パワフルさでは別格なアメリカ車。渋滞に巻き込まれたらエンジンを吹かして、車窓からテストステロン一杯の怒りに満ちた雄叫びを上げましょう。レザーシートなので簡単にDNAを拭き取れます。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
2000年代に復活を遂げたガントレット。伝説のポニーカーを思わせるモダンマッスルカーです。ドラッグレースも金塊強盗もこなせる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ブラヴァド(Bravado)
名称:ガントレット(Gauntlet)=篭手(英語)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$32,000
メーカー:ブラヴァド(Bravado)
名称:レッドウッドガントレット(Redwood Gauntlet)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$230,000(アカウント引き継ぎをしたプレイヤーは無料)
モデル車の考察
モデルはダッジ チャレンジャーの第3世代、特に2008〜2013年の前期バージョンだと思われます。そこにシボレー カマロの第5世代の要素を組み合わせて作られているような感じですかね。競合するモダンマッスルカー2台を組み合わせて作られたような車ですが、角ばっていてクラシカルなボディと丸め4灯で大きめのヘッドライトが合わさっているためか、モデルよりも古臭い見た目になってしまっているような気もします(のっぺりとしたリアにカマロ風のテールライトがくっついてるのも悪さしてるかも)。
バリエーションとして旧世代機版プレイヤー特典のストックカー、レッドウッドガントレットが存在します。オフラインでは旧世代機からアカウントを引き継ぐことで遊べるストックカーレースを2回クリアすることでガレージから呼び出せるようになり、オンラインでは23万ドルで購入、旧世代機からアカウントを引き継ぎしたプレイヤーは無料で購入することができます。
なお、PS5版の登場に伴いアカウント引き継ぎのデータが追い切れなくなったためか、アカウント引き継ぎをしていないプレイヤーでもオフラインでストックカーレースのプレイ、オンラインで無料購入が出来るようになりました。折角なので1台試しに貰っておくのもいいでしょう。
ガントレットシリーズは「ダイヤモンドカジノ&リゾート」アップデートにて初代チャレンジャーがモデルのガントレットレトロ、3代目チャレンジャーのSRT ヘルキャットがモデルのガントレットヘルファイアが登場しました。これにてチャレンジャーの初代、3代目の前期後期が揃いましたね。しかし、ヘルファイアはこのガントレットと比べて非常に再現度が高いため、人気を食ってしまった感がありますね笑。
ガントレットレトロは「ロスサントス・サマースペシャル」アップデートにてベニーズカスタム版であるガントレットレトロ・カスタムも登場しましたが、こちらのモデルはダッジ チャージャー デイトナ(及び兄弟車のプリマス スーパーバード)なので、モデルの繋がりを考えるとガントレットシリーズというよりバッファローシリーズっぽい1台ですね。まぁ、その辺のモデル等々がごちゃまぜなのはこの車に限らない話なので……
ゲーム内テレビのCNTチャンネルではガントレットのCMが放送されています。やたらドスの効いたナレーションにハードなBGMと、コッテコテのアメリカンマッチョな演出がされていて、いかにもなマッスルカーのCMに仕上がってますね。
走行性能
野良湧きするマッスルカーの中では最高クラスの性能です。特に乗りやすさという点では現代マッスルカーらしい走りと言えるでしょう。
加速性能は無改造だとちょっと物足りなく感じますが、フルカスタムすると一気に鋭い加速感を味わえます。最高速もマッスルカーでは高い方で、ストレートスピードは十分。
ハンドリング面はマッスルカーだと大抵はリアがズルズルになるところ、しっかりとグリップ感がありむしろ弱アンダーを感じるところも。とはいえ滑らないわけではなく、ギャップを踏んだりすると一気にズルっといくところもあるので過信しすぎないように。ブレーキの効きは良好です。
オフラインのクライマックスである連邦保管庫強盗ではルートによってこの車を使うことになるためか、アーマー無強化でも車体の強度は高めですね。凹むことは凹むんですが、凹ませても影響が生まれるところまでは結構猶予があるので、そういう意味で「硬くはないけど強い」という感じです。
レッドウッドはベースのガントレットの性能を一回り底上げした感じで、特にトラクションの掛かりが良くなっていますね。ガントレット以上に安定してガンガン踏んでいけるのでより攻めた走りが出来るようになっています。また、エンジンが変更されたのか(グラフィックは同じだけど)エンジン音がマッサクロなどと同じサウンドになっています。好みの問題ではあるんですけど、こちらの方がより激しい高音なので乗ってて気持ちが高揚しますね。
カスタマイズ
固有の外装パーツは無し。中央のストライプはサブカラーの適用範囲となっているので、上手くメインカラーと合わせていきたいですね。
レッドウッドも同様。元々付いているボディーペイントを剥がすことができないので、ボディーペイントとカラーを上手く組み合わせましょう。
感想
ボディの形状自体はモデルのチャレンジャーとよく似ているんですけど、やっぱりどうも前と後ろのライトのデザインが古臭さを出してしまって、チャレンジャーのモダンさが失われているのが気になっちゃいますね。70〜80年代の車だと言われても「そうなんだ〜」と納得しちゃいそうです。ライトの形状でこんなに印象が変わるのかと勉強になりますね。
そんなわけでこの車にはビジュアル的にあんまりハマっていなかったんですが、レッドウッドガントレットをカスタムしてみたら思いの外バッチリとキマったカスタムが出来て、それからは一転してお気に入りの1台になりました笑。チャレンジャーとして見ちゃうとなんだかなぁと思ってしまいます(ガントレットヘルファイアも出ちゃったしね)が、あくまでガントレットという車なんだという意識で見たらこれはこれで良いデザインだなと思えるようになりました。再現度の高さだけが車のクオリティではないですからね。
モデル車について
ダッジ チャレンジャー(第3世代)
1970年代、終わりを迎えつつあったポニーカー市場で燦然と輝きを放った初代チャレンジャー。1977年には2代目が登場したものの、その実態は三菱 ギャランΛのOEMモデルであり、チャレンジャーの名前を借りた別物であった。
それから約30年の月日を経て、2006年の北米自動車ショーで3代目チャレンジャーのコンセプトカーが発表される。ダッジが2005年まで発売していた2ドアクーペ、ストラトスクーペの後継機として復活を果たしたチャレンジャーは、伝説の初代を思わせるクラシカルなスタイリングが目を引いた。
2008年から販売が開始されたチャレンジャーは豊富なグレードが用意され、グレード毎に大きくスペックが異なるが、その乗り味は良い意味で共通している。従来のアメ車のイメージを覆す硬くしっかりとした足回りに、アメ車らしいトルクフルなエンジン。そして角張ったボディは視認性が良く大柄さを感じさせない取り回しやすさと、街中ではビッグサイズ・ビッグパワーのアメ車らしからぬ乗りやすさを感じさせる。勿論、アクセルを踏み込めば強烈なパワーでもって爆発的な加速を味あわせてくれる。
3代目チャレンジャーは2008年に登場して以来1年毎に改良を重ね、上級グレードを追加していき2022年現在でも進化を続けている。中でも上級モデルのSRTヘルキャットは700馬力を超えるパワーを有し、怪物と呼ぶに相応しいスペックを誇る。
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