標準的なパトカーを使うのが最善策ではないこともあります。その代表例が潜入捜査をしているときでしょう。深く潜入しすぎて、警官ではなく、自らの警棒を愛撫しながらバインウッド大通りを流しているただの男になってしまうこともあるでしょう。特殊作戦にようこそ。
(Warstock Cache & Carryでの解説)
「チョップ・ショップ」アップデートで追加された覆面クルーザー。一般車に紛れて犯罪者を観察するほど楽しいことはありません。どこに潜むか分からない1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ヴァピッド(Vapid)
名称:覆面クルーザー(Unmarked Cruiser)
分類:緊急車両
駆動方式:FR
乗車定員:4人
購入価格:$3,950,000(手配度☆3以上で5分間生き延びる事で購入可能。サルベージヤード強盗の「ギャングメンバー強盗」をホストとしてクリアで$2,962,500に割引)
備考:プレイヤーが所有している物件の中でのみカスタム可能
モデル車の考察
モデルはフォード クラウンビクトリア ポリスインターセプター(P71型)ですかね。クラウンビクトリアの第2世代をベースに、パトカー仕様の各装備が取りつけられた車となります。
この覆面クルーザーは旧型ポリス・クルーザーの派生バージョンとなっており、覆面仕様として最低限の警察装備が用意されています。アメリカの警察車両は「Marked」と「Unmarked」に大別されていて、前者は所属している機関が車体にマークされている日本で言うところの白黒パトカーで、そういったマークの無い覆面パトカーなんかは後者で区別されています。
日本の覆面パトカーは取り締まりの時だけパトランプを付けるくらいで一見すると一般車にしか見えないのが特徴ですが、こちらの覆面パトカーは車内にライトがあったりリアに警察車両であることが明記されていたり、日本のものと比べると覆面であることが分かりやすくなっています。
これは警察車であると分かりやすくしておかないと追尾した相手に強盗と思われ反撃を受ける危険性が高いという事情があり、銃社会のアメリカでは反撃で銃撃を食らう可能性も高いのでそうせざるを得ないようですね。また、警察以外の人からしても、覆面と思われる車両の指示に従ったら実は強盗だったという事件も頻発しているので、相手がちゃんと警察だと分からないと止まるに止まれないのもあります。銃が普及しているが故の大変さですね。
オンラインでは「チョップ・ショップ」アップデートでスタニアーLEクルーザーと共に念願の個人車両化となりました。それに伴い、この車もスタニアー系列の1台であると明らかになりましたね。完全に一般車化はできないものの、スタニアーLEの派生車両の中では一番純正に近づけられるモデルなので、パトカーとは違った価値があります。
なお、通販サイトでの解除条件は「手配度☆3以上で5分間生き延びる」という一風変わったもので、長時間のカーチェイスをこなさないと購入ができません。なぜカーチェイスをしたら覆面が買えるようになるのかはともかく、戦闘車両を駆使するなどして条件を満たしましょう。
走行性能
性能面に関してはスタニアーLEクルーザーとほぼ同じなので割愛させていただきます。若干覆面の方が性能が低いらしいんですが、別に気になるほどの差でもないです。どっちも普通のセダンですね。
オフラインでは、メトロのストロベリー駅のロータリーで夕方6時から朝7時辺りにぐるぐると巡回しているのを見つけられます。ただし、警官が4人ぎっしりと乗車しているので奪うのはちょいと大変です。ディレクターモード中に確保して、各主人公のガレージに入れておいて本編に戻るのが安全でしょうか。
他にも、スモーク・オン・ザ・ウォーターの不動産ミッションで出現したり、「グラスルーツ:回収」で出てきたものを回収してトラック破壊でミッションを失敗したりして入手できます。オフラインではかなり出番の限られる車なので、入手できたら色々と遊んでみましょう。ちなみに、この車に乗り込むとカービンライフルが手に入りますよ。
オンラインでも基本的にミッション中でしか出てこないレア車で、極秘貨物の調達、ナイトクラブの売却、ペーパーラボの配達で見かけることがあります。ガレージには保管できないのでその場限りの遊びしかできませんでしたが、「チョップ・ショップ」アップデートで個人車両化されてこれらのミッションを介さなくても乗れるようになりましたね。
カスタマイズ
この車の独特な仕様で、「プレイヤーが所有している物件の中でのみカスタム可能」となっています。つまり、ロスサントス・カスタムなどに持ち込んでもお断りされてしまうので、アリーナのワークショップなどに持ち込む必要があります。警察車両は扱えねぇってことでしょうか。ちなみに、プレイヤーが所有していればいいので、他人のオートショップに持ち込むことは可能です。
警察の装備が色々あったスタニアーLEクルーザーに対し、こちらはプッシュ・バーとサーチライトの着脱しかできません。覆面なので警察の装備はそれくらいでもいいんですが、それならバンパーとかグリルとか普通の改造パーツも欲しかったかな〜とは思いますかね。ほぼ純正にできるという点はスタニアーLEクルーザーには無い強みですが、逆に言うとそれくらいしか個性が無いですかね。
ペイントはメインカラーの単色になっています。スタニアーLEクルーザーのようにサブカラーでの塗り分けはありません。
サスペンション変更による車高の下げ幅は何故かスタニアーLEクルーザーよりも狭まっていて、気持ち程度しか下がりません。むしろ車高を下げたいのはこの車の方なのでは?
感想
こちらもスタニアーLEクルーザーと同様に割引込みでも300万ドルという凄まじく足元見られた値段設定です。スタニアー何台分だと思ってるんだ全く!それでも買うんだろうと思われているんでしょうが、買っちゃうよね〜。ええ買いますよ。覆面パトカーなんて最高のおもちゃ、買わずにはいられません。
とはいえ、覆面パトカーかつ2代目スタニアーという以外に何もない車であることは確かで、ほぼカスタマイズ性皆無の初期セダンに300万ドルという法外なカネを出せるかどうか。1台持ってるとめちゃくちゃ楽しい車ですが、財布とは要相談です。
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