BF クラブがついに再販となりました。厚底靴でペダルを踏み込み、派手なペイントと常軌を逸したスピード、不景気が織りなすサイケデリックな体験に身を任せれば、気分はもう1970年代です。タイムマシンに最も近い乗り物がここにあります。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「ロスサントス・サマースペシャル」アップデートで追加されたクラブ。FFコンパクトカーの歴史はここから始まりました。偉大なカブトムシの足跡を辿る1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:BF
名称:クラブ(Club)
分類:コンパクトカー
駆動方式:FF
乗車定員:2人
購入価格:$1,280,000
モデル車の考察
モデルはフォルクスワーゲン ゴルフMk1ですかね。フロントマスクは第1世代のフォード フィエスタXR2、リアはフォルクスワーゲン ポロMk1の要素が含まれています。
過去作ではサンアンドレアスで登場していて、フォルクスワーゲンのポロMk2とゴルフMk2が混ざったような車でした。カジノ強盗の一連のミッションの中でピンクのクラブに乗った胴元を尾行するミッションもあって、この車の存在を覚えている人も多いのではないでしょうか。何しろ胴元のミリーはSMフェチのガールフレンドというキャラの濃い人でしたからね。
(SAのClub)
名前がクラブなのは恐らくモデルの車が「ゴルフ」なので「ゴルフ・クラブ」というシャレでしょう。
走行性能
既存のコンパクトカーにありがちな不安定さが無く、まるでスポーツカーのようにスパッと切れ味鋭い走りをしてくれます。ぶっちぎりでコンパクトカーカテゴリー最速の車でしょう。
アクセル全開で発進するとホイールスピンを起こすほどのパワーがあり加速感は良好。アクセルコントロールをすれば急な傾斜でも登れる強烈なトラクションがあり、まるでハイパワー4WDのように加速していきます。最高速もスポーツカーと遜色のない速さで、コンパクトカーカテゴリーでは圧倒的。
ハンドリング面も素晴らしく、ハンドルを切ればすぐに向きが変わるシャープな動きが気持ちいい。ややオーバーステア気味でハンドルを切るとリアが振られますが、フロントの強烈なトラクションが車体を前に向けるのでオーバーステアに苦しむことはありません。
むしろ、ターンインはアクセルオフでオーバーステアを出しつつ、車の向きが変わったらアクセルオンをすればオーバーステアを打ち消しつつ車が前に前に進んでくれるので慣れると自由自在にコーナーを攻められます。ブレーキの効きも良く高速時の不安定さもない、良い意味で全くコンパクトカーらしくない1台でしょう。
サスペンションを交換して車高を落とすと車体の判定もしっかりと下がり、コンペ・サスペンションでガッツリ車高を落とすとちょっとした段差にも引っ掛かるようになるので注意。シャコタンマニアにとってはリアルな悩みがつきまとうでしょう。
カスタマイズ
豊富な改造パーツが用意されていて、特にチューニングカー風のパーツが揃えられています。オイルクーラーを剥き出しにしたフロントバンパーやライトカバーなど、古くてヤンチャな雰囲気のパーツがいっぱいですね。
他にはイロモノなパーツもいくつかあって、ステッカーボムやカーボン製のトランクとドア、ルーフに巨大なスピーカーやタイヤ4本セットを置けたり、特徴的なパーツがありますね。
ボディーペイントはレトロ調のシンプルなもの、ファイヤーパターン、ボルトで止まったパネル調、サビペイントなどこれまたバラエティー豊かで、独特のセンスが光りますね。
感想
約130万ドルという価格設定にまず驚きました(1億円以上する初代ゴルフってなんだよ)が、それよりもびっくりしたのはその性能。完全にスポーツカー、クラシックスポーツカーカテゴリーの走りです。これまで乗ってきたイッシーとかブリスタとか何だったの?ってレベルで乗りやすくて速いマシンでした。
ただまぁ、ゴルフがモデルの車でこんな高性能は求めていないので走りがモデルと乖離しすぎて複雑な気持ちです笑。コンパクトカーでこんな性能の車を出すならむしろブリスタ・カンジョでやってほしかったなぁ。あっちはむしろコンパクトカーらしすぎて扱いにくいくらいだし。
カスタマイズの面はパーツこそ豊富ですがファミリーカーっぽいパーツやラリーカーっぽいパーツが全然なかったのは残念。ここもまたモデルの車のイメージとちょっと合っていない感じなので、「モデル車と似た雰囲気を出せているか」を車の評価基準に入れている自分としてはイマイチ評価しづらい車です。ゴルフとは全くの別物と考えたら高性能で良いコンパクトカーだと思います。
モデル車について
フォルクスワーゲン ゴルフMk1
第二次世界大戦後、フォルクスワーゲンはビートルの製造販売により大躍進を遂げたが、発売から20年が経つ1960年代にもなると流石のビートルといえど古さが隠せなくなっていた。そこで、ビートルの後継機となれる優れた大衆車の開発が求められた。紆余曲折ありながらもジョルジェット・ジウジアーロによってデザインされたゴルフは開発開始から約10年が経った1974年に遂に姿を現す。横置きのエンジンをフロントに搭載し前輪駆動を行うそのレイアウトは小型乗用車の完成形ともいえるパッケージングで、その完成度の高さから瞬く間に世界中で大ヒットとなった。最終的に初代ゴルフは1992年に至るまで約680万台が生産され、ビートルの後継者を見事に勤め上げた。
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