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Grand Theft Auto 5(グランド・セフト・オート 5)のストーリーまとめ 後編

投稿日:2019年3月20日 更新日:

続きです。ここまでで既にストーリーは終盤ですが、最後まで走りきりましょう。



終わらない因縁

ラマーとトレバーと共にデビンに任された仕事をこなしていたフランクリンだったが、デビンと秘書のモリー・シュルツは理由をつけて報酬の支払いを渋る。危険を冒して高級車を盗む仕事はまるでシミオンに雇われていた頃に逆戻りした気分だったが、報酬すら貰えないとなるとリポマン時代より状況が悪化しているフランクリンだった。

更に、自分をこの状況に引き込んだマイケルとは連絡が取れない。マイケルの現状を知っているらしいトレバーがフランクリンの元へやってきたが、トレバーは様々な感情に押し潰され混乱しており、まともに会話ができる状態ではなかった。トレバーはマイケルがトライアドに捕らわれたことは知っているが、助けに行く気にはなれず、見殺しにするのも辛い想いでどうにもできずにいた。

仕方なくフランクリンはレスターの力を借りて単身マイケルを助けに行く。フランクリンは処刑されそうになっていたマイケルを間一髪のところで助け出すことに成功する。

命を救われたマイケルに休みはない。ソロモンの仕事を手伝い、遂に映画プロデューサーの道が拓けたのも束の間、FIBから新たな仕事が入る。これまでもスパイの略奪、IAAの資金を強奪、資金調達のための銀行強盗、研究所を襲撃し生物兵器の奪取などあらゆる仕事をこなしてきたが、今度はFIB本部に押し入りマイケルの証人保護プログラムに関する情報の抹消をせよと命令が下る。これが最後だと約束させ、マイケルはフランクリンらと共に命懸けの仕事を完遂させる。

FIB本部襲撃を終わらせたマイケルはコルツ・センターでデイブと落ち合う。FIBとの付き合いはこれで終わったと思っていたマイケルだったが、デイブはまだだと答え、その場にスティーブとサンチェスがやってくる。そして、ヘインズはサンチェスにマイケルとデイブを逮捕するよう命令し、マイケルに銃を向ける。自分のためにマイケルらを動かし続けたヘインズは、マイケルとデイブを悪者に仕立て上げ、一連の事件に幕を下ろそうとしていた。

そこに、IAAとFIBの一団がやってきて、ヘインズたちを取り囲む。サンチェスはヘインズを売り、ヘインズたちがここに集まるという情報をFIBに流し保身を図っていた。更にマイケルらに仕事を邪魔され個人的な恨みを持つメリーウェザーの兵隊たちが現れ事態が混沌とする中、FIBに足を撃たれたヘインズは腹いせにサンチェスの頭を撃ち抜き、そこから大乱戦が始まる。

マイケルはメリーウェザーのヘリに狙われ窮地に陥るが、それを救ったのはなんと密かに後をつけていたトレバーだった。FIB、IAA、メリーウェザー、そしてマイケルらの4つ巴の戦いが終結したあと、マイケルとトレバーは路地裏で落ち合う。トレバーは過去のことを許したわけではなかったが、マイケル抜きで夢の連邦保管庫強盗は達成できないことを理解しており、そのためにマイケルを生かしたのだった。マイケルはトレバーに促されるままレスターに強盗の準備を始めさせ、最後の大仕事へ向けて動き始める。

家族の問題

コルツ・センターでの戦いを切り抜けたマイケルは、自宅で1人休んでいた。そこにジミーが現れ、家族喧嘩はそろそろ終わりにしようと言い出す。犯罪者の父、浮気性で浪費癖の激しい母、身体を売って生きる娘、ヤク中で引きこもりの息子。どうしようもない家族でも、そこには彼らなりの絆があった。

マイケルはジミーを連れて家を出て、アマンダとトレイシーに会いに行く。彼女らを唆すファビアンとラズロウを痛めつけたあと、家族全員でマイケルの担当精神科医のアイザリア・フリードランダーの元へ行く。先生の前でお互いに罵り合うマイケルとアマンダ、それを見守る子供2人。通常運転に戻った家族は家に戻り、以前のように同居生活を再開させた。

マイケルが家族との問題を解決させたその頃、フランクリンは地元の問題に直面していた。レスターから依頼された暗殺をこなし、豪邸を手に入れバインウッドに引っ越したフランクリンは、足を引っ張る地元の仲間たちと疎遠になっていた。野心に溢れていたフランクリンは望んでいた環境に満足していたが、地元の仲間たちはすっかり顔を見せなくなったフランクリンに反感を覚えていた。

フランクリンが家で一人寛いでいると、かつての恋人タニーシャ・ジャクソンがやってくる。タニーシャはラマーがストレッチにハメられ危険に曝されていると話すが、散々ラマーの尻拭いをしてきたフランクリンはこれ以上面倒事に巻き込まれたくないとラマーを無視しようとする。しかし、結局兄弟分を見捨てることは出来ず、フランクリンはラマーを救出しに向かう。

