こんばんは、麻乃ヨルダです。最近GTA+ミニカーの企画を始めて、ミニカーを探しまくってはニヤニヤしてる怪しいおじさんになってしまった僕ですが、やはり色々探しているとGTAと関係ないミニカーも目に入って脱線をするのが常です。
中でも目移りしてしまうのが、自分が幼少期〜少年時代に現役だった車のミニカー。大体1980〜90年代、昭和から平成、レトロからネオクラシック的な、時代の移り変わりを生きた車たち。あの頃のちょっと垢抜けない、洗練される前の個性が溢れてた時代の車って、どうしてあんなに魅力的なんでしょうか。
というわけで今回は、BM CREATIONSのトヨタ bBを紹介していこうと思います。
bBは2000年からトヨタが販売していたトールワゴン(2列シートミニバン)型の小型車です。シンプルで小ぶりな箱型のデザインが可愛らしい車ですが、この車の真に凄いところはそのコンセプト。なんと、「カスタムベース」で使われることを前提に開発された車なのです。
1995年に法規制が緩和されるまで、日本での車のカスタムは大きく制限をされていて、ちょっとでも改造したら構造等変更の検査と手続きをしないといけませんでした。足回りをイジって車高を変えたり、エアロパーツを付けて車体の寸法が変わったり、そういったものは基本的に車検を通らない違法改造で、警察に見つかったら切符を切られる時代。そんな時代が長く続いたことで、車のチューニング文化はアングラなものとして扱われてきました。
そんなチューニング文化を法改正後に一般層に根付かせようと考え開発されたのがこのbB。カスタムカーの祭典である東京オートサロンで市販モデルが初披露された際には純正仕様を置かずにカスタムカーのみが展示され、しかもトヨタのカスタマイズ部門のモデリスタ以外にも様々なアフターパーツメーカーが手掛けたbBが披露されました。
アフターパーツメーカーのエアロなどは全国のネッツ店(ディーラー)で購入することができ、トヨタが公式でbBのカスタムにお墨付きを与えたわけですね。お固いイメージがあったあの頃のトヨタですが、こんなに攻めたチャレンジをしていました。
そんなbBは見事にターゲット層であった若い男性たちから人気を獲得。それだけでなく、単に使い勝手の良いコンパクトカーとしても幅広い層から受け入れられ、日本を代表する大衆車となっていきました。
僕が子供の時から本当によく見かけた車で、見つけたbBは大抵どこかしらはカスタムされていました。ギラギラと仕上げられている気合の入った仕様は勿論のこと、ホイールだけとかエアロだけとか、ちょっとだけイジっているライトチューンがとにかく多い。
特別車が好きでガンガン走らせたりショップに預けてチューニングしたりするほどではない、でも車は好きで愛車にちょっと個性は加えたい、そういうマニアでない「普通の車好き」の需要を見事に満たす車だったので、男女問わず若い人に人気の1台でした。
所謂「マイルドヤンキー」な層からの支持が厚く、ちょっとイジったbBに乗るチャラついたお兄さんお姉さんのイメージは強いですね笑。良くも悪くも「ヤン車」として人気を確立した車でした。
今回見つけたbBのミニカーも正にそんなbBのイメージそのままで、ローダウンしてエアロを付けてホイールを変えて、ワルそうな感じに仕上がっています笑。絶対こういうの見たことある。確かな記憶は無いけど絶対にこんなbB見たことあるって感じの仕様で実に良い。車内にはハッパのマークの芳香剤とかキティーちゃんのぬいぐるみとか乗ってるし、湘南乃風の曲が流れてる。
BM CREATIONSさんはこのbBだけでなく昭和〜平成あたりの大衆車、時にはカスタムカーも含めた1/64ミニカーを多数出していて、この企画に合致しすぎていて最高のラインナップですね。下手したらBM CREATIONSさんの商品を一個ずつ紹介する企画になりかねないレベル。もうBM CREATIONSさんで働かせてもらえないかな笑。
bBのミニカーはDIECAST TEAMさんからも出ていて、こちらはホイールのみイジってある感じのこれまた最高の雰囲気の仕様。カラーリングがどれも鮮やかで、こういう目立つbB居たわ〜と嬉しくなります。中からヤンキーカップルが出てくるのが見える見える……。
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