こんばんは、麻乃ヨルダです。ここ数年、Youtubeの様々なチャンネルで積極的にアニメ作品の公開をしてくれている遊戯王ですが、今回は「超融合!時空を越えた絆」の期間限定配信が始まりました。
三世代を繋ぐキズナ!
「超融合!時空を越えた絆」は、初代遊戯王+遊戯王GX+遊戯王5D’sの三部作がコラボレーションした作品です。武藤遊戯、遊城十代、不動遊星の主人公3人が手を組み敵と戦う夢のような作品で、当時は本当にワクワクしました。
軸となっているのは5D’sのシナリオで、破滅した未来からやってきた男「パラドックス」が、未来を変えるために「デュエルモンスターズ」の抹殺を企み、それを遊星たちが阻止するというもの。パラドックスはデュエルモンスターズを消し去るために各時代のデュエリストが持つ強力なカードを奪っていき、最後はペガサス・J・クロフォードの暗殺を企みます。
このパラドックスという敵が実に魅力的で、何が良いってその豪胆さ。大本のペガサスを始末したら全部解決やんというストレートな陰謀もさることながら、とにかくデカいドラゴンをいっぱい出しゃええというシンプル極まりないデュエルスタイル。コラボ企画のボスキャラとしてこれ以上無い相手でした。
(Sinモンスターのカッコよさときたら!DSのWCSで使いまくってました)
この映画が公開された時は、まだイリアステルの陰謀の全容などが明らかになっていない段階(“あの”満足街編をやっていた最中)で、パラドックスがイリアステルの一員だったことも分かっていませんでした。なので、5D’s本編の終盤でパラドックスがイリアステルの一員だと判明した時はびっくりで、「あの映画ってちゃんと正史の話だったんだ!?」と衝撃を受けました。こういう映画でありがちなパラレルワールドの話じゃなかったんだ……。
そして、パラドックス(Sinモンスター)ともう一つ自分がこの映画で大好きなポイントが、十代の活躍。遊戯と遊星は作中途中の時間軸での参戦でしたが、十代だけ本編終了後の状態で参戦。ユベルと合体もしてるし、ワクワクを取り戻して心身共に最高のコンディションで、最強の十代だ見られます。
GXのアニメ4期で、十代がユベルと融合して通称「二十代」の状態になった後、十代はデュエルが命がけの戦いをするものなのが当たり前となって、完全に戦士のメンタルになっていました。しかし、作中の最後の最後で遊戯と戦って、3期に入るまで持っていた「純粋に」デュエルを楽しむ心を取り戻しました。
なので、超融合で二十代が楽しんでデュエルをしていたのはGX視聴者からすると、エンディング後の続編を楽しんでいるような感覚で、「十代が笑ってるよ……(泣)」と感涙モノだったのです。まさかこんな十代を見れる日が来るなんて〜と。
ワクワク二十代のイケイケっぷりはすごくて、融合の力を使って遊星のジャンク・ガードナーとネオスで新たなネオスを出したり、ヒーローカードで絶妙なアシストをしたり、主役でありつつ脇役でもある、あまりにも理想的な前作主人公の活躍をしてました。「流石だね十代……♡」と後方ユベル面で当時から見てましたよ。
パラドックスはバッチリボス役やってるし、王様も頼もしさが凄いし、遊星も主役として最後に決める。4人のキャラがそれぞれ完璧な仕事をした最高のコラボ映画。世界観が同じ3部作だからこそできたコラボだったのかもしれませんが、超融合以降の遊戯王はこういうお祭り映画をやっていないのが残念ですね。ZEXALもARC-VもVRAINSも本編後の世界見たくない?特にVRAINSは「これからだろ!」って終わり方したからさ〜、エンディング後の遊作の見せてよ〜泣。
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