GTA VC 店舗物件まとめ

グランド・セフト・オート バイスシティに登場する店舗物件のまとめです。

店舗物件について

購入しミッションなどをこなすと収益が得られる物件です。メインミッションの「Shakedown」をクリアすると購入できるようになります。

収益はゲーム内で1日（リアルタイムで24分）経過すると満タンになり、満タンになるとそれ以上収益が貯まらなくなってしまうので、近くを通りがかったらこまめに収益を回収しておきましょう。

店舗を購入するとその付近にベルセッティ・ファミリーの手下たちが現れるようになります。手下たちはトミーが打撃攻撃を食らわせると、死んでいないのに大袈裟にダウンする（暫くすると起き上がる）という特徴があります。ボスの前でやられたフリでもしてくれているんでしょうか。

ボートヤード

販売価格：$10,000
収益：$2,000

バイスポートにあるボートヤード。以前は密売人の依頼を受けてはスピードボートを製造していて、リカルド・ディアスのミッション「Supply & Demand」ではコスタリカの麻薬密売組織が発注したSqualloを盗むことになります。

トミーが買い取った後はコカインの流通拠点として使われるようになります。従業員にはドウェインとジェスロが居ましたが、トミーがボートヤードを買い取った後はサンアンドレアスに移り住んだようです。

ボートヤード購入後は、置いてある2台のボート（SqualloとCuban Jetmax）のどちらかに乗るとチェックポイントレースが始まります。水上に置かれたブツを収集し、制限時間内にディーラーへ届けましょう。チェックポイントを通っていくためには何度も旋回したりジャンプをしたりを繰り返していくので、最高速度はSqualloに劣るものの操作性で勝るCuban Jetmaxを使用するのがオススメです。レースをクリアすれば定期収入が得られるようになります。

チェリー・ポッパー アイスクリーム工場

販売価格：$20,000
収益：$3,000

リトルハバナになるアイスクリーム工場。というのは仮の姿で、本当は別の“アイス”を製造販売している工場です（アイスクリームという単語はコカインやメタンフェタミンの隠語として使われることが多く、実際アイスクリームの移動販売をしながら麻薬の売買を行っている売人も居ました。スコットランドのグラスゴーではそんな売人同士による「アイスクリーム戦争」が起きたこともあります。詳しくは歴ログさんの記事で）。

トミーも最初はここが本物のアイスクリーム工場だと思って購入しましたが、以前の所有者であるモード・ハンソンの話を聞いてここが麻薬製造工場であることに気づき、自身もそのビジネスを継ぐことにしました。

Mr.Whoopee（アイスクリーム販売車）に乗り込み、L3で音楽を鳴らすとミッション「Distribution」がスタート。通行人の近くで車を停めると、人々がワラワラと車に寄ってきて“アイス”を売り捌くことが出来ます。

しかし、表向きはアイスクリーム販売に見せかけてはいるものの、人々と取引を続けていると流石に通報され手配度が付いてしまいます。Mr.Whoopeeは初速が非常に遅く、警官が運転席の横に立った時にはもう手遅れです。客の頭上にはマーカーが光っているので、マーカーが付いていない男がMr.Whoopeeに向かってくるのが見えたらお客さんが居ても一目散に逃げましょう。

手配度1であれば放っておいても消えるのでそのまま警察を警戒しつつ取引を続けていてもいいですが、手配度2になると流石に厳しいのですぐに賄賂を取るなり塗装屋に行くなりして手配度を下げましょう。オススメは工場から南のバイスポートで、人通りも多く塗装屋があるため販売と逃走がスムーズに行なえます。

一度のミッションで50人のお客さんに美味しい“アイス”を届けることが出来たらミッションクリアとなり、定期収入が得られるようになります。取引数が50人を超えてもミッションは終わらないので、定期収入が目当てなら50人を超えた時点で車を降りてミッションを終わらせましょう。

実は取引をするエリアによって客の単価が変わる（スターフィッシュ島などの金持ちが集まるエリアでは高く、リトルハバナなどの貧民層が集まるエリアでは安い）んですが、1人あたり6〜15ドル程度の違いしかないので、無理に金持ちが集まるエリアに向かう必要はないです。

ポールポジションクラブ

販売価格：$30,000
収益：$4,000

オーシャンビーチにあるストリップクラブ。スレンダーな女性からふくよかな女性まで、様々なダンサーが客の心を満たしてくれます。

「ポールポジション」はレース用語で、決勝で先頭の位置からスタートすることを指します（大体のレースでは予選でトップタイムを出したドライバーがポールを取ります）。ストリップでポールダンスを行うことと絡めたシャレでしょう。店の看板にもレースで使われるチェッカーフラッグが見えますね。

物件を購入することでクラブ内に入ることが出来るようになり、女性たちのダンスを楽しめます。また、店の奥の開いているプライベートルームに入るとプライベートダンスが楽しめます。プライベートダンスを楽しんでいる間はダンサーへのおひねりで所持金が減っていき、その額が300ドルを超えると定期収入が得られるようになります。

定期収入が得られるようになると更に奥の部屋が開き、そこでは特別なプライベートダンスが見られます。余談ですが、ここのダンサーはバイスシティのコンセプトアートでよく見られるあのお姉さん。このお姉さんは双子で、1人はこのポールポジションクラブでダンサーを、もう1人はマリブクラブでバーテンダーをやっています。イラストでは美しいお姉さんを実物で見てみると……まぁ、メルセデスがあんな感じなのでお察しです。

（ディアスの後ろにいる双子。VCだけでなく、シリーズ作品ではちょくちょくこの女性たちのイラストを見かけますよね）

メルセデスと言えば、序盤のミッション「The Party」で彼女をこのクラブに送り届けることになります。彼女の奔放さを考えると、彼女もここでダンサーとして働いているのではないかと思われます。

カウフマン・キャブ

販売価格：$40,000
収益：$5,000

リトルハイチにあるタクシー会社。小規模な会社ながら、パワフルな経営で大手にも負けない業績を納めています。

名前のカウフマンは役者のアンディ・カウフマンからとられていて、彼が出演していたアメリカのテレビドラマ「Taxi」シリーズがこの会社のモデルになっているそうです（タクシー会社の撮影セットがここの内装とそっくりらしい）。

会社を回しているのは配車係のドリスで、彼女は新オーナーのトミーが来るなり「どこのファミリー？」と聞いてきたことから、これまでも裏社会の人間がこのタクシー会社を運営してきたようです。そしてトミーはオーナーでありながら用心棒兼タクシードライバーとして働きます。

ライバルは大手のバイスシティキャブで、タクシーの台数が多くモデルも新しいライバルに対し、直接的な破壊行為（客が乗ったタクシーに体当りして客を奪ったり、走行中のタクシーを破壊したり……）で営業妨害を行うという、バイスシティ流の経営努力で厳しい世界を生き延びています（バイスシティキャブも他人の名を騙って嘘の送迎を頼み、こちらを誘き寄せて袋叩きにしようとしてきたり、どっちもどっちである）。

3つのミッションを終えると定期収入が入るようになります。また、会社の中にCabbieの高性能版であるZebra Cabが置かれるようになるので、タクシーミッションを行う時などに使用してみるといいでしょう。

サンシャインオート

販売価格：$50,000
収益：$1,500〜$9,000

リトルハバナにあるカーディーラー。2年前はトレーラーパークの隣りにある小さなディーラーでしたが、今では2階建てのショールームを備える立派な物件となっています。

元々の所有者はバイスシティマンバス（アメフトチーム）の元スター選手であるBJスミス。しかし、店の経営が上手く行かず現役復帰をすることになり、店の所有権はトミーに売却されました（それにより店舗名もBJ Used Autosからサンシャインオートに戻されました）。

表向きはセダン車からレーシングカーまで取り揃えるカーディーラー（車の修理・塗装も請け負う）ですが、裏では盗難車の転売に違法な公道レースに関与と、黒いカービジネスの拠点にもなっています。

盗難車のリストは1から4まであり、1の車を全て集めると定期収入として$1,500が手に入ります（建物の裏手に今必要な車のリストと車を入れるガレージがあります）。2までクリアすれば$4,000、3は$6,500、4は$9,000と段々収入が増えていくのでどんどんリストを埋めていきましょう。しかし、リスト4ではギャングカーにゴルフカートといったマニアックな車ばかり盗むことになりますが、大分ニッチな客層も相手にしているようですね。

ショールームの中は初期だとSentinelのみが展示されていて、車集めのリスト1を終えるとDeluxo、2を終えるとSabre Turbo、3を終えるとSandking、4を終えるとHotring Racerが展示されます。これらの車はオーナーとして乗り放題なので、好きに使ってしまいましょう（SandkingとHotring Racerは2階に展示されているので、毎回出る度にジャンプさせられます）。

また、車集めのガレージの横にはレースの情報が載った掲示板があります。そこから好きなレースを選んで参加できるので、好きな車でスタート地点へ行きレースで勝利をもぎ取りましょう。

他にも設備として塗装屋と4つのガレージが備え付けられているため、車好きにとっては最高の拠点になります。レア車やスポーツカーなど好きな車でガレージを満たしましょう。

インターグローバル・フィルムズ

販売価格：$60,000
収益：$7,000

プローン島にある映画スタジオ。2年前はトランスジェンダーの映画監督であるレニ・ヴァッスルマイヤーがこちらを拠点に活動していましたが、レニがヨーロッパに帰った後はポルノ映画監督のスティーブ・スコットがこちらを拠点にしています。

スティーブ・スコットはどんな映画にもサメとマッシュポテトの山を絡めようとする独特な感性の持ち主で、その癖のある作風故かこれまで大きなヒット作を作ったことがなかったようです。しかし、トミーがこのスタジオを購入し、映画製作を助けたことで彼の人生が好転します。

なお、スティーブのモデルは外見を見ても分かるようにスティーブン・スピルバーグ監督。彼がトミーと作り上げた映画「Bite」はジョーズが元ネタでしょうし、「Closer Encouters」は「未知との遭遇」が元ネタでしょう。

（オーシャンビューホテルの部屋に貼られている映画ポスター）

映画スタジオの中を見ても、洋上に浮かぶ戦艦のセットやUFOの作り物など、ポルノ映画とは全く関係無さそうなものばかりが置かれています。この辺もスティーブの趣味なんでしょうね。なお、月面着陸を思わせるセットについては、SF繋がりであると共に「本当に人類は月面着陸に成功したのか？」という有名な都市伝説を揶揄したものだと思われます。

スティーブの仕事ぶりを見たトミーは呆れ返り、映画ビジネスを成功させるため積極的に彼の仕事に介入します。まずはポルノスターとして有名なキャンディ・サックスと、コルテス大佐の娘であるメルセデスをスカウト。質の良い女優を揃えた後は、飛行機で空からビラを撒いたり、ビルのサーチライトを使って広報活動。途中、下院議員のアレックス・シュラブがポルノ作品の全面禁止を打ち出そうとして作品の公開が危ぶまれたものの、彼が女装しながらキャンディと不倫する姿をスクープしたことで彼を黙らせることに成功しました。

これらの活動で作られた作品「Bite」は記録的な大ヒットを収め、スティーブは成功した映画監督として億万長者の仲間入りを果たしました。と、こんな感じで4つのミッションをクリアすることで定期収入が得られるようになります。

ちなみに、サンアンドレアスにはインターグローバルテレビジョンという会社の映画スタジオが存在します。ミッションには全く絡まないのでバイスシティのこの物件と関連性があるのかは分からないですが、スティーブが映画で大成功を収めたのでサンアンドレアスまで事業を広げたのかなと妄想することもできますね。

（インターグローバルテレビジョンのスタジオ。ロスサントスの西部はあんまりミッションに絡まないんですが面白そうな物件がいっぱいありますよね）

プリントワークス

販売価格：$70,000
収益：$8,000

リトルハイチにある印刷所。廃業寸前のところをトミーが購入し、印刷工の父親を持つトミーは父の影を追って新聞や雑誌の印刷をしようかと考えていましたが、従業員のアーネスト・ケリーの提案でニセ札の印刷を試みます。

ケント・ポールから情報を聞き出したトミーは海運会社の積荷係を脅迫し、原版がいつバイスシティに届くかを把握。そしてトライアドからニセ札の原版を奪いニセ札の印刷を開始します。この2つのミッションにより定期収入が得られるようになりますが、果たしてこの収入は本物のお金なのかニセ札なのか。

ベルセッティ・ファミリーの資金源としてフル稼働していた印刷所でしたが、再三の警告を無視するトミーに怒り心頭のソニー・フォレッリがリバティーシティから代金の徴収係を派遣。ケリーを傷つけられたトミーも激昂し、徴収係を全滅させたことが彼らの最終決戦に繋がります。

マリブクラブ

販売価格：$120,000
収益：$10,000

バイスポイントのナイトクラブ。街中の人間が集まる大盛況のクラブで、元ネタは映画「スカーフェイス」に登場するバビロンクラブだと思われます。

ステージの上ではバイカーギャングや警察官の服装をした男たちがダンスをしていますが、彼らが本物なのかコスプレなのかは分かりません。恐らくは本物ではなく、ヴィレッジ・ピープルを元ネタとするアーティストグループなのではないかと思います。

クラブの奥にはバーテンダーの女性が居ますが、マリブクラブを購入していない状態でクラブ内で暴れたり、ガードマンを無視して2階のプライベートエリアに入ろうとすると、スッと短銃身ショットガンを持ち出して攻撃してきます。クラブを購入すると前述の双子の女性が非武装で働くようになるので、オーナーになるまで暴れるのはやめましょう（オーナーだったら尚更暴れちゃダメだよ）。

クラブは強盗計画の拠点になっていて、ここでケン・ローゼンバーグと議論したトミー（実際はケンの暴走を諌めているだけ）は、金庫破りの名人カム・ジョーンズ、銃の名手フィル・キャシディ、心を閉ざす運転手ヒラリー・キングを集め強盗計画を練ります。

そしてヒラリーを犠牲にしつつもリトルハバナの銀行強盗を成功させ（カムが生還するかどうかはプレイヤー次第）、クラブからも定期収入が得られるようになります。「銀行強盗とクラブの定期収入関係なくない？」とか思わなくもないですが、とにかくお金が入るならヨシ！

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