筋肉をどれだけ早く動かせるか。それはSSASAに新たに入荷されたヴァピッド ドミネーターASPにどれだけ興奮できるかで決まるでしょう。このクラシックなマッスルカーは競走馬のごとき速さと、ムキムキの牛であるベルジャンブルーの体格を持ち合わせています。想像通り、強烈です…
(ロード画面での解説)
オールアメリカンの代表ともいえるドミネーターから、ミドルジェネレーションのASPが登場。クラシックというにはモダンで、最先端というにはどこかレトロなこの車両には、忘れた頃になってから思わずノックアウトされるような魅力が詰まっています。もう迷う必要はありません。
(Southern San Andreas Super Autoでの解説)
「ロスサントス・チューナー」アップデートで追加されたドミネーターASP。90年代は日本車だけのものではありません。粗雑さと洗練さが入り交じる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ヴァピッド(Vapid)
名称:ドミネーターASP(Dominator ASP)
分類:マッスルカー(チューナー)
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$1,775,000(名声レベル上昇で$1,331,250に割引)
モデル車の考察
モデルはフォード マスタング(第4世代後期型)もとい、マスタングの高性能バージョンであるマスタングコブラの第2世代、マスタングSVTコブラRですかね。名前のASPですが、エジプトに生息するアスプコブラ(Aspis)が英語だと「ASP」と略されて呼ばれていることから、マスタング“コブラ”に関連付けて名付けられたのではないかと思われます。
これまでマスタングをモデルにした車は初代(もといシェルビー GT500)がモデルのエリー、第5世代がモデルのドミネーター、第6世代がモデルのドミネーターGTXが登場していて、「ロスサントス・チューナー」アップデートで1969年式の初代がモデルのドミネーターGTT、第4世代がモデルのドミネーターASPが揃いました。並べてみると「エリー→ドミネーターGTT→ドミネーターASP→ドミネーター→ドミネーターGTX」という系譜でしょうか。歴代マスタングが殆ど揃って、アメ車好きは大興奮でしょう。
ボディーペイントの元ネタ
シンプルレースペイントはSCCAのサンフランシスコリージョナルT1チャンピオンシップに出場していたマスタングSVTコブラRがモデルだと思われます(画像)。
走行性能
速さも乗りやすさもチューナーの中では平均クラス。マッスルカーカテゴリーだと間違いなく速さも乗りやすさも上位にくる、といった感じの走りですね。暴れん坊のマッスルカーを求める人にはちょっと物足りないかもしれませんが、大排気量V8の野太いサウンド音を楽しみつつ乗りやすいアメリカンスポーツカーを求める人ならピッタリの車です。
加速性能はノーマルでも中々のものでフルカスタムすれば気持ちよく加速していきます。マッスルカーといえば大抵はトラクション不足でアクセル踏むとリアがズルズルですがそういったこともなくスムーズに発進してくれます。最高速はチューナーの中だと真ん中くらいで、マッスルカーの中だとトップクラス。
ハンドリング面はマッスルカーと考えるととても優秀で、出口でちょっとオーバーステアが出るくらいでしっかりとグリップしながらコーナーを曲がっていけます。この辺の操作感はマッスルカーというよりもスポーツカーに近いですね。なのでストリートレースでも他のスポーツカーたちと変わらない走りができると思います。ただしブレーキは若干弱めなのでコーナーの侵入は気をつけること。
他に特筆すべき点として、今回の「ロスサントス・チューナー」アップデートで追加された車両はどれもボディが初期の車よりちょっと硬い程度に柔らかいのですが、この車は結構頑丈でガツガツぶつけてもそこまで車体が変形しません。アーマー無しでも十分な強度がありますね。
カスタマイズ
パーツの数は多めですが元のデザインを守ったシンプルな造形のパーツが多く、ド派手に車の印象を変えたりといった大改造まではできません。純正の良さをそのまま引き出すようなカスタマイズがメインになるでしょう。
エアロ類はどれも純正にチョイ足しのデザイン。大きく形状を変更できるのはダックテイルやGTウイングが装備できるスポイラーくらい。フェンダーの項目では色違いフェンダーだけでなくオーバーフェンダーも付けられますが、GTA特有のツラウチフェンダーなのでなんとも微妙なところ。ルーバーを変更するとテールランプの枠がメインカラー準拠のカラーになります。結構印象が変わるので、ルーバーそのものよりもテールランプの雰囲気を変えるためにルーバーを付けるのもアリ。
ボンネットとルーフにはステッカーボム系のパーツがあるんですが、この2箇所だけステッカーボムにしてもなぁという感じもするので他の部分もステッカーボムができるようにしたらいいのにと思いました。あと、あんまりラリーカーのイメージも無いんですがマッドフラップが付けられます。ステッカーボムといいマッドフラップといい、「その方向性で行くならもっとパーツの選定を徹底してくれ」という感じです笑。
ボディーペイントはシンプルなストライプ系が大半で、あとはファイヤーパターンと前述したレースカー風のペイント。あと、なぜかエレジー・レトロであった「宇宙の彼方へ(ワイスピのレオンのR33がモデル)」のボディーペイントが流用されています。なんで?
「ロスサントス・チューナー」アップデートで追加された車両は、アクションメニューの「車両」から「車両のスタンス→下げる」を選択すると車高がグッと下がります。どの車でもシャコタンに出来るのでシャコタンが好きな人は試してみましょう。なお、その状態のまま走るとハンドリング性能がかなり悪化するので要注意。
感想
既に今作ではドミネーターシリーズとして(エリーもいるけど)マスタングをモデルとする車が複数登場していて、これでも十分なラインナップだと思っていたのですが、ここに来て再現度が高い初代と4代目をモデルとする車が登場してきて「制作にマスタングガチ勢が居るな」と感じられました。このまま3代目も登場させて各世代をコンプリートしそうな勢いです。マスタングはアメ車の代名詞とも言える1台ですしやはり力を入れたくなる車なのでしょう。
この型のマスタングの良さはなんといってもオモチャっぽさ。ラジコンカーのようなチープさとカッコよさがあって、なんともアメリカンジャンクフード的な良さを感じる車です。大雑把な庶民の味的なね。自分でも段々何言ってんだかよく分からなくなってきました。ともかく、アメリカンな雰囲気を楽しみつつ乗りやすくてよく走るこの車はアメ車好きにとてもオススメです。カスタマイズはまぁ、正直微妙と言わざるを得ませんが、純正のスタイルが好きならそれほど問題はないでしょう。
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