
こんばんは、麻乃ヨルダです。気づけば今は2026年、気づけば6月ということで、4年に1度のサッカーワールドカップの時期がやってまいりました。
折角のお祭りのなので出来る限り多くの試合を見たいと、どの時間帯の試合も頑張ってリアタイ。今日はウズベキスタン対ポルトガル、パナマ対クロアチア、コロンビア対コンゴの試合を見たので感想を書いていきます。
スターは遅れてやってくる
コロンビア相手に敗北したウズベキスタンと、初戦のコンゴ戦で圧倒的にボールを保持したもののロクにシュートチャンスを作れず引き分けに終わったポルトガルの戦い。ウズベキスタンは5−4−1でしっかりと守りから入り、ポルトガルは初戦の不甲斐なさを払拭したそうなアグレッシブなボール保持で入り、いきなりポルトガルが惜しい決定機を作りテンションの高い立ち上がりに。
すると5分、カンセロが右サイドをドリブルして対面のDFをブチ抜き、カンセロのクロスを蹴り込んでゴールを決めたのはロナウド!初戦はゴール前への入り方やシュートの上手さといったらしさが全く出ず、周りの選手も彼に気を遣ってボールを集めるばかりの縛りプレイ状態でしたが、ここはらしさ全開のシュートエリアの入り方と決定力でエース健在をアピールしました。
先制されたもののやることは変えずに行くしかないウズベキスタンに対し、ポルトガルは緩まず攻勢をかけ続けます。そして17分、ペナルティーエリアの目の前でポルトガルがフリーキックのチャンスを得ると、そのシュートをゴールに叩き込んだのはヌーノ・メンデス!ロナウドが蹴る気満々の空気を出してウズベキスタンの守備陣を翻弄し、左足で壁の隙間を撃ち抜きました。
流石に2点差となっては前に出ざるを得ないウズベキスタン。プレスを掛けに行き、ボールを繋いでポルトガルの方が構える展開になっていくと30分。カンセロが自陣でドリブルしたところをファイズラエフがタックルしてボールを奪うと、こぼれたボールをダニエフが凄まじいミドルシュート!ディオゴ・コスタも全く触れないゴラッソでしたが、ファイズラエフのタックルがOFRでファウルと判定されノーゴールに。点は認められなかったもののウズベキスタンは勇気が出るワンプレーとなりました。
ウズベキスタンの時間がしばらく続いての39分、ボールを奪ったところからジョアン・フェリックスがフリーになっていたブルーノ・フェルナンデスに即座に繋ぎ、ブルーノ・フェルナンデスがドルブルで前進しながら完璧な精度のスルーパス。そのパスを難しい角度からファーサイドに流し込んでみせたのがロナウド!お手本のようなカウンターでロナウドの2ゴール目が決まりました。
ウズベキスタンもショムロドフのキープ力とファイズラエフの仕掛けから攻め手は作れているのですが、ゴールまでは難しく。そして前半が終わり後半が開始。後半の始まりはポルトガルがボールを保持し、3点リードをしっかりキープするために点を取りに行くよりもゲームをコントロールする方向でウズベキスタンを動かしていきます。
後半15分、ポルトガルはデザインされたフリーキックから決定機を作りコーナーキックへ。そのコーナーキックをブルーノ・フェルナンデスがニアへグラウンダーで蹴るとニアでジョアン・フェリックスが触り、ブロックしたクサノフの身体に当たってオウンゴール。ブルーノ・フェルナンデスのキック精度が幾度となくポルトガルのチャンスを演出しています。
最後は41分、ブルーノ・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したネウソン・セメドがグラウンダーでクロスを送り、ディフェンダーが触ったボールを拾ったラファエル・レオンが豪快にシュートを撃ち抜いて5点目!普通は交代選手で出てくるレベルではないタレントっぷりを見せつけるレオンのゴールでポルトガルのゴールショーが幕を閉じました。
ポルトガルはコンゴ戦の嫌なイメージを完全に払拭できる試合となりました。外回し外回しでいつまでも穴が開かないボール回しではなく、中央から相手を動かしてサイドを連携と個人技で崩し、最後はロナウドの決定力。初戦は他国のゴールを決めたエースたちと比較されて批判されていたロナウドにゴールが生まれ、ワールドカップ6大会連続ゴールの大偉業が達成されたことで、プレッシャーも忖度も無くなったでしょう。
まぁ、ロナウドが2点決めた後はまたメッシを超える最年長ハットトリック狙いでみんながロナウドにボール集めだしちゃいましたけど笑。ともかく非常に重要な勝利で、タレントの揃い方を見たらこれくらいのパフォーマンスは見せてもらわないと困ります。ここからギアを上げて決勝トーナメントで躍進できるか。
ウズベキスタンはやることはやったかなと思います。ポルトガルのパフォーマンスが良かったですし、開始5分で先制されたらウズベキスタンじゃなくてもこういう試合展開になってしまうのは必然でしょう。ショムロドフとファイズラエフはポルトガル相手でも通用していて、育成の成果が出ている最中らしいので、今大会でしっかりと全力を出し切って以降の大会へ繋げる経験ができれば御の字でしょう。第3戦目はコンゴとの戦いで、お互いに歴史を作るための一戦になると思うので頑張れ。
