マニャーナは公式な歴史にこそ残っていませんが、ロスサントスで起きた銃撃事件やヤク取引の現場には必ずその姿があった――そんな車です。この車に新たな歴史を刻めるのはただ1人だけ。ベニーはこの車の構造をミリ単位で知り尽くしています。正しい手の入れ方を熟知し、最初にトランクを高圧洗浄することも決して怠りません。カスタムはベニーズ・オリジナルモーターワークスにお任せください。
(Benny’s Original Motor Worksでの解説)
古き良き魅力を放つマニャーナ。幾多のイメチェンを経て、男らしさに目覚めた車です。明日へ走る1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:アルバニー(Albany)
名称:マニャーナ(Manana)=明日(スペイン語)
分類:クラシックスポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$10,000
メーカー:アルバニー(Albany)
名称:マニャーナ・カスタム(Manana Custom)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
カスタム費:$925,000
備考:マニャーナをベニーズに持ち込みアップグレードすることで入手
モデル車の考察
どっちも似たようなものだろうということでノーマル版とカスタム版を一緒に紹介。モデルは第4世代のビュイック ルセーバーですかね。第3世代のダッジ モナコの要素も含まれていそうです。
長らく非売品で野良湧きするのを手に入れるしかありませんでしたが、「ロスサントス・サマースペシャル」アップデートでベニーズのカスタム版が追加されたのを機にベニーズのサイトで購入することができるようになりました。
過去作ではGTA3から登場する伝統の車ですが、3Dユニバースでは一貫して2ドアの小型車で、今作に登場するものとは全く違うスタイルでした。
GTA3、バイスシティ、バイスシティ・ストーリーズではダッジ アリアス及びプリマス リライアントのクーペをモデルにしたような車で、サンアンドレアスではダッジ シャドウ及びプリマス サンダンスをモデルにしたような車、リバティーシティ・ストーリーズではシボレー キャバリエ(第3世代)の2ドアコンバーチブルをモデルにしたような車で、どれも小さなFFスポーツでした。
(3・VC・VCSでのマニャーナ)
(SAでのマニャーナ)
(LCSでのマニャーナ)
ちょっと余談(思い出話)を挟ませてください。GTA3ではレア車でトランクに死体が入ったバージョンのマニャーナがありました。とても特徴的なレア車なのでガレージに保存していましたが、今考えるとめちゃくちゃ悪趣味。LCSではモデルが大きく変わり新型のようなデザインとなりましたが、時代設定はLCSが1998年で3が2001年なので「なんで3年後の方が古い型なんだよ!」と思いました。まぁLCSが後付けだからしょうがないね。
GTA4から今のデザインとなりましたが、これまでのイメージを覆すような70年代のアメ車に変貌していて「これがあのマニャーナ?」となりました。ここまでデザインが変わるとなんで同じ名前使ったんだろうってレベルですね笑。
走行性能
まずはノーマル版から。見た目通りの性能という感じです。ずっしりと重量を感じる鈍い加速で、トラクション性能も泣きたくなるほど低いです。最高速も高くはないです。
コーナリング性能も旧車らしい味わいで、操作に対するレスポンスは鈍くタイヤのグリップが足りないのか少々オーバーステア気味。ただ変な話、車の速度が遅いのでオーバーステアが出たりしても立て直しは容易。ブレーキもそれなりに効くので、こんなもんだろうと思って乗ればそれほど不満はないかもしれません。乗り物が無い中で急いで逃げている時にこの車しか見つからなかった時は絶望ですが。
カスタム版は全ての性能が一回り引き上げられた正統進化系で、他のローライダーと変わらない程度の速さを手に入れました。カテゴリーもクラシックスポーツカーからマッスルカーに変更されています。
加速性能はちょっとアップで、トラクション性能は相変わらずなものの、最高速が大幅に伸びたので高速クルージングが楽しめるように。ハンドリング面も車の動きが軽くなったことで操作しやすくなり、右へ左へちゃんと動かせる車になりました。
ただし、スピードレンジが一段上がったことで重量の重さが顔を覗かせるようになり、ノーマル版と同じような感覚でコーナーに突っ込むとスピードを落としきれずアンダーステアを出してコーナーに突き刺さるので要注意。
カスタマイズ
まずはこのノーマル版から。初期車としてはそれなりにパーツが用意されていて、リップスポイラーを付けたりバグ・キャッチャーを付けたり、リアにフェンダーカバーを付けたり細かい改造ができます。フロントに小さなファイヤーパターンを入れたりヘッドライトにグリルを付けたり変わり種のものもあり、元のデザインが気に入っているならこれでも十分かなというラインナップです。
後は、改造で変えられない部分の違いとしてルーフ有りバージョンとルーフ無しバージョンの2種類が存在します。ベニーズで購入できるモデルは恐らくルーフ無しで固定なので、ルーフ有りのマニャーナが欲しいなら餌用のマニャーナに乗りながら街を走って探す必要がありますね。もっとも、カスタム版にアップグレードすればルーフの着脱は自由にできるので、今となってはそんな努力も必要ありません。
カスタム版はベニーズ車共通の内装カスタムなどが追加され、ルーフ無し・ソフトトップ・ハードトップが選べるようになりました。しかし、外装パーツに関してはノーマル版とほぼ変わらずのラインナップになっています。
ボディーペイントは全てローライダーっぽいカスタムペイント。どれもボディ全体に適用される派手めなものが揃っていて、マニャーナの落ち着いたデザインとどう調和させるかが腕の見せ所ですかね。
感想
ペヨーテと共にベニーズで弄れそうで弄れない車としてずっと存在していましたが、遂にベニーズ仕様が追加されましたね。これでただの鈍足な旧車ではなくなりました。
カスタム版は性能がアップし改造も色々とできるようになりましたが、外装パーツに関してはノーマル版とほぼ変わらずなのはちょっと残念。他のローライダーもそんなもんですが、折角ベニーズでアップグレードするなら少しは外装パーツが増えてたら良かったのにな〜と思います。せめてグリルとかチンスポイラーくらいは追加されてて欲しいじゃん?
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