満ではないんですが注意点として、運転席とプロペラの位置が非常に近いので乗り降りする際は注意してください。実機であればちゃんとエンジン止めてから降りるところですが、GTAでは乗り物に乗ったままエンジンを止めることができないので。きっとマヌケな死に方をした人間が何人もいることでしょう。
エンジン切って降りようね! #PS4sharehttps://t.co/tBtC4eLjdl pic.twitter.com/2uoma5JpgC
— 麻乃ヨルダ (@yolda2s) June 26, 2023
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