チームか、個の力か
初戦はガーナを相手に最後の最後で点を取られ負けてしまったパナマと、イングランドと壮絶な打ち合いをして敗北したクロアチアの対戦。お互いに勝利以外は選択肢が無く、序盤から積極的な入り。前線から積極的にプレスを掛けるクロアチアに、パナマも5−4−1でブロックを敷きながらもクロアチアが後ろ向きになると一気にプレスを掛けてラインを押し上げていきます。
パナマはサイド攻撃に特徴があり、ロングボールで一気にサイドへ展開したり、ウイングバックとウイングのコンビネーションで崩したりと、右サイドも左サイドも上手く攻めることができていてクロアチアは対応に苦しみます。クロアチアは新星のバトゥリナが好プレーを連発して中盤で起点を作りながら押し込みますが、そこからの崩しはパナマのコンパクトなブロックを前に有効な打開策が見えてきません。
お互いにチャンスを作りながら、パナマの方が決定機を作れていてチャンスの質が高かった前半の前半。ハイドレーションブレイク明けも構図は大きく変わらずで、クロアチアはボールを保持しても中盤の選手が一人一人でボールを動かしているのでパナマの守備陣の意表を突けておらずハイラインの攻略ができません。パナマもクロアチアのボール回しに慣れてきて、クロアチアはボールロストからカウンターを受ける機会が増えていきます。
パナマはシンプルなボール回しながら手数を掛けずにサイドの裏を取るとチーム全体で意思統一出来ているので、そのスピード感にクロアチアは後手を踏みます。ただ、非常に得点の香りがする攻撃が出来ている一方で、ゴール前で決定的な仕事が出来る選手がおらずチャンスは作れていても点が取れません。素晴らしいタレントが揃いながら連動が無く個人技頼みのクロアチアと、素晴らしい組織力で攻守に完成度の高さを見せながら明確にタレントが足りないパナマの構図が、時間の経過でより鮮明になって前半が終了します。
クロアチアは後半に入ってブディミルとクラマリッチが投入され、前線中央でポイントが作れるようになるとサイドバックの上がりも促進できるように。すると9分、右サイドのコンビネーションからスタニシッチがオーバーラップしてクロスを上げると、中で合わせたのはブディミル!交代選手による修正から決定機一発で仕留めてみせ、タレントの違いを見せつけるようなゴールとなりました。
引いて守ることができなくなったパナマは前に出ていかなければいけない状況に。そうなってくるとクロアチアは中盤の名手たちによってパナマのプレスを回避することができ、ボールを持たされるパナマはカウンターを受ける側となって苦しんでいきます。フィニッシュの質の低さもより浮き彫りとなっていき、どんどん焦りが募る展開に。
クロアチアもリードをして落ち着けるかと思いきや、パナマに攻められる中で2点目を取りに行くのか1−0で締めるのか意思統一出来ていないようで、シンプルにクリアすべきところと後ろから繋ぐところとハッキリせず、変に繋いで危ないボールロストをしていてバタバタ。ゲームは最後まで落ち着かないまま進んでいき、同点もありそうなところで試合終了。クロアチアが生き残りを賭けたゲームに勝利しました。
クロアチアはゲームメイクを個人の裁量に依存させているチームなので、統率されたコンパクトな守備ブロックを前にするとどうしても手詰まりになりがちですね。今回は選手交代で打開できましたが、この問題は今後も変わらないでしょう。この点は今に始まったことでは無いのでいいとして、気になるのはゲーム運びがグダグダなことですね。
強かった時のクロアチアはどんな相手とも自分たちのやりたい試合展開に引きずり込んで、判定勝ちに持っていけるようなチームでしたが、世代交代が進んで老獪なベテランが減ったり影響力を減らしていったせいか、「こういうシチュエーションの時はこうプレーすべき」という暗黙の了解が失われている感じがします。そのため、全盛期にはあった異様なまでのしぶとさが無く普通のチームに落ち着きました。それでもやれるところまでは限界まであがき続ける、モドリッチと共にあるクロアチアが今回はどこまでいけるか。
パナマは相変わらず本当に良いチームなんですけど、相変わらず本当にゴールを決められないです笑。チームの出来に対して選手の質が付いてこない、発展途上のチームあるあるな悲しみを抱えています。ゴールドカップでもよく見た光景で、一年ですぐに問題が解決するわけもなく、タレントが生えてくるまでは悩みが続きそうです。ただ、パナマは現在CONCACAFで4番手くらいにつけているチームなので今後も国際大会の経験は積み続けられそうで、継続的に成長のチャンスがあるので期待感はあります。本当に頑張って欲しいです。
ここはもはやコロンビアのホーム