仲違いしたままのマイケルとトレバーを協力させ、なんとかラマーを救出したフランクリン。フランクリンとラマーはまるで地元でつるんでいた頃のような感覚を懐かしむが、フランクリンは問題を起こし続ける相棒に、ラマーは地元を忘れようとしている相棒に不満を抱いていることは変わらず、喧嘩別れのようにそれぞれの家に帰っていく。

フランクリンが家に帰ろうとすると、待ち伏せしていたヘインズとデイブに出会う。これ以上付き合いきれないとフランクリンは帰ろうとするが、2人は強引に仕事を押し付ける。その仕事とはトレバーの始末だった。誰にとってもコントロール不能のトレバーはFIBにとってこれ以上無視できないリスクであり、その仕事をするのはマイケルではなくフランクリンでないといけないと考えていた。2人は時期が来たら連絡をすると言って去り、フランクリンは大き悩みの種を抱えることになった。

最後の大仕事

家族との問題を解決させたマイケルは映画製作の仕事に戻ろうとするが、映画スタジオで待っていたのはデビンだった。デビンは先日完成した作品「メルトダウン」のフィルムを消去し、損害保険の金を受け取ることで儲けを得ようとしていた。初めて自分が携わった映画をデビンが台無しにしようとしていることを知ったマイケルは激昂し、メルトダウンのフィルムテープを持って逃げたモリーを追いかける。

パニックになったモリーとマイケルは空港の滑走路内でカーチェイスを繰り広げ、最後にモリーは飛行機のエンジンに巻き込まれ死亡してしまう。なんとかフィルムを回収したマイケルだったが、実はフィルムには予備があり、モリーとのカーチェイスはただの徒労だった。なにはともあれ無事に作品を世に出せることに安堵するマイケルだったが、自分に逆らいモリーを死なせたマイケルをデビンは許さなかった。

後日、メルトダウンの試写会へ出席するマイケルとジミー。ソロモンと共に喜びを分かち合うマイケルだったが、招かれざる客デビンも試写会にやってきていた。デビンとの会話でまだ家にいるアマンダとトレイシーに危機が迫っていることを察したマイケルは、急いで家に帰る。

ジミーの助けもあり、家に乗り込んできたメリーウェザー兵を全て始末したマイケルだったが、住所を知られている以上いつ次の襲撃が来てもおかしくない状況が続いていた。身の危険を感じるマイケルは家族を家から離れさせ、すぐに連邦保管庫の強盗へ取り掛かる。

それぞれ思うところはあっても仕事は別。周到な準備と完璧なチームワークによって、強盗チームは連邦保管庫から大量の金塊を盗み出すことに成功する。3人は夢の大仕事を達成し、一生遊んで暮らせるだけの大金を手にした。しかし、どれだけ大金を手にしたところで命が無ければ意味はなかった。



絶望的な決断

フランクリンが家で休んでいると、ランニング中のデビンがやってきた。デビンは報酬の支払いを誤魔化しつつ、図々しくフランクリンに仕事を依頼する。その内容はマイケルの始末だった。

FIBからはトレバーを消せと言われていて、両方をこなすことは不可能だと答えるフランクリン。そこで、ヘインズもデイブも電話一本でクビに出来るというデビンはフランクリンに選択肢を与える。

A)FIBと組みトレバーを始末する、B)デビンと組みマイケルを始末する、C)マイケルとトレバーを助け国中の組織を全て敵に回す。フランクリンはあらゆる人間たちの間で板挟みになりながら、これから自分がどう振る舞うべきなのかを決断する。

プランA

フランクリンは3つの選択肢の中で最も現実的なものを選んだ。フランクリン自身は恨みを持っていないが、どちらを消すとなればトレバーを選ぶしかなかった。

フランクリンはトレバーを郊外に呼び出し、マイケルに協力を要請する。待ち合わせ場所でフランクリンと出会ったトレバーは、フランクリンからの用件を「マイケルとの喧嘩を仲裁」することだと思いこんでいた。トレバーはほとぼりが冷めたらできないこともないと言いフランクリンを追い返そうとするが、フランクリンは銃を突きつけ本当の用件を伝える。

またしても仲間に裏切られたトレバーは車で走り去り、フランクリンは追いかける。カーチェイスの結果、乱入してきたマイケルが決死の突撃でトレバーをガソリンタンクに突っ込ませた。ガソリンに塗れながら2人を糾弾するトレバーに対し、2人は火を点けトドメを差す。

トレバーを始末したマイケルは過去のトレバーの凶行を思い出し、必死に自分を正当化しようとする。フランクリンも黙ってマイケルの言い訳に耳を傾けるが、2人は友人を殺した罪の意識が胸を締め付けていた。もはや後戻りできない2人は、これから先何があっても生き延びることを誓いあった。

プランB

FIBとデビン、どちらも嫌な相手だったが、より恐ろしいのはデビンだと判断したフランクリンはマイケルを始末することを選択する。

フランクリンは話があると言ってマイケルを呼び出す。その際トレバーに事情を説明し協力を仰ぐが、仲間を裏切れないトレバーに手伝う気はなかった。トレバーはフランクリンに「お前らはお似合いだ」と捨て台詞を吐く。

待ち合わせ場所でフランクリンと会うマイケルだったが、突然アマンダから電話が入る。なんと、あのトレイシーが大学へ進学し勉学に励むことを決めたらしい。一度離れた家族が帰ってきて、憧れの職を手にし、心配していた子供の将来も明るくなってきた。マイケルはこれ以上ない喜びを噛み締めていたが、アマンダもそれは同じだった。マイケルを支えてくれた友人フランクリンに、家族と共に食事をしないかという電話だったのだ。

しかし、フランクリンはデ・サンタ一家とディナーを共にすることはできなかった。マイケルは本当の息子のように信頼していたフランクリンの前で油断していたが、フランクリンから漂う異様な雰囲気にベテランの勘が働く。この状況が何を意味するのかを理解してしまった。

マイケルは急いで車に乗り込み、発電所へ逃げ込む。フランクリンはマイケルを追いかけ、鉄塔の上で一騎打ちとなる。かつて友を捨てたマイケルと、今まさに友を捨てようとしているフランクリン。フランクリンはマイケルを突き飛ばし、マイケルは柵の外へ放り出されたが、フランクリンは思わず手を差し伸べてしまう。フランクリンは結局マイケルを引き上げようとするが、マイケルはそれを拒み、自ら落ちることを選択した。

師として慕ってきたマイケルを自らの手で始末し、仲間殺しをしてしまったフランクリンが次に取った行動は、古き友人ラマーに連絡を取ることだった。ラマーは電話に出なかったため、フランクリンはメッセージを残す。フランクリンは孤独感を埋めるように、ラマーを兄弟と呼んで遊びに誘った。

プランC

どれだけ考えてもマイケルとトレバーを手に掛ける選択はできないと悟ったフランクリンはレスターに助けを求める。レスターもあまりに絶望的な状況から匙を投げようとするが、ヘインズが天文台の事件でもう後がないことと、デビンはメリーウェザーとの繋がりがあることから、両者を誘き寄せる手を思いつく。

連邦保管庫で盗んだ金塊を鋳物工場で溶かすという情報を両者に流し、FIBとメリーウェザーを鉢合わせる。そこで両者をフランクリンらが叩き、現場にヘインズとデビンが現れれば決着がつく。2人が現れなくとも、FIBとメリーウェザーに大打撃を与えることができる。他に手がないフランクリンはレスターの案に賛成し、親友ラマーを連れて鋳物工場に向かう。

鋳物工場の中では相変わらずマイケルとトレバーがいがみ合っていたが、全員が生き残るために今だけはお互いを許すことにする。そして、鋳物工場での戦争が始まり、フランクリンらは命懸けの戦いに身を投じる。

FIBとメリーウェザーを退けたフランクリンたちだったが、問題は全く解決していなかった。そこで、FIBとメリーウェザーが疲弊したこの隙に、全ての問題を一挙に解決することにした。FIBからの厄介事を持ち込むスティーブ・ヘインズ、トレバーを付け狙いマイケルを攫ったトライアドのウェイ・チェン、ラマーを陥れるストレッチことハロルド・ジョセフ、そしてデビン・ウェストン。3人は一度別れ、それぞれの厄介な敵を潰すことにする。

トレバーがヘインズを消し、マイケルがストレッチを消し、フランクリンがウェイ・チェンを消すことに成功する。そして、レスターからデビンの居所を教えられたトレバーは2人より先にデビンの豪邸へ潜入。護衛を全て始末し、デビンを連れ去ることに成功した。

デビンを誘拐したトレバーと、自らの仕事を終えてきたマイケルとフランクリンが合流する。3人はデビンを車ごと崖下に落とし、全ての因縁に決着をつける。奇妙な絆で結ばれた3人は仲間から友人となり、それぞれの生活に戻っていった。



あとがき

ギャング映画を見ているような重厚なストーリーに定評があるGTAですが、初の複数主人公となったGTA5ではより複雑で濃いシナリオが組まれました。それだけに、最後のプランCを終えてThe Setupが流れたときの達成感というか満足感は素晴らしいものでした。ヘインズとデビンはもっと痛めつけてやりたかったけどね!

そんなわけで僕は初見でプランCを選んだのですが、皆さんは最初にどのエンディングを見たでしょうか。最初にAかBを選んだ人はさぞショッキングだっただろうなぁと思います。操作キャラが減るという意味でも。ロックスター的にはどれが正史なんでしょうかね、気になります。それについての個人的な考えをこちらで書いたのでよかったら読んで下さい。

過去作(別世界)のストーリー

GTA VCS(1984年)→GTA VC(1986年)GTA SA→(1992年)→GTA LCS(1998年)→GTA3(2001年)

関連コンテンツ

ストーリーに連動するニュースのまとめはこちら

同じくブリッターのまとめはこちら

フランクリンのライフインベーダーはこちら

マイケルのライフインベーダーはこちら

トレバーのライフインベーダーはこちら

GTA5の様々なデータと設定についてのまとめ→GTA5/GTAオンラインデータベース



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