
もともとは、60年代後半の伝説ヴァピッドに敬意を表したレース専用プロトタイプとして開発されたものですが、自己評価の低い超富裕層の熱心な要望により、Mk5は市販化され、公道を走るようになりました。もちろんあなたの元ではマシン本来の美しさ、機能、性能はまるで引き出せないと思われますが、それは今にはじまったことではありません。
– ミサイルのロックオン・ジャマー利用可能
(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「ヒルズの隠れ家」アップデートで追加されたFMJ Mk5。鼻につくイタリアンマフィアを50年ぶりに打ちのめせたら、その喜びで勢い余って特別車を作ってしまうこともあるでしょう。サーキット仕様で作られた1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ヴァピッド(Vapid)
名称:FMJ Mk5(FMJ MK 5)
分類:スーパーカー
駆動方式:MR
乗車定員:2人
購入価格:$2,965,000
モデル車の考察
モデルはフォード GT Mk Ⅳですかね。2016年のル・マン24時間レースで参戦初年にクラス優勝を果たしたフォード GT LM-GTE。そのレーシングカーをベースに作られたサーキット専用車です。67台限定生産で価格は2億3000万円、サーキット専用車なので惜しまずコストを注ぎ込まれていますね。
名前とモデルの通り、FMJのサーキット専用モデル的な立ち位置でしょうかね。FMJはフォードGTとアストンマーチン ヴァルカンの間の子なので、デザインはかなり変えられています。まぁ、元のMk ⅣもロードカーのフォードGTと比べると別物に感じるアグレッシブなデザインなので、違和感はないですね。
通販サイトの解説文にある60年代云々の話は、1960年代のル・マンでフォード GT40がフェラーリを破って優勝した時の話でしょう。GT40は1964年からル・マンに参戦し、1966年に改良型のMk Ⅱが123フィニッシュで優勝、1967年にMk Ⅳが連覇を達成しました。それから丁度50周年でLM-GTEがル・マン優勝、しかもまたフェラーリを下しての優勝だったので、Mk Ⅳはフォードにとって記念碑的な特別車です。
今作ではヴァピッドにGT40のポジションの車がおらず、GT40をモデルとした車はペガッシ(ランボルギーニ)のモンローが存在しています。モンローはデザイン的にはフロントマスクがガッツリGT40ですがベースはミウラという当時のGTAらしいニコイチ車。見た目だけならこの車のご先祖様っぽいのに、設定的には一切この車と関係が無い不思議な関係性になっています。
ボディーペイントの元ネタ
走行性能
非常に高性能なスーパーカーですね。下のタイムアタック記録は50秒台になっていますが、ちょっと詰めるだけで簡単に50秒切れる雰囲気があります。
加速性能はかなり高く、発進から最高速まで淀みのない加速を堪能できます。エンジン音もとっても心地良い。トラクション性能はそこまで高くないですが、アスファルトの上ならそこまで気にならないはず。最高速もかなり高いです。
コーナリング性能も流石のサーキット仕様。ほんのりアンダーで、限界を超えたら唐突にオーバーが出るところは慣れる必要がありますが、限界点を見極めればかなりの安心感でコーナーをスイスイ曲がれます。この切れ味と接地感のある車はスーパーカーでもそんなに居ないでしょう。
サスペンションを変えて車高を下げた時の変化は、正直よく分かりませんでした笑。気持ち動きが固くなったか……?どうか……?くらい。サスペンションよりもスポイラーを変えてダウンフォースを強化した時の影響の方が遥かに大きくて、スポイラーを変えた後の挙動はオープンホイールに近いものがあります。オープンホイールのように理不尽な曲がり方はしないものの、地面への吸い付きはオープンホイールが頭を過る感覚があります。
ボディーの強度は普通。ぶつけるほどに相応に凹んでいきます。車高の低さゆえにボディーが凹むとフェンダーからタイヤが貫通したりしてますが、走りへの影響はそんなに感じないです。エンジンも中央なので、エンジンへのダメージも受けにくいです。耐久面も良い感じですね。
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 0:50.484
カスタマイズ
モデルがサーキット専用車のスーパーカーということで、パーツは予想通りのラインナップ。レーシーなものが揃っています。
バンパーの項目は無く、カナード・スプリッター・ディフューザーで分けられています。お好きな板を選んでください。ボンネット・トランクの項目が無い代わりにリアのグリル部分を変えることができ、エンジンがチラッと見える構造に変えられます。
マフラーは元の4本出しのものを四角に変えたり。マフラーカバーはマフラー上のヒートシールドを弄ることができ、模様がちょっと変化。サンストリップはかなり細めで、モデルのような太めハチマキを付けられないのが残念。
サスペンション変更による車高の変化は僅か。元々低いですからね。サーキット専用モデルなことを考えると、とりあえず下げとけば良い感じ。
スポイラーは全てGTウイング。全部がデカい。好きなデカさを選びましょう。
ペイントはメインカラー・サブカラーが用意されており、サブカラーの適用範囲は純正だと多分なし。サブカラーの差分パーツでスプリッターなど板の色を変えるとガラッと印象が変わったりするので、意外と色の変化で味付けを変えられます。
ボディーペイントはフォードGTらしい2本ストライプがブルーとオレンジ、競技仕様っぽいけど競技仕様ではない企業ペイント、迷彩など。元がサーキット専用車なだけに、半端にシャレた感じのペイントよりもガッツリのレーシングカー系ペイントが欲しかったですね。
感想
素晴らしい高性能スーパーカーですね。この地面に吸い付く走りは非常に心地よく、気づけば邸宅の前のワインディングロードや高速道路をずーっとグルグル走り回っています。いくらでも走れちゃいますね。
カスタム面は元から期待していないのでこんなもんかと思いますが、レーシーにしかできない車でレース系ボディーペイントが全然無いことだけは不満。そこだけ足りていたら最高のスーパーカーだったなと思います。
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