初戦でウズベキスタンを下したコロンビアと、ポルトガルを相手に引き分けることができたコンゴの戦い。コロンビアはコンゴの様子を見ながらゆったりとビルドアップをして、コンゴは前から取りに行かず睨み合いのキックオフ。しかし、そこから数分毎に決定的なチャンスが生まれるスリリングな展開となり、いきなり試合のボルテージが上がります。
コロンビアは多彩な攻撃からチャンスメイク。左サイドをコンビネーションで崩してマイナスクロス、アーリークロスで攻撃参加しているサイドバックにヘディングシュートを打たせる、ハメス・ロドリゲスが強烈なミドルシュートを放つと、コンゴは序盤15分だけで5度もエムパシがシュートをセーブするシーンが訪れます。
コンゴはコロンビアの流動的な攻めに苦労し防戦一方。コンゴの2トップがそこまで守備に走らないところを、コロンビアはボランチ2枚でズラしつつフリーマンのハメスが絡むと、コンゴはボールの取り所が全く定まりません。コロンビアは深くコンゴを押し込み続けているのでカウンターも許さず、馬乗りで殴り続けているような前半の前半で、ハイドレーションブレイクがコンゴの窮地を救います。
ハイドレーションブレイク明け、コンゴは2トップを1トップ気味にして重心を下げる選択。以降はコロンビアも一方的に攻め続けられる流れにはならず、コロンビア優位ではあるもののコンゴもチャンスを作り出していき試合の行方は分からなくなっていきます。コロンビアもハメスが守備に走らない分ボール非保持の局面だと隙はあるので、ボールを持てさえすればコンゴにも攻め手があります。
段々と試合が拮抗し始めての後半。0−0の状態が続くとコロンビアにも焦りが見え始め、ボール回しでミスが出たりコンゴのカウンターを受けたりと前半の攻勢が嘘のように静かに。お互い中々ゴール前まで侵入できずにテンションの低いゲームとなり、ゆったりと時間が流れてハイドレーションブレイクに入ります。
ハイドレーションブレイクが明けるとお互いにチャンスを作り、最後の勝負どころでお互いに勝利を狙って前に出ていきます。すると30分、コンゴ陣営のペナルティーエリア手前でボールの奪い合いが発生すると、コロンビアがボールを拾ってキンテーロがジョン・コルドバにパス、コルドバは体を張ってボールを守り、そのボールを貰ってシュートを流し込んだのはムニョス!再三に渡って攻撃参加をし続けたムニョスが、キーパーの動きを見てファーを狙うような体勢からニアを抜くストライカーのようなシュートで大事な大事な先制点を奪いました。
リードを奪われてしまい点を取りに行くコンゴでしたが、ここで元気が出てくるのがコロンビア。ルイス・ディアスを中心に、攻めるコンゴを裏返して速攻を繰り返し、コンゴは攻めに集中することができません。コロンビアは引いて守るのではなくある程度プレスを掛け、ただ耐えるのではなくコンゴを押し返しながら時間を使います。コンゴはロスタイムにコーナーキックから良いチャンスを作るもタイムアップ。テンションの上げ下げが激しい試合を制したのはコロンビアでした。
コロンビアは序盤こそ圧倒的な攻め手でこれはもう楽勝かなと思いましたが、良い時間に決めきれないとコンゴの修正でいきなりトーンダウン。最後の勝負どころでしっかりとギアを上げて仕留めきったのは流石だったものの、決定力にはちょっと不安も。ハメスというメリットとデメリットのある王様を起用する以上、常に攻め勝ちは狙えるチームでありたいですね。しかしコロンビアのサポーターは凄まじい熱量で、母国開催か?と思うレベルで手厚く応援しているので、ほぼホームアドバンテージの力で実力以上のパワーを出してくれるでしょう。
コンゴは良い戦いが出来ていたと思いますが、パナマと同様にフィニッシュの質が伴わず、追い詰められた状況になるほど基本技術の部分で勿体ないプレーをしてコロンビアを助けてしまいました。結構タレントは揃っているんですが、欧州のトップリーグでプレイし続ける選手とそうでない選手との差は流石に感じますね。コンゴも今後……これからのチームでしょう。
というわけで今日は3試合を視聴しました。試合開始時間の都合でなんとか今回は3試合を見切ることができました笑。ロナウド大爆発、クロアチアとパナマの死闘、国際大会で気合がヤバいコロンビアとそれぞれの試合で見所があったおかげでもあります。ただ、結果だけを見ると勝ちそうなチームが順当に勝っていったのは間違いないので、出場国が増えて大会のレベルが上ってもやはり強豪国は強いという感じに落ち着きました。ここから番狂わせはどれくらい起きるか。
無料で見れるワールドカップ2026の試合を画像にまとめました。 pic.twitter.com/Je4AR8TtDH
— サブスクなび|W杯日程ツール (@subscript_navi) May 31, 2026
(有志の方がまとめてくれていたワールドカップの無料放送試合)
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