Contrary to popular belief, bigger is not always better.
Case in point: the Issi Classic, a timeless compact and cult classic.
Hop behind the wheel of one in The Vespucci Job, paying out Triple GTA$ and RP all week long.https://t.co/rJt4CyFJKO pic.twitter.com/THaJaq14EZ
— Rockstar Games (@RockstarGames) July 16, 2020
最新のオセロットやビンテージのエナスを購入するなんて…見栄っ張りですよね。少し風変わりな現実主義者であることを周囲に知らせたい…少し風変わりな現実主義者の皆様が求める答えがここにあります。イッシーレトロはこの半世紀の間、どの四輪駆動車よりも強烈に「自己主張には興味がない」という姿勢を貫いてきました。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
イギリス製クラシックコンパクトカー。
(Arena War TVでの解説)
「南SAスーパースポーツシリーズ」アップデートで追加されたイッシー レトロ。コンパクトカーの代名詞とも言えるイギリスの名車です。とびきり小さく愛らしい旧車を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ウィニー(Weeny)=とても小さな(英語)
名称:イッシー レトロ(Issi Classic)=独創的な(英語)
分類:コンパクトカー
駆動方式:FF
乗車定員:2人
購入価格:$360,000(アリーナランク上昇でランダムに$270,000へ割引)
モデル車の考察
モデルは見たまんま、あのミニです。主にMk2がベースになっているようです。テールランプが丸目に変更されている以外はほぼそのまま。モデルの再現度が非常に高い一台ですね。「ニューミニ」をモデルにしたイッシーと、「クラシックミニ」をモデルにしたこの車が登場したことで、新旧ミニが出揃いました。
更に、3代目ミニの超高性能仕様であるジョンクーパーワークスをモデルにしたイッシースポーツ、SUVのクロスオーバーをモデルにしたイッシーラリーも登場。新型ミニをモデルにした車も数が増え、イッシーファミリーはどんどん充実していますね。
「アリーナ・ウォーズ」アップデートでは世紀末な改造が施されたアリーナ・イッシーも登場しました。凄まじく金が掛かりますが、イッシーレトロの新たな側面を見たい人は買ってもいいかもしれません。
走行性能
性能を求める車ではないので仕方ないとはいえ、遅いです。ゲーム中の4輪自動車で最も軽いおかげで、加速は結構キビキビとしてくれますが、最高速は伸びません。モデルを考えれば妥当な性能でしょうね。むしろ丁度いいくらいか。
コーナリングは、車体が軽すぎるのか重心が低すぎるのか、思い切りステアリングを切るとリアがズルっと滑ります。現行版のイッシーと似ていますね。サスペンションの交換などで改善できるので、グリップ力を高めたければ早めに改造しておきましょう。
ちなみに、この車を使う敵対モード「べスプッチ大作戦」ですが、持ち込んだカスタム車両の性能が普通のセッションのものとは変わっています。変わっているのは主にコーナリング性能で、どれだけ改造していても、ベスプッチ大作戦内だと簡単にリアが滑っちゃうんですよね。気を使って操作しないと、モタモタしている内に追いつかれちゃいます。
だからといって改造する意味がないわけではありません。加速性能などはそのままなので、フル改造したイッシー レトロを持ち込めば、このミッションではかなり高い確率で勝てます。結構稼ぎやすいミッションなので、力を入れる価値はあると思います。
恐らくですが、ぶつかった時の吹き飛び具合を考えると、ミッション内でのイッシー レトロは普通のセッション内のものよりも重量が重く設定してある気がするんですよね。挙動の変化はそのせいかなと思います。
ベスプッチ大作戦
ベスプッチ大作戦の話の続きですが、このミッションはとても楽しいですね。コツを掴むと簡単に勝つことができて、稼ぎもいいので2倍期間中はよくやってました。折角なので、このページで個人的な攻略を少し書いておきます。
ランナーの場合、まずはインターセプターから距離を取るようにして、インターセプターから最も遠いポイントを最初に取りに行きましょう。この最初の逃げで1、2ポイント先取できるかが大きいです。その後は、常にマップを見て相手の逆を取ることを意識して動き続けましょう。
距離を離した状態で路地に入ると、相手は後ろから追うのではなく進路を塞ぎにくることが多いですが、塞ぎに来ると思ったら反転して逃げる。相手が手慣れたプレイヤーたちでなければ、前後を挟み込まれることなく、これを繰り返して距離を取り続けることができます。
もし追いつかれそうになったら、相手の動きを見ながら急ブレーキ。相手はアクセル全開でこちらにぶつけようとしてくるので、予想外のタイミングでブレーキをかければ勝手に吹っ飛んでいきます。インターセプターは小回りがきかないので、ランナーが鋭い動きでフェイントをかけてくると対応しきれないんですよね。
インターセプターの場合、チェックポイントがどこか分かっているかが非常に大きいです。インターセプター側のマップではポイントが表示されませんが、ポイントを覚えておけばランナーがどこへ向かおうとしているか予測できるので、動きを読みやすいです。狭い路地でのポイントだった場合、ポイントへの進路を塞いで迂回させることができればかなりの時間を使わせることができます。
あとは、味方の動きの癖を早めに見極められるか。手慣れていて、進路を的確に塞いでくれるような人なら自然と連携がとれますが、あんまり慣れていないような人なら、こっちが合わせていきましょう。おそらく、慣れていない人はひたすらランナーを後ろから追いかけていくと思うので、追うのは任せてこちらは進路妨害をメインにするとか。
このミッションはかなりランナー有利なミッションで、インターセプター側がよっぽど優秀だったり、3人揃っていない限り、コツを掴めば簡単にランナーが勝てます。ランナーで確実に勝利し、インターセプターで1ラウンドでももぎとることができれば、安定してマッチウィナーになれます。また2倍期間がきたら挑戦してみてはいかがでしょうか。
余談です。ベスプッチ大作戦は映画の「ミニミニ大作戦」をモチーフとしたミッションですが、ミニミニ大作戦の原題は「The Italian Job」です。このミッションの原題は「The Vespucci Job」(上の公式ポスターに書いてありますね)で、これを日本版で「ベスプッチ大作戦」としたわけですね。バッチリな翻訳だと思います。
感想
見た目も性能も正にミニ!という感じで、よく再現されているので満足度は高いです。値段も36万ドルと、ここ最近の追加車両にしては安いです。冷静に考えると全然安くないんですけど。改造費も最高クラスだし。36万ドルの大衆車ってなんだよ。
ただ、痒いところに手が届かないなと思うのは、有名なモンテカルロラリー優勝モデルや、ミスター・ビーンでのルーフに椅子バージョンなど、「ミニと言えば!」な仕様をしっかり再現できないのはちょっと残念。GTAの車はこういう「ニーズを微妙にハズす」ことが多くて、モヤることが結構あります。僕の感覚がズレているだけ?
多少は不満もありますが、豊富なカスタムパーツで個性をつけやすいのもあって、お気に入りの一台です。今は派手なボディーペイントと外装パーツで、競技車両っぽくして愛用しています。
細かい話ですが、この車は珍しくサスペンションを変えて車高を下げるとキャンバー角がつきます。そこまで極端に角度がつくわけではないですが、マニアには嬉しいポイントかもしれませんね。
モデル車について
BMC ミニ
50年代後半、西欧諸国では石油価格の高騰が起き、大衆は乗用車に乗ることが困難になったが、大衆に残された選択肢はバブルカーと呼ばれる超小型車で、それは車としてはかなり粗末なものだった。そこで、BMCは経済的で4人乗りが可能な小型車を開発し、誰でも乗れる小型乗用車を売り出すことにした。それがミニだった。自動車としての必要最低限を極めたミニは瞬く間に大衆の心を掴み、庶民から愛されるコンパクトカーとなった。エリザベス2世の愛車にもなり、ミニミニ大作戦やミスター・ビーンなどの映像作品にも登場したミニは、今でもコンパクトカーの代表作として語られている。
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