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GTA5/GTAオンライン車図鑑「ディンカ RT3000(Dinka RT3000)」

投稿日:2021年7月30日 更新日:

ディンカ RT3000のパワーは凄まじく、その勢いはヤクまみれのレイヴ・パーティーが始まってリアクターがフル稼働している時のパーマー・テイラー発電所を上回ります。単純な構造ですが、それで十分です。

(Southern San Andreas Super Autoでの解説)

「ロスサントス・チューナー」アップデートで追加されたRT3000。あなたが本当に魅力的であるなら相手に媚びる必要はありません。乗り手を試す1台を見ていきましょう。



車両データ

メーカー:ディンカ(Dinka)
名称:RT3000
分類:スポーツカー(チューナー)
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$1,715,000(名声レベル上昇で$1,286,250に割引)

モデル車の考察

モデルはホンダ S2000ですね。フロントバンパーにフォグランプが追加されている以外はまるっきりS2000という感じで、最早「実車か?」と言いたくなるくらいモデルと似ています笑。これメーカーから怒られないんですかね……

ボディーペイントの元ネタ

「ATOMIC」モータースポーツはスプーンのS2000がモデルだと思われます(画像)。

走行性能

スペック的には高性能、しかし速く走らせるのは中々難しいといった印象です。性能がアップしたZR350のような印象ですね。

加速性能は中々良好、ただしトラクションの掛かりがイマイチなのでアクセル全開で発進するとホイールスピンします。アクセルコントロールは丁寧に。最高速はチューナーの中で割と高い方で、ロングストレートなら中々の速さ。ストリートレースだとそこまで長いストレートってのは無いんですが。

ハンドリング面になると、操作へのレスポンスやノーズの入りはとてもシャープでいい動きを見せるんですが、トラクションの低さが災いしてコーナーの立ち上がりでズルっとリアが滑ります。低速コーナーでも高速コーナーでもこのオーバーステア傾向は変わらないのでどの速度域でも油断できません。ブレーキ性能は高めなものの、不安定なのは結局立ち上がりなのでしっかり減速できてもあまり意味なし。このコーナーの不安定さがレースだとタイムに響いてきます。

グリップ走行はイマイチな代わりに、ドリフト走行では光るものがあります。カーミーティング場限定で装備できるローグリップタイヤを履かせると、タイヤが4輪とも滑るようになります。このゲームでは以前からグリッチで車の車高を下げてグリップ力を落とし、ドリフトをするという技がありましたが、今回のアプデでローグリップタイヤが追加されたことによりグリッチを使わなくてもドリフトが出来るようになりました。

今回追加されたチューナーカテゴリーの車はどれもローグリップタイヤを履かせることができますが、挙動の関係もあり有識者によると綺麗なドリフトが望めるのはフトGTXレミュス、RT3000の3台だという話です。GTAの車の挙動は癖がありローグリップタイヤを履いたからといって簡単にドリフトは出来ません。しかし、興味を持った方はこれを機にこの車でドリフトを始めてみるのもいいかもしれません。

この車に限らず今回追加されたチューナー車両に共通することで、ボディの強度が初期の車と同等かちょっと高い程度になっています。そのため、何度もぶつけるとすぐに車体がベコベコになってしまいます。アーマーを付ければ多少マシになるので綺麗に走る自信が無ければアーマーで補強しましょう。特にこの車は初期の車並に柔らかいのでミッション等で使うなら補強しておきたいですね。

カスタマイズ

非常にパーツが豊富で、欲しい種類のパーツがバッチリ揃えられています。エアロにはアミューズやJ’s Racingのものを思わせるものもあり、他のパーツもこの車のイメージを活かしたものが多々あります。バンパー取り外しといったイロモノもあり。

ルーフ部分は純正がソフトトップで、ルーフを取り外したりハードトップにすることもできます。ソフトトップの状態だと十字キー→を長押し(今回のアプデからアクションメニューでも出来るようになりました)でルーフの開閉ができます。このオープンカーのルーフ開閉機能は基本的に初期の車だけで、以降の追加車両はルーフの開閉ができなかったと記憶しているのでRT3000にこの機能がついていることに驚きました。ちなみに、ルーフ取り外しかハードトップを装備している時にルーフの開閉操作をするとドアウインドウのみ開閉します。

ボディーペイントはチューニングカーっぽい企業ペイントに、軍用車的ペイント、ファイヤーパターン、痛車ペイントなど多彩なラインナップで色々試せます(特に痛車なんてバブルガムとワサビ・キティだけじゃなくソードボーイのまであります)。

非常に素晴らしいのですが唯一不満というか驚いたのはワイルド・スピードのスーキーのS2000を模したペイントが無かったこと。他の車のペイントを見てもこれは絶対入れてくるだろうなと思ったので「それ外すんかい!?」というのが正直なところ。ワイスピ大好きなのにそれでいいのかロックスター。

余談ですが、バブルガムの痛車ペイントでは側面に「ディンカ ブリスタと大きく書かれています。ブリスタ系の車からペイントを流用したわけでもないのになぜ。デザインした人がミスって、他の人も日本語が分からずスルーしてしまったんでしょうか。

「ロスサントス・チューナー」アップデートで追加された車両は、アクションメニューの「車両」から「車両のスタンス→下げる」を選択すると車高がグッと下がります。どの車でもシャコタンに出来るのでシャコタンが好きな人は試してみましょう。なお、その状態のまま走るとハンドリング性能がかなり悪化するので要注意。

感想

このクオリティはマジでヤバいです。色んな意味で。まんまってレベルじゃないですよ、パーツまでちゃんと人気のチューナーのやつ揃えてるし。スゴイもそうでしたけど、このレベルのホンダ車たちを増やしちゃって大丈夫ですか?後から怒られて車種を削除とか勘弁してくださいよ?

そんな心配はさておき、S2000が好きなら絶対に買って損はしないと断言できる車です。とにかく拘りが半端ない。オープンカーの機構もちゃんと備えてて、純正のままでも満足できるレベルで楽しめます。性能的にレースで勝つのは難しいと思いますが、そんなことはどうでもいいんです。乗って楽しい見て楽しい、それだけで十分です。



モデル車について

ホンダ S2000

1998年、本田技研工業創立50周年記念で発表されたFRスポーツカー。ホンダの歴史を築いたSシリーズの後継機であり、S800から数えて29年ぶりとなるホンダのFR車となった。ホンダの歴史的にも重要な位置づけになるこの車は、あまりにも“ホンダらしさ”が溢れる1台となった。

Sシリーズの系譜を継ぐオープンカーというボディでありながら、クローズドボディと変わらない剛性と運動性能を確保。エンジンは2.0LのNAでターボエンジンに引けを取らない250馬力を発生。NAエンジンのFRオープンカーというパッケージングからは信じられないほどハイスペックなマシンに仕上がり、その走りはさながらレーシングカーのようにスパルタンなものだった。

しかし、あまりにも人を選ぶ尖った性能は市販車としては敷居が高すぎたため売上は低迷。マイナーチェンジを繰り返し改良を重ねつつも、結果的に販売面では失敗と言える車になってしまったが、スポーツカー愛好家の理想を体現したような性能はマニアたちに忘れられない衝撃を与え、今尚伝説的なFRスポーツカーとして語り草になっている。

フォトギャラリー

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