GTA5に登場する企業、ベネファクター(Benefactor)について紹介していきます。
モデルの考察
モデルはドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツですね。今作ではかなり待遇の良いメーカーで、初期から多くの車種がラインナップされている上に、元ネタの車が基本的にメルセデス・ベンツの車で統一されているため、現実の車好きも違和感なく受け入れられる設定となっています。追加車両もほぼほぼメルセデス・ベンツの車両ですし、元ネタをごちゃまぜにしがちのGTAでは珍しい正統派のメーカーですね。
オフラインではベネファクターのショールーム裏にあるガレージがマイケルのガレージとして利用できます。建物のモデルはHornburg Jaguar & Land Rover Dealership 。モデルを意識しているのか、ショールームにはベネファクターのフェルツァーやガリバンターのボーラーが展示されているようです。
ブログで紹介した乗り物
スターリングGT:モデルはメルセデス・ベンツ 300SLRクーペ。ガルウイングドアもしっかり再現。
グレンデール:モデルはメルセデス・ベンツ W112。W113の要素も強め。
グレンデール・カスタム:グレンデールのローライダー版。数少ないセダン系のローライダー。
ダブスタ:モデルはメルセデス・ベンツ Gクラス(W463型)。「ダブスタ2」と呼ばれるレア仕様が密かに人気。
セラーノ:モデルは第2世代のメルセデス・ベンツ Mクラス(現GLEクラス)。長らく非売品でしたが突然の市販化。
パント:モデルはスマート フォーツー(第2世代)。今作で最も小さい4輪自動車。
フェルツァー:モデルはメルセデス ベンツ SL65 AMG Black Series。レースカー並みのエアロが付いていますが、一般車として普通に野良湧きします。
シャフター:モデルはメルセデス・ベンツ Eクラス W212。バリエーション豊富な車。
シュワルツァー:モデルはメルセデス・ベンツ Eクラス E550クーペ。ドリフト勢に人気の1台。
シャフターV12:モデルはBRABUS E V12。メルセデス・ベンツ Eクラス W212をブラバスがチューニングした車。
シャフターLWB:シャフターV12のLong Wheel Base版で、モデルはメルセデス・マイバッハ S600。V12と同じく、要人向けな装甲仕様も有り。
SM722:モデルはメルセデス・ベンツ SLRスターリング・モス。ルーフどころかフロントウィンドウも無いスパルタンなスピードスタースタイル。
スラーノ:モデルはメルセデス・ベンツ SLS AMG ロードスター。スターリングGTの後継機かも。
シュラーゲンGT:モデルはメルセデスAMG GT。カスタム次第でFIA-GT3っぽくすることも可能。
ダブスタ 6×6:ダブスタを6輪仕様にした車で、モデルはG63AMG 6×6。
XLS:モデルはメルセデス・ベンツ GLSクラス。セラーノの上位モデル?
ストレイター:モデルはメルセデス・ベンツ Eクラス オールテレイン 4×4²。メルセデスのエンジニアがオールテレインを魔改造した車。
クリーガー:モデルはメルセデスAMG プロジェクトワン。F1マシンのパワーユニットをほぼそのまま積み込んだ驚異のロードカー。
LM87:モデルはザウバー C9。ベンツを久々にモータースポーツ界の表舞台に立たせたプロトタイプカー。
BR8:モデルはレッドブル RB7。正に現代フォーミュラマシン。
武装リムジン:シャフターをリムジンにして、ルーフにミニガンを付けたバージョン。映画の悪役が使いそうな車。
テラーバイト:モデルはメルセデス・ベンツ ゼトロス 6×6。東北大震災の際には復興支援として日本に贈られてきたことも。
ブルーザー:モデルは映画「マッドマックス 怒りのデスロード」に登場したピープルイーター。グレンデールのボディが被せられています。
モデルについて
メルセデス・ベンツ
ドイツの自動車メーカー。日本では過去に輸入元であったヤナセが打ち出したイメージにより、高級車メーカーという認識を持っている人も少なくないが、高級車に限らず大衆車であったり商用車や軍用車などを幅広く展開する自動車総合メーカーとして経営されているのが実態だ。
1886年、ドイツの技術者カール・ベンツが世界初の自動車を完成させ特許を取得する。しかし、当時の自動車は主要な交通手段であった馬を邪魔するだけの存在と見られており、世間からの評価は低いものだった。
そこで、妻のベルタはカールの就寝中に息子を連れてマンハイムから106km離れたプフォルツハイムまで1日掛かりのドライブを敢行。舗装もされていない当時の道をこの速度で駆け抜けたのは、当時の馬車であれば10頭の馬を乗り換えなければ出来ない偉業であった。この一件から、世界に自動車の有用性が知れ渡っていくことになる。
メルセデス・ベンツと言えば銀色のボディカラーと「シルバー・アロー」の異名が印象深いが、それらは1930年代のグラン・エプルーブ(現在のF1世界選手権に相当)に由来する。そのレースシリーズでは車の重量を750kg以下にすることが義務付けられていたが、1934年のアイフェルレース前夜にメルセデスチームは自分たちの車両が規定を1キログラムオーバーしてしまったことに気付く。
たった1キロを削ぎ落とすためチームが取った苦肉の策は、ボディーに施された純白の塗装を剥がすことだった。そうして出来上がった銀色に光るアルミ剥き出しの車両は、そのレースで見事に勝利を収める。それ以降メルセデス・ベンツのレースカーは銀色がトレードマークとなり、「シルバー・アロー」の愛称で親しまれることとなる。